十八話 シミキ王からの贈り物
王と海は初めて親子で話した。
僕はその場で見ていただけだった。
そして話し終わると『待たせて悪かった』と言われ、雑談をした後
『明日渡したいものがあるからまた来てくれ』と言われ僕は『わかった』と返事をし
その日は、部屋を貸してもらい寝た。
そして僕の頭に一つの声がしたのだった。
『智安。お前は俺が見込んだだけはあると確信したよ。
君はこれからも苦難があるだろうな。でも君は必ず駆け抜けられるよ。
一つ職業をあげよう。君が今回シキシマを倒したからな。
まあ職業はこっちで選ぶがな・・・』
そんなことを言われ気が曖昧だがした。
でも僕はそんなことを無視して寝た。
僕は久しぶりに清々しい朝が来た。
(布団はフカフカ。そして暖かい。地面とは大違いの良さだな)
僕はそう思いながら布団を出て、リビングに向かった。
でも僕はこの城にあまり詳しくなかった。
でもメイドさんもついているわけではないし僕はフラフラ歩いていた。
フラフラ歩いていると聞き覚えのある声がした。
「あ!智安じゃない!」
そう僕がこの王族との出会いのきっかけである『お嬢』と呼ばれていた
この国の長女だった。
相手は僕にそういうと抱き着いてきた。
僕は言った。
「久しぶりだね」
お嬢は言った。
「そうね!お父様に救ってもらった話をした時以来じゃないかしら」
僕は言った。
「元気そうでよか・・・」
お嬢は僕の話を遮って言った。
「そういえばあなたの偉業は知っているわよ。あの養子の子と魔王の乗り者の
シキシマを倒したんだってね。」
僕は言った。
「そうだね。まあ海がいてくれたから倒せたところもあるけどね」
お嬢は言った。
「それでそんなフラフラ歩いてどうしたの?もしかして迷ってるのかしら?」
僕は言った。
「そうなんだ。リビングの場所がわからなくて・・・」
お嬢は笑って言った。
「そうだったのね。私もちょうどリビングに行くつもりだったから一緒に行きましょ!」
僕とお嬢は一緒にリビングへ向かった。
~~~~~~~~~~~数分後~~~~~~~~~
僕はお嬢のおかげでリビングに着くことができた。
僕は光景を見て絶句した。
(なんだこれ・・・広すぎやしないか)
天井にはホテルとかについているシャンデリア?があって、そしてテーブルも
異常にでかった。
僕は驚いて言ってしまった。
「ねぇ?これってほんとにリビング?」
お嬢は言った。
「私が場所を間違えるはずがないでしょう?ここがリビングよ」
僕は言った。
「リビングってこんな豪華なんだ・・・」
お嬢は言った。
「ただ単に王族だからって話だよ」
そう話しているとメイドさんが来た。
そして言った。
「智安様。何を食べますでしょうか?」
僕は言った。
「別に作らなくていいよ」
メイドさんはとても驚いて言った。
「では何も食べないということですか?」
僕は言った。
「いや。今から結界の外で狩ってくるだけだよ」
メイドさんはまた驚いて戻っていってしまった。
僕は言った。
「ねぇ。僕変なこと言ってないよね?」
お嬢は言った。
「いや。十分異常よ。」
僕は言った。
「何で?」
お嬢は言った。
「だって人間の世界では、まず魔物の肉は食べないもの。
食べるとしても食用に育てられた魔物の肉だけよ」
僕は言った。
「食用の魔物がいるの?」
お嬢は言った。
「そんなことも知らないの?智安はこの世界の知識がまったくもってないのね」
そうお嬢は僕がまだ『異世界転移者』というのを知らないんだ。
僕は言った。
「僕はこの前まで人と話すこともできないから人と接する機会がなかったから
あんまり知らないんだ」
お嬢は言った。
「そうなのね」
僕はその話を終え、お嬢に言った。
「じゃあ僕は狩りに行ってくるね」
僕はそういって走って外に出ていった。
~~~~~~~~~数分後~~~~~~
僕は全速力で走ってすぐに結界の外に出た。
そして僕は、いつものように土解者を使って狩りをした。
狩りをして得た肉をメイドさんのところで少し焼いてもらおうと少しだけ
残して持ち帰った。
~~~~~~~~~数分後~~~~~~~
メイドさんに渡したらすごく驚かれた。
「これは、魔物の生肉ですか?」
僕は言った。
「そうだよ」
メイドさんは言った。
「どうやって料理しましょうか?」
僕は言った。
「じゃあ焼くだけでいいよ」
メイドさんはすぐに厨房に行ってしまった。
~~~~~~~~~~数分後~~~~~~~~
メイドさんは戻ってきて、僕の前に肉を置いてくれた。
「こんな感じでよろしいですか?」
メイドさんはそう言った。
僕は言った。
「はい。ありがとうございます。」
僕はそういって食べた。
その味は今までこの世界で食べた肉で一番おいしかった。
ご主人が言っていた肉汁がすごくて、ちょっと熱かったレベルだった。
~~~~~~~~~~~~~数分後~~~~~~~~
僕は食べ終わってすぐに約束の場所に向かった。
そう昨日言っていた『渡したいもの』っていうやつだ。
~~~~~~~数分後~~~~~~~
僕は意外と早く着いた。
でも海と王はもういた。
僕はドアを開けて言った。
「遅れてしまった。ごめん」
王と海は笑った。
そして王は言った。
「まだ約束の時間より前だよ。私たちが早く来すぎたんだ。」
海も言った。
「そうだよ。まだ時間よりも5分くらい早いよ」
僕はほっとした。
そして王は話し始めた。
「少し早いのだが、始めていいか?」
僕は言った。
「あぁいいよ」
海も僕と同じことを言った。
王は話をつづけた。
「じゃあ本題だが、お前さんはシキシマを倒すのを協力してくれたということでな
少し贈り物があるんだ」
僕は言った。
「どんな贈り物?」
王は言った。
「まあ焦るな。贈り物というのはな。国王安全証明書というものだ」
僕は言った。
「それってなんなの?」
王は言った。
「これはな。どんな国でも見せれば私がお前さんの安全性を保障するってことだ」
僕は言った。
「ってことはどんな国でもすぐに交渉を始められるってことか?」
王は言った。
「あぁ。そうだ。」
王は言った。
「そういえば海も渡したものがあるんだよな」
海は言った。
「あぁ。僕からもちょっとした贈り物をあげようと思って。
まあ国王安全証明書よりはしょぼいけど・・・」
僕は言った。
「別にどんなものをもらってもうれしいよ」
海は分析水晶を持っていた。
海は言った。
「分析水晶だよ」
僕は言った。
「ありがとう!」
海は言った。
「早速分析してみたら?」
僕は言った。
「そうだね。してみようか」
僕は分析水晶をやってみた。
~~~~~~~~~分析水晶の結果~~~~~~~~
対象者 智安
年齢 8歳
ステータス
・進化値 3
魔法系
・召喚魔法 分身
・自己強化魔法 時遅
職業
・翻訳者
・召喚者
・指導者
・能与者
・分析者
専門職
・魔薬者
・鍛造者
・創造者
豪魔職
・土解者
・晴解者
自創職
・????
~~~~~~~現在~~~~~~~~~
そう記されていた。
僕は結果の中で一番不審な点「自創職」というものに目が言った。
僕は分析者で分析させてみた。
分析者は言った。
「現在この職を分析することができません」
僕は言った。
「なぜだ?」
分析者は言った。
「この職を分析できない点としては、
・ご主人のレベルが足りない
・第三者からの異常的なレベルの職
・古代の職
この三つです。」
(は?)
僕はここで思い出した。
昨日寝ようとしたときにあの神の声が聞こえたことに。
僕は確信した。
神が僕に授けた職だということが予想がついた。
海と王は僕のステータスを見て言った。
「お前・・・。ここに居て大丈夫な奴なのか?」
僕は言った。
「大丈夫だ!俺はこの通り正常だ」
王は言った。
「お前さん。やっぱり異次元な強さ持ってたやつなんだな・・・」
僕は言った。
「僕は異次元な強さを持っているんじゃない。ただ単に人を助けていたら
もらっただけだ」
海は言った。
「智安。お前。めっちゃ強いやつなんだな。
確かにわかってはいたんだけどここまで強いやつだとは思わなかったよ」
僕は言った。
「いや。このくらい一般人と同じくらいだよね?」
王と海は同時に言った。
「いや。この量は『魔王の側近』以上だぞ」
僕は本当にこの世界について知らなかったことを実感した。
読んで頂いてありがとうございます!
もしよければ、『感想』や『ブックマーク』などをしていただければ励みになります。
そしてすみませんでした。
少し投稿しなかった期間があったのですが、その理由はテストがあったからです。
すみません。テストがある際は事前に投稿しない期間をちゃんと『活動報告』に書きます。
今後も読んで頂けると幸いです。




