十五話 魔王の乗り者:シキシマの襲来
僕は海と話して、野宿をするため結界の外に出た。
そうしてそこで『バァン』と鳴った。
そうなった瞬間に前の緑式竜の強化版が目の前に来た。
緑式竜は言った。
「アナタハコノセカイのタイショウガイ。ケイヲシッコウシマス。」
そういって緑式竜は光った。
(やば。これ死ぬかも)
僕は咄嗟にそう思った。
緑式竜はすぐさま僕を攻撃してきた。
「やば」
僕は避けた。
「あっぶねぇ」
そういうと緑式竜は言った。
「ハイジョタイショウシャハオモッタイジョウニツヨイ。ハイジョモード1ニハイリマス。」
そういって魔法を打ってきた。
その魔法は、緑のビームのようだった。
僕は避けることに成功した。
でもその光線の後を見ると、土がとてもじゃないほど削れていた。
(これ当たってたら死ぬやん)
僕はそう思うと同時に、魔法を打った。
「命令だ。土解者。こいつにとげを打て」
土解者は打った。
でもそれは、刺さることなく僕に跳ね返された。
僕は3発中1発当たってしまった。
辛うじて肩を擦ったくらいだ。
土解者は驚いて言った。
「俺の攻撃を跳ね返すことができるのは一部だ。
でもあんなに跳ね返せるのは一人しかいないな...」
僕は言った。
「誰だよそんな奴?」
土解者は言った。
「魔王の乗り者:『シキシマ』だ」
僕は言った。
「まあいいや。後で聞こうか。」
僕はつづけた。
「土解者。あいつの下からとげを出してくれ」
土解者は言った。
「あいつは全部跳ね返すんだぞ?わかってんのか?」
僕は言った。
「下からの攻撃なら跳ね返せないだろ?」
土解者は納得してなさそうだが行動してくれた。
それはうまく当たった。
(やったな)
僕はそう思った。
相手はそこから動かなかった。
僕は勝ったことを確信してしまった。
でもこれは命取りだったようだ。
そいつは近づくといきなり動き叫んだ。
『ウォォォ』と言って仲間を呼んだようだ。
そして相手は言った。
「ハイジョタイショウシャ。ツヨイ。イチドテッタイ。
デモコノマチナクナル。」
そういって去っていく直後だった。
『パリィィン』そう大きな音が鳴った。
直後、この国の結界がすべて割れた。
その音は全国に鳴ったと思うほどだ。
気を取られていたがさっき言っていたことを思い出した。
『仲間を呼んだような声』だ。
僕は急いで王の場所に行った。
僕は走った。
~~~~~~~数分後~~~~~~
僕は王のところに着いた。
僕はドアを開いた。
そこにはたくさんの貴族と王が一つのテーブルを囲んでいた。
貴族は次々といった。
「お前が結界を壊したのか」「お前は魔物なのか」「無礼だぞ」
そんな声が飛び交う中、僕の前に立ってくれた一人の人間がいた。
それは『王』だ。
「こいつは魔物でも中立魔物だ。言葉も通じるさ。そしてこいつの安全は俺が保証するさ」
貴族は黙った。
僕は言った。
「ちょっと話があってきたんだ。結界の話さ。」
貴族は言った。
「お前そのしゃべり方はなんだ。王に向かって無礼だぞ。」
王は言った。
「こいつは実質友達だよ」
貴族は言った。
「何を言ってるんですか?」
王は言った。
「本当のことだよ。こいつのことを名前で呼んだ面白いやつなんだ」
僕は言った。
「まあいい。結界の分解の書はあるか?」
王は言った。
「あるにはあるが...何でそんなのが欲しいんだ?」
僕は言った。
「今回の結界を壊したのは、僕と会った『魔王の乗り者:シキシマ』だと思います。
僕の職業が言ってましたが....でも魔王の側近を遠ざけることができました。
そしてその側近が壊したのならば、僕はその側近を追い払ったという事実がある以上あいつより
強いってことですよ。
ってことは僕は結界を壊すことだってできるということ。
では僕が結界を張ることも可能なのですよ。だって壊すこともできるのですから。」
王は言った。
「どういうことだ?壊せるから作れるってことではないだろ?」
僕は言った。
「壊すっていうのは、何か物がないといけないんですよ。
結界を『壊す』ということは結界を『作る』ことができないと
壊すという行動はできないんですよ。だって原理を理解しているのだから。」
王は納得した様子だった。
貴族は理解していないようだった。
でも王はその書を渡してくれた。
「ありがとな!」
僕は早速読み始めた。
僕は原理のところを読んだ。
「原理は、式で成り立つ。それは・・・」
こんな感じで書いてあった。
僕は読んでいる間、頭に言葉が来た。
「智安。あなたは『創造者』を手に入れました。
説明としては、魔導書を読んだ時点で作ることができます。」
(この能力は、『読めば』だよな。ってことは結界を張れるってことだな)
僕は早速王の場所に行った。
~~~~~~~数分後~~~~~~~
僕は言った。
「僕が結界を張るよ」
王と貴族は驚いていた。
貴族の一人が言った。
「馬鹿げている。そんな冗談を言っている場合じゃないぞ。
あの結界は勇者様が張った強力な結界だぞ!」
王は言った。
「それは本当か?」
僕は言った。
「僕が嘘をつくと思いますか?」
王は納得したようだった。
そして僕は走って外に向かった。
~~~~~~~~数分後~~~~~
僕はさっき戦った場所に行き結界を張ろうとした。
「命令だ。創造者。さっき読んだ『勇者式結界』を作ってくれ」
そういうと、創造者は言った。
「五分後にはできると思われます。」
僕は言った。
「あぁ。ありがとうな。」
僕はそう安心した。
安心した束の間っていうのが本当ってあるんだな。
そう思った。
緑式竜の軍が来た。
でも結界の生成より前に来る距離だった。
僕は考えた。
(緑式竜は大体50体はいるだろう。こいつらを一気に戦えるかな。
勝率は大体1%かな?いや持ちこたえるだけなら勝率は20%くらいか)
僕は決心した。
(すべて倒す)
僕は待ち構えた。
分身と土解者で作った俺の分身で惑わせる前の作戦を使うことにした。
僕は最初に土解者で攻撃した。
「土解者。とげをすべて相手に一発づつ打て」
土解者は打ってくれた。
すべて当たったがもちろん跳ね返ったがみんなこっちを見ている。
すべての竜が僕に突進してきた。
でもこれも作戦のうちだ。
僕は突進が僕に当たるまでずっと待った。
~~~~~~~数秒後~~~~~~~
竜が僕に当たりそうなときに時遅を使い避けた。
なぜギリギリかというと全部の竜をぶつけるためだ。
『バァアン』そう大きな音が鳴った。
竜は馬鹿みたいに一つに集まっていた。
そこで僕は魔法を打った。
「土解者。上から攻撃だ。最大な」
土解者は打ってくれた。
打つとやはり一つのことしかできないらしい。
自分の皮膚を回復させるために意識を向けていたのもあって
そこにいたすべての竜を殺した。
(よかった~)
そして安心しているとさっきの竜が来た。
(オォーマイガー)
魔王の側近が来たのだ。
僕はまた戦うことになった。
僕は町に行かないよう、攻撃した。
「土解者。打て」
土解者は言った。
「お前に帰ってくるんだぞ?正気かお前」
僕は言った。
「あぁ。僕は正気だよ。だから打ってくれ」
土解者は打った。
もちろんそれは、完璧に跳ね返された。
僕は時遅を使って避けた。
僕はまだ続けた。
「土解者。次は頭と体を打ってくれ」
土解者は打った。
またしてもすべて跳ね返された。
僕はまた時遅を使って避けた。
僕には一つの作戦があったのだ。
それを決行するのみだ。
僕はまだ続けた。
「土解者。次は頭と体と足を狙ってくれ」
土解者は言った。
「こんなことしても意味ないだろ」
僕は言った。
「それはどうかな?」
土解者いうことを聞いてくれた。
またしてもすべて跳ね返されたがこっちに興味を持った。
(まあちょっと違うけどまあいいか)
相手はまた僕の前に降りてきた。
そしてシキシマは言った。
「アナタハコノセカイノタイショウガイ。」
といってみたことのない攻撃が来た。
(やばい)
僕はすぐに避けたが、それは自動追尾を持っていたらしい。
僕に的中してしまった。
(あぁ。僕やばいな)
僕はそう思った。
そして創造者が言った。
「魔力が足りません。生成を終了します。
途中から再開することもできますのでご了承ください」
(まじか)
僕はそう思った。
相手は、最後のトドメを刺そうとしている。
僕は今こいつに対抗できる方法はないのだ。
攻撃したら跳ね返され、そして僕から離れたとしても町に行くだけなのだ。
もう終わったようだった。
そして相手は言った。
「コノセカイジャナイモノハリンネヲクルワセル。」
そういってトドメを刺されそうになった。
(あぁ。終わったのか。)
僕は目をつぶった。




