十一話 入国早々の戦闘
僕は、土解者とサリエルについて話しながら歩いていた。
今日だけでは着かなかったから野宿をした。
明日にはサリエルに着きそうだった。
僕は今日も歩くために早めに起きた。
僕は歩いているときに出会った魔物の肉を生で食べた。
おいしくはなかった。
僕は、早めの時間から歩き始めた。
40分くらい歩いたら、国が見えてきた。
(おおでかいなぁ)
遠くから見たが、巨大都市と言われるくらいはあった。
僕は、早く行きたい気持ちもあったが自制してこれからのことを考えながら歩いていくことにした。
僕は土解者に聞いた。
「サリエルの王は誰なんだ?」
土解者は答えてくれた。
「あそこの王は確かだけど、『シミキ』だったはずだ」
僕は聞いた。
「そいつって異世界転移者?」
土解者は言った。
「シミキは異世界転移者ではないはずだ。なんでそんなこと聞くんだ?」
僕は言った。
「もしそいつが異世界転移者なら話せるなって思ったんだ」
土解者は納得しているように相槌をした。
そんな話をしているとあと1kmもないくらいまで国に近づいていた。
僕は少し急ぎ足で歩いた。
~~~~~~~~~~~15分後~~~~~~~~~
結界の前まで着くことができた。
僕は恐る恐る結界を潜った。
普通に入ることができた。
(おぉ。よかった)
僕はそう思いながら国の門へと歩いて行った。
この国は、結界があるから入国検査はないのだ。
土解者が言った。
「この国の考えとしては、魔物なら結界で入れないから別に入国検査しなくてもいいかって考えらしいぞ」
僕は言った。
「この国は、結界を信じてるんだな」
土解者は否定したように言った。
「ちがうだろ。この国は勇者を信じ切っているんだよ」
僕は納得した。
僕は国の門を潜った。
僕は初めて見た光景だった。
買い物をしている人や外食をしている人、子供はボールで遊び、家は縦並んでいるこんなに平和な
ところを見るのは久しぶりだ。
僕は気持ちが高ぶった。
(この町すごく発展しているところだ。)
僕は町を歩き回った。
でも油断はできない。
理由は、一応この世界の人からしたら魔物のようなものだからだ。
僕はできるだけ人の目が通らない場所を歩いて行った。
町の中はもっと懐かしいものと初めてのものがあった。
懐かしいもので言えば、フォークだったかな?それに似たものがあったり丸いお皿もあった。
初めて見るもので言えば、冒険者協会って書いてある場所だった。
確かにアニメでは何十回とみてきたがリアルでは初めて見た。
僕は近づきたい気持ちもあったが、抑えた。
~~~~~~~~~数分後~~~~~~~~~
僕は冒険者協会の場所を離れて数分が経った。
僕は、町の広場みたいな場所を見ていた。
(この村ほんと平和なんだな)
そんなことを思った瞬間あった。
『バァアン』
そんな大きな音が近くからした。
僕はそこに走って向かった。
目の前に広がっていたのは、この町ではありえない『魔物』だったのだ。
(何でこの町に魔物が侵入しているんだ?)
その魔物は、僕の何倍だろうか?多分20倍はあると思った。
見た目は、竜?みたいだった。
そんなことを思っているとその魔物は町の人を襲い始めた。
最初に狙われたのは『子供』だ。
まだその子は、3歳くらいの女の子だった。
(危ない!!)
僕はそう思うより先に体が動いていた。
僕は、その状況に少し焦ったがすぐに理解した。
(これはやるしかない。魔物だと思われたらしょうがないが次の国に行くしかない)
そのくらいの覚悟だった。
女の子の前に立ちすぐに魔法を発動した。
「召喚魔法 分身」
咄嗟に分身を出した。
僕は分身に命令した。
「攻撃はできたらで良い。まずは女の子を全力で守れ。遠くに行けせてくれ」
分身はすぐに行動に移してくれた。
僕は戦闘になってしまった。
僕はまた魔法を発動した。
「応答せよ。土解者。代償はまた農園でもいい。目の前のこいつを殺してくれ」
そういうと土解者は言った。
「あぁ。わかった。代償はあと話そうか」
土解者は、そう言って雷角熊者を殺したときのようにとげを飛ばした。
相手は全然効いてないみたいだ。
僕はもう一回発動した。
「土解者。次は地面から攻撃してくれ」
土解者はすぐに攻撃してくれた。
命中はしたが相手は効いてないように動いていた。
(なんやこいつ?)
僕はそう疑問に思いながら分身に命令した。
「分身。命令だ。女の子をそこら辺の人に預け戦いに加われ」
分身はすぐに行動してくれた。
分身は三体で攻撃したが相手はビクともしない。
(こいつまじで強いやつかもしれんな)
僕はそう思った。
僕は大声で言った。
「住民の皆さん。早く離れてください。こいつはどうにかします。
できるだけ遠くに逃げてください」
そう呼びかけた。
そうすると女の子含め住民は避難し始めた。
(よかった。これで犠牲者は多分ないな)
僕はすぐに計画を立てた。
僕はいつか使おうと思っていた計画を使うことにした。
それは、『土解者で自分の分身を作って相手を惑わせる』計画だ。
刺されば強いがそんなには期待はしていない。
でも使ってみる価値はあると考えた。
土解者を使って、自分の分身を作った。
(早く釣られて罠にハマってしまえ)
その分身は、戦えないがおとりにはなった。
土解者にいろんなところに分身を置いてもらった。
相手はどれが本物かがわからなく混乱してる様子だった。
(刺さったな)
僕はその中に、攻撃ができる分身を待機させる。
そして土の方を攻撃したら、分身で攻撃して相手が見たら場所を変えていくという計画だ。
相手は一つ一つつぶしていった。
毎回潰すたびに攻撃されて吠えていた。
(これは勝てるな)
僕はそう確信し、土解者に言った。
「土解者。地面からの攻撃をまたやってくれ。もちろん首にな。」
土解者は言った。
「さっき効かなかっただろ。攻撃しても意味ないだろ」
僕は言った。
「いや。これは効くね。」
土解者は納得はしていなかったが攻撃してくれた。
土解者が攻撃をした。
そうすると『ドォン』と首が落ちた。
僕の計画勝ちだ。
僕は土解者に聞かれた。
「なんで倒せるってわかったんだ?」
僕は言った。
「あいつは『一個のことしかできない』のだ。
何故かっていうと、あいつは土の分身を一体一体攻撃していた。
そして最初に攻撃したときは、何も攻撃していないから防御力が高かったのだ。
ってことは、攻撃している間は防御力が低いのではないかと僕は思ったってわけだ」
土解者は言った。
「もしかしてお前『分析魔法』とか『分析者』とか持ってないよな?」
僕は言った。
「持っているわけねぇだろ」
土解者は笑っていた。
そんなことをしていると騎士が来た。
(あっ。終わった)
そう思った。
騎士はこう言った。
「お前。さっきの『緑式竜』を倒したのはお前か!」
そういわれた。
僕は言った。
「あぁ。そうだよ」
騎士は言った。
「何でお前みたいな魔物がこの町にいるんだ?」
僕は言った。
「僕は、魔物じゃないよ。ただの中立動物だよ」
騎士は多分僕の話を聞かずに言った。
「もしかしてお前があの魔物を召喚したやつか!」
僕は言った。
「僕の話をちゃんと聞いてくれ」
そういっても騎士は聞く耳を持たなかった。
「お前はこの国を崩壊させようとしたんだろ!」
僕は言った。
「じゃあもし僕が魔物だったとして結界をなぜ超えられたんだ?
あれは勇者が張った結界だろ?そしたら僕が魔物じゃないくらいわかるだろ?」
騎士は黙ってしまった。
(なんだこいつ...)
そうするとさっき助けた女の子が走ってきた。
そして僕に抱き着いた。
(久しぶりに抱き着かれた)
そうすると騎士はすぐに動いて僕から離した。
「お嬢。こいつは魔物です。見かけはかわいいかもしれませんが
中身は魔物です」
お嬢と呼ばれていた女の子は言った。
「何言っているの?この子は私をあの緑式竜から守ってくれたのよ。
何で守ってくれた子が魔物なの?魔物なら便乗して私を殺そうとしたはずよ」
僕は『そりゃそうだ』と思った。
騎士は言った。
「そうなんですか。先に言ってくださいよ。」
(こいつこの女の子の話は聞くし、信用すんのかよ)
僕は言った。
「いや。君が来た時から僕は言っていたよ。でも君は聞かなかったんでしょ?」
騎士はまた黙ってしまった。
女の子は言った。
「改めてさっき助けてくれてありがとう。一応私はこの国の長女なの。
だからお父さんまあこの国の王様にあってほしいの!」
僕は言った。
「わかった。明日伺うことにするよ」
女の子は、騎士を連れて去っていった。
僕は、結界の外にでて野宿をした。
二日連続の野宿は覚悟はしていたが本当になってしまった。
僕は寒いけど早く寝た。




