閑話 海の人生
僕は海の場所を離れ、次の国『シジバレ』に向かっていた時の話・・・
僕は、数時間シジバレの方向に歩き続けているがまだ付く気配はなかった。
土解者は突然話し始めた。
「なあ。そういえば海の人生について詳しく話されてない気がするんだが」
僕は言った。
「前話しただろ?」
土解者は言った。
「あれは詳しい話じゃなくて大まかなところだけ詳しい話だろ?」
僕は言った。
「確かにすかもしれないけど大事なところは話したのだからいいだろ」
土解者は言った。
「でもな。この向かう時間退屈じゃねぇか?」
僕は言った。
「確かに退屈だが。なんだ?」
土解者は言った。
「退屈な時間はいやだろ?」
僕は言った。
「だからって海の人生を話す理由にはならないだろ」
土解者は言った。
「俺は海の人生を聞きたい。そしてお前は退屈。
俺は人生が聞けてハッピー。お前は退屈な時間が減ってハッピー。
お前の世界で言う『win-win』っていうやつなんじゃないか」
僕は言った。
「お前やっぱりずる賢いやつだな」
土解者は言った。
「お前も大概だぞ」
僕は言った。
「まあわかった。海の人生について話すことにする」
土解者は喜んでいた。
~~~~~~~~海の人生~~~~~~~~
海は、日本のある一つの県に生まれた。
海は小さい頃は、幼稚園で過ごして友達とも仲が良かったらしい。
そこで出会ったのが親友だったらしい。
親友とは小学校に上がってもずっと一緒に居たらしい。
そのころの海は元気いっぱいの男の子で、スポーツが飛びぬけてできていたらしい。
そして中学校になっても親友とずっと話していたらしい。
海が語っていた思い出は、修学旅行で親友がお土産を買いすぎて自主研修の時のお金が足りなくて
貸したこととか海には彼女がいないのに親友にだけ彼女がいたこととか話していたな。
そして進路相談の時に、二人で同じ高校に行こうってなって二人で必死に勉強したんだってさ。
親友が言っていたのは、『どうせ海は友達ができないから』って理由だったらしい。
そして二人は、受験を合格し奇跡的に同じクラスになれたんだってさ。
そして同じクラスになって、ずっと一緒に居るからって海はクラスメートからいじめを受けていたらしい。
いじめの内容もちょっと残酷で、毎日靴を隠され靴に泥が入っていることもあるし
そしてエスカレートしていくと、画鋲が入っていたりしたらしい。
そんなとき助けてくれたのが『親友』だったらしい。
親友の友達が海のことをいじめているのに加担しているっていうのをわかった瞬間すぐに飛び出しで
殴りに行ったんだって。
そして親友のおかげでいじめはなくなったならしい。
そして高校二年のときあの最悪な事件が起きた。
その日二人でレストランに行って一緒に帰ってくる途中に、高齢者のトラックドライバーに
海が跳ねられそうになった時に、親友が助けてくれたんだってさ。
そして海はすぐに救急車を呼んで、親友は運ばれたらしい。
海もついていったら医者が『もう助からないかもしれない』って言われたんだってさ。
そして医者はすぐに手術に入ったらしい。
その時ちょうど、親友の両親と話したんだってさ。
親友の両親は、海を攻めず泣いていたらしい。
そして手術が終わって、病室に行ったんだってさ。
まだ眠ってて海はずっと一緒に居たんだってさ。
そして事故から何時間も立って、親友が海の泣いている姿を見て言ったんだってさ。
「俺が死んでもお前のせいじゃねぇからな。これは運命ってやつだよ。
てか俺死なないし」
って言ったんだってさ。
そして海は言ったんだってさ。
「まずまずお前が死ぬとは思えないよ」ってさ。
そして海は家に帰ったんだって。
そしたら夜中に、『親友が亡くなった』って言われてたくさん泣いたんだってさ。
そしてその情報はすぐに、学校にも入って次の日海は生徒指導室に連れていかれたらしい。
そこでたくさん聞かれて、話したんだってさ。
そして親友とはクラスが違かったらしいんだけど、教室に帰ったらたくさん聞かれて
その日からいじめが始まったんだってさ。
海は『地獄ってやつだよね』って言ってたけど、本当に地獄みたいな感じ・・・
まず、教室では全員から無視され廊下を歩くと文句を言われたり
日によっては、ものを投げられたりしたんだってさ。
あとは親友のことが好きだった女子には、『人殺し』って言われたりしたらしい。
そして前のいじめ以上に最悪だったらしい。
画鋲が椅子にあったり机の中に入ってたりしたらしいし、教科書は泥だらけになってたりしたんだってさ。
でもそんな明らかないじめがあったのに、担任の先生は見ないふりしてたんだって・・・
そしてこれ以上エスカレートしたときは、『殴られる』『蹴られる』『デマを流される』っていうこともされたんだってさ。
でも海は、母子家庭だったから『母親には迷惑をかけたくない』って隠していたんだってさ。
でも限界が来てさ、まず担任の先生に相談したんだって。
そしたら担任の先生は思いがけないことを言ったんだってさ。
「お前が悪いじゃん。人殺し。お前の不注意があったからあいつは死んだんだ」
って言われたんだってさ。
そして心を折れそうになって家に帰って話したら、唯一の母親に言われたんだってさ。
「海。あなたが悪いじゃん。」
って言われて、最後の命綱を切られた感じがしたってさ。
そしてそこから不登校になったらしいけど毎日母親から愚痴を言われ続けてたんだってさ。
そして結果的に自殺しようとしたときに、転移してきたんだってさ。
転移してからは、人に拾われたんだけど『かわいくないから』って養子行きにされて
今の王族の養子になったんだってさ。
でも王族になっても、特にできることがなくて落ち込んでたんだって。
その時に聞いたのが、王と貴族の会話だったらしい。
内容は、『養子捨てないか?』って話だったらしい。
そこからまた引きこもって、僕と出会ったんだって。
~~~~~~~~現在~~~~~~~~~~
「そんな感じだよ。土解者」
土解者は言った。
「海・・・。あいつってあんなに苦労してたんだな」
そう言って土解者は気まずそうだった。
僕は言った。
「でも今は、王とも仲良くなって国の英雄になったんだから前よりはいいんじゃないかな」
土解者は言った。
「そうだな。てかそうであってほしいよな」
そう話していると朝を迎えていた。
僕は言った。
「一回休憩とるか」
そう言って木の下で休憩を取ってまたシジバレへと走って行った。
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