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一話 最悪な死と自分の死

ご主人との暮らしは、一瞬として崩れ去ってしまった。


『その日は、朝方だった。

ご主人の苦しそうな声で目を覚ました。

(大丈夫か?ご主人?)

と思いながらご主人に駆け寄った。

まだご主人は、苦しそうだ。

僕は、泣いてしまった。

「クゥーン」

そんな声を出すとご主人はしゃべった。

「ごめんな。こんな時に言うのもなんだけど『隠していた』ことがあるんだ。

俺、実は持病があって長くは生きられないって医者に言われていたんだ。

医者が言うには、大体『19歳』程度だそうだ。でも俺は母さんと約束したんだ。

『ちあのこと最後まで面倒を見る』って。そう約束したから、21歳と少し長く生きられたのかもな。

ちあ、ごめん。もう生きられないのかもしれない。アニメも見させられないかもしれない。

だからさ最後に顔を撫でさせてくれ。」

というとご主人は、僕の顔を撫でてくれた。

撫でられる中、僕は思った。

(どういうこと?もうご主人は死んじゃうってこと?)

そして撫で終わってご主人は言った。

「ちあ、ありがとう。そしてごめん。」

そのままご主人は、目をつぶって動かなくなってしまった。

(ご主人!なんで...)


そしてご主人は亡くなった。

最初にご主人を発見したのは、よくご主人と話していた『大家さん』だ。

発見の流れは、早かった。


家の滞納金?をもらうために大家さんがうちに訪ねてきた。

ドアが開いていることに気づいて、家の中に入ってきた。

そして寝室のドアを開けたとき、亡くなって固くなってるご主人とその近くでずっとご飯の食べていない

僕がいたそうだ。


そして今、目の前でお母さんが亡くなったときみたいな場所にいる。

(ご主人はもうここにはいないんだ)

そして親族?は、僕の話をしている。

誰が僕を引き取るかという話らしい。

そして結果的に僕は車でどこかに連れていかれた。

親戚?が最後言っていた言葉を覚えている。

「保健所に引き取ってもらおう」

保健所は、ニュースとかで聞いたことのあるフレーズだ。


そして大体アニメ一本分くらいの時間、車に詰め込まれていた。

(ニュースみたいな場所に行くのかな...?)

不安はあっても時間が進み、そして着いたみたいだ。

そこからの時間は長かった。毎日毎日ご飯をもらえるがゲージからは出させてもらえなかった。

そして大体10日たったくらいだと思う。

いきなりゲージから出された。

(どこ行くんだろう...?)

そしたら、銀のゲージの上位互換みたいなやつに入れさせられた。

その時いきなりガス?のそうなものが出し始めた。

ガスが出始めて、すぐだった。

(苦しい...ご主人)

ちょっとずつ眠くもなった。

(眠くなったし寝ようかな...)

目をつぶると黄色い光に包まれた。

(眩しいな...)

そして誰かが自分に問う。

『ちあよ。まだ君は死ぬうつわではないだろう。』

(何言ってんだ?もう体が動かなんだぞ)

訂正

誤字があったので訂正しました。

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