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【完結済】異世界転移してしまった【犬】に生きる道はないのだろうか?  作者: 燐華織
人々の国

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十三話 王族の落ちこぼれ養子

僕は頼みを受ける代わりに、条件を三つ出した。

・この国の滞在

・国を作ったときに人材を貸してくれる

・国ができた際、協力関係にあること

了承を得たので僕は依頼を受けることにした。

僕は早速、養子の場所へ行った。

僕は、その養子がいるとされる城の敷地内の小屋に行った。

いたものの僕は、計画などはない。

僕は初っ端からドアをノックした。

中から声がした。

「誰ですか?」

僕は言った。

「君の救い人だよ」

養子は言った。

「何言っているんですか?」

僕は言った。

「言葉通りの人だよ」

養子は言った。

「帰ってください。僕は一人が好きなんです」

僕は言った。

「そっか。それはしょうがないね」

その日は、一回退避した。

僕はまた野宿だ。

野宿はいつまでなってもきついものだ。


~~~~~~~~~~翌日~~~~~~~~~~~


次の日になった。

僕はまた養子のところへ行った。

またノックした。

中から声がする。

「誰ですか?」

僕は言った。

「君を救う人だよ」

養子は言った。

「何ですか?」

僕は言った。

「僕は君とお話がしたいんだ」

養子は言った。

「僕は嫌です。帰ってください」

そういわれてしまった。

その場を一回後にした。


僕はどうにか話す方法を探した。

僕は、一つ最初から引っかかっている言葉がある。

それは『言葉が通じない』という点だ。

僕は思った。

この世界で育って、言葉がわからないってことってあるのか?

言葉がわからないってありえなくないか?

もしかして僕と同じ、異世界転移者なのか?

僕はそんなことを考えていた。

でも何で僕の言葉は相手は聞きとれたのだろうか?

そこが一番の不思議な点だ。

僕の職業『翻訳者』でもし日本語にしているのならば相手は何かしらの反応を見せるはずだ。

でも反応すらしないのだ。

異世界転移者ならまず、言葉にびっくりするのではないか?

だってこの世界の言語を知らないのであればやはり日本語なのか?

僕は不明点がたくさんあるのが気になってしまった。


僕は計画を立てるのが好きだ。

僕は一つ考えたことがある。

僕はあの国の犬だ。

だから僕のことを見たらもしかすると何かわかるかもしれない。

でもどう見せるかを考えていた。

そんなとき土解者がいきなりしゃべり始めた。

「あいつに姿を見せるには、夜がいいぞ」

僕は聞いた。

「何でそう言い切れるんだ?」

土解者は言った。

「俺の能力でな、土に面しているものはある程度の範囲はわかるんだ。

それで夜だけドアが開いていることが分かった。」

僕は察した。

「ありがとう。いい計画ができたよ」


~~~~~~~~~~~数時間後~~~~~~~~~


僕は今日の夜、実行した。

まず真夜中になって少し経ったら、部屋に入る。

これだけだ。

僕は真夜中になるまで待った。

でも今回の計画は土解者を利用しないと多分成功できない。

僕は頼んだ。

「あの養子が寝たら教えてくれ」

土解者は快く了解と言ってくれた。


~~~~~~~~~数時間後~~~~~~~~~


「あの養子寝たぞ」

僕はすぐに向かった。

着くと本当にドアが開いている。

僕はゆっくりと物音を立てないよう入った。

(やっぱりな)

この養子は日本人だったぽい。

まあそんなことも関係なく僕は養子の部屋で寝た。


~~~~~~~~翌朝~~~~~~~~~~


養子が大きな声を出した。

僕はその声で起きた。

僕は話すわけではなく犬のもともとの声を出した。

養子は言った。

「久しぶりにみるな...秋田犬だっけか」

僕は話さないように頑張った。

養子はつづける。

「この世界で初めて見るな...やっぱりかわいいな」

僕は話した。

「こんにちは!」

養子は驚いた。

「毎日来てた人の声と同じだ。」

僕は言った。

「君はやっぱり異世界転移者だったぽいね」

養子は落ち着いて話し始めた。

「君話せるの?」

僕は言った。

「あぁ。そうだよ」

養子は言った。

「さっき言ってた異世界転移者って言葉を知っているってことは君もなの?」

僕は言った。

「鋭いね!そうだよ。僕も異世界転移者だよ」

養子は言った。

「だから日本語で話してたのか」

僕は言った。

「日本語をこの世界で聞くのは初めてじゃないの?」

養子は言った。

「何で?」

僕は言った。

「だって日本語を聞いても反応が普通だからさ」

養子は言った。

「そうかな。少し最初ビクッってなったけどね」

僕は言った。

「僕の姿見て驚いたでしょ?」

養子は言った。

「もちろんさ。あの日本にいたときと同じ犬が目の前にいるのだから」

僕は言った。

「そうだ。改めて自己紹介するね。

僕は。智安ちあだよ。

君も言っていた通り、秋田犬だよ」

養子は言った。

「自己紹介を忘れていたよ。

僕の名前は、かいだよ。

僕は、日本人だよ。」

改めて二人とも自己紹介をして名前を覚えた。

僕は言った。

「噂で聞いたんだけど引きこもっているの?」

海は答えた。

「そうだよ...」

僕は言った。

「何で引きこもっているの?」

海は言った。

「僕は、人間が嫌いなんだ。」

僕は言った。

「何で嫌いなの?」

海は言った。

「だって裏切ってくるだろ?」

僕は言った。

「確かに裏切る人は裏切るね。でもみんながみんな違うんじゃない?」

海は言った。

「仮に仲良くなって、親友になったって一つのことでその関係は終わる。

でも頭の中では、『親友だしな』って考えが残って、縁を切りづらいから

僕は誰とも話したくない。別れるのがつらいからな」

僕は言った。

「そうか。そういえば僕のご主人もそんなことがあったよ。

ご主人は、幼馴染の親友がいたんだけど、その親友がある日面白半分でデマを学年に撒いたんだ。

そのせいで縁を切っていたけど少し苦しそうだったな」

海は言った。

「そういうことだよ。だから僕は嫌いなんだ」

僕は言った。

「僕は、裏切らないよ」

海は言った。

「そういっているやつが裏切るんだよ。

裏切らないとしてどうして言い切れるんだ」

僕は言った。

「僕は、相手が裏切らない限り裏切らないよ。

だって海を裏切る理由がないからね」

海は言った。

「何で裏切る理由がないって言えるの?」

僕は言った。

「だって『一度失った信用は一生使っても治せない』ってよくご主人が言っていたんだ。

僕は、人望と人徳が欲しいからこの国に来たんだ。

裏切ったら、人望も人徳も得られないだろ?」

海は言った。

「何で人望と人徳が欲しいんだい?」

僕は言った。

「国を作りたいからさ。」

海は言った。

「どんな国なの?」

僕は言った。

「今この世界にある国は共存を望んでいないんだ。

確かに魔物を町に連れ込むのは怖いかもしれない。

じゃあ逆に恐れていて得られるものはあるのかって僕は思うんだ。

『やらない後悔よりやった後悔』とか『やらない善とやる偽善』って言葉があるだろ。

それだ。この世界で初の共存の国を作りたい。それだけだよ」

海は言った。

「それは実現不可能な国じゃないか?」

僕は言った。

「この世に不可能はないよ。」

海は納得したようだ。


僕は最後に約束をした。

「僕は絶対に君を裏切らない。裏切られたら裏切るけど」

海は言った。

「あぁ。僕も裏切らないよ。契りだね!」

と言って今日は解散となった。

僕は少しいい気分になりながら帰っていた。


僕はまた野宿をした。

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