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オカルト麻雀対戦記、列伝。~川上レイさん対局編~

作者: 櫛引 祐二



2023年、10月18日、東京、春日、

麻雀エース。

(Mリーグルール、50分時間打ち切り)



今日のフリー対局は、ダブルゲスト。

日本プロ麻雀連盟の、藤居冴加(ふじいさえか)さんと、川上レイさん。


今日は3半荘打ちます。

同卓券を使って、最後の3半荘目に、

先日国士無双をあがった川上レイさんと。。


藤居冴加さんとは、過去に2度ほど既に対戦しているので、今日は無しで。



レイチェル(川上レイさん)とも、過去に1度だけ打ったような気がするのだが、オカルト麻雀対戦記を始めるだいぶ前のことで、全然よく覚えてない(別の女流プロだったかな?)ので、今回、まあ、また新たにということで。





さすがは人気女流たちですね。

初回から、人がたくさん。














1半荘目



なんと、野生の、最高位戦日本プロ麻雀協会、頼修広(らいのぶひろ)プロと同卓できることに。奥さまの頼さくらさんも、麻雀プロですよね。夫婦で、プライベートで来店されていました。



頼プロは、南家スタート。


櫛引祐二は、北家スタート。





いやあ、1週間ぶりくらいだけど、麻雀、すごい久しぶりに感じるなあ、楽しいなあ。

やっぱり、俺は、

麻雀に生かされてもいるんだなあ・・・・・












南1局 北家 ドラ東  新ドラ、1ソウ



もう、巡目の深いところ。



頼プロの仕掛け、




 ???????  一一一一大ミンカン ①①①ポン




櫛引祐二、手牌、、




 1124二三四⑧⑨南 3   ④②③チー






鳴き三色ドラドラ、3枚目の3ソウを持って来て、テンパってしまいました。笑 あくまで、テンパった! じゃあなく、テンパってしまった、ね。笑 (その言い回しでもう、結論出ている)


全然手応えのなかったところから、もうだいぶ旬も過ぎていそうな巡目に入って、ちょっと前に掴まされていた、生牌の南。


危険を察知し過ぎて、前巡、⑨ピンすら1枚落としている櫛引祐二。。ピンズの上目は全てノーケアで大丈夫な場況です。ちなみに、待ち候補の⑦ピンは2枚見え。ドラの東は、頼プロが最初に切ってから、全見え状態。



頼プロ、だって、ぶっちゃけ、チャンタでもトイトイでもなさそうな捨て牌してるんだもん。笑 三色同刻のタネの新ドラのイーソーは、俺が雀頭で使っているし。なら、このダブ南の南は、、ダブ南の南は、切れる訳ねーー。笑



櫛引祐二、実際の卓上では、3ソウを持ってきて、1秒で⑧ピン落とし。テンパイ取らず。




流局。



頼プロ、テンパイ手牌、、




 ④⑤⑥南南77  一一一一  ①①①





う~ん、頼プロ、東場で、俺に放銃した、

トイトイ、西、赤1の満貫放銃から、ずっと厳しい展開だな。


仕掛けが多い、今流行りの麻雀スタイルだな、頼プロ。

デジタルベース。この半荘は、その仕掛けが上手いこと行っていないようだが。


鳴きは、そのタイミングも、本当に、難しいよな。。





守備の側面から見る、オカルト麻雀対戦記、櫛引祐二の闘牌を見たいというお声をいただいたので、この1局を載せてみました。まあ、かなり、大多数の方がオリる局面だと思いますが。笑 参考になんねー。笑





リクエストにお応えして、

今回また、載せておきます。オカルトの、話をします。






       ーーーーーーーーーーー























      1  2  3  4  5  6

 

      7  8  9  10 11 12


     13  14 15  16  17 18





3段で区切った、巡目表です。


1巡目は、147イースーチーの筋の牌を持って来やすい。または、イースーチーでのあがりが起きやすい巡目、ということです。


2巡目は、258リャンウーパー、

3巡目は、369サブロクキュー。


このように、順繰り順繰り、行きます。

4巡目はまたイースーチー、5はリャンウーパー、、




具体的に何が起きるかは分かりませんよ。

同じ369でのあがりが起きる場面でも、15巡目でピッタシあがりが発生する局もあれば、12巡目だったり、はたまた、6巡目~7巡目だったりすることもあるでしょう。そう、それが麻雀。



半荘で局ごとに、アヤの数(筋)の流れをしっかりと捉えることが出来ていれば、一発ツモや、ビタ止めマスターに、君もなれるかも。



調子良い時はこれ、怖いくらい当たります。

だいたい打っていると、分かるようになって来ますよ。今は258のアヤの局だろうから、自分の手牌と場況的に、あと、2~3巡だな、とか。捨て牌、河、次の段に移行したら、もう完全にオリなきゃだめだな、とか!

はたまた逆に、リーチに踏み切り! とか。



この好形が全く変化しない、ということは、、、うん、もういつ誰かに振り込んでもおかしくは無いね、と、この巡目数オカルトは、気付きが持てる。覚悟が、持てる。実は麻雀は、これがとてもデカい。


ボクシングなんかでも、予測出来ていなかったパンチをもらうと、物凄く効いてしまうんです。あらかじめ感じて、見えていたら、たとえもらったとしても、ある程度は、耐えることができるんです。麻雀も、それと一緒です。



こういうことを敏感に察知するため、雀鬼流を推奨している打ち手の中では、私(櫛引祐二)が比較的受けることが多い打ち手であるのはそのためです。

まあそれでも、一般的には攻めの印象が強くて、攻撃派にはなりますが。何この人、多分テンパってもないのに、裏筋しか切ってこないんだけど? と。(場面によってね。笑)

攻めて走り抜ける半荘を理想とし、しっかりとそこに寄せて、打つは打つのです。



こうやってオカルトロジックを張り巡らせても、当たり牌を掴む掴まないに関しては、圧倒的に、回避出来ないことの方が多いんですけどね。難しい。まあ、麻雀の本質は、悪い振り込みばかりではないというところ。自分の手が全く利かなくなり、好調者が最終形をバンバンツモりあがって止まらなくなってしまうのが、何より本当に、1番怖ろしい事態。振り込みに回れている内は、点棒的には痛くても、オカルト理論上、自分自身のあがりのチャンスも続いている状態だと、理解しておきましょう。まあ勿論、たった1回の振り込みで自身の大勢が終わってしまうような半荘だって、たくさんあるにはありますが。。。




1番最悪なのは、あがれる筈だったのにあがりを逃してしまって、その後、他家に最高形であがられてしまうこと。だいたいその半荘は、よほどのことがない限り、手が利かなくなり、スピードも好調者には追いつかなくなることを、充分覚悟した上で闘って行きましょう。




しっかりと、たとえ負けることになったとしても、自分自身で勝負所を作る、勝負形を作る、ということ。これがとても大事。そこを常々、理解しておきましょう。これは、攻撃寄りの打ち手だろうが守備寄りの打ち手だろうが、同じ事だと俺は考えています。


勝負の内容は、まるで音楽のように、美しく創る。そういうことが出来るようになったら、もうまさに、イッパシの雀士です。








あ、あと、巡目での判断もあれば、リーチ行こうかどうしようか、どっちのターツ払おうか残そうかとかの指針は、


“何の牌を持ってくるか?” という考え方もあります。


これも、重要なオカルトロジック。


4、7ソウ待ちで、巡目関係なく、一萬を持ってきたら、同じ147の類型、ということで、ツモ切りリーチ! とかね。


もしくは同じ色ということで、ソウズを持ってきたらリーチ、とかね。



ものすごくバカバカしく思ってしまう人もたくさんいるかも知れませんが、卓上で起こる全てのことをムダにせず勝負を作っていくという考え方が、オカルト(アヤ、または脱アヤの流れ)ロジックであり、櫛引祐二の麻雀です。そこは、デジタル派の打ち手の方々と、きっと、根本的な想いは、一緒な筈です。



実際の勝負に戻ります・・
















        ーーーーーーーーーーー

















いやこの半荘は、序盤まずリード、そのあと下家に12000点を放銃して、南2局にメンタンピンツモ赤赤ウラのハネマンをあがって、再びトップに迫るも、オーラストップ目の下家に、鳴きダブ南ドラ1の3900点を放銃して、3着終了。8巡目、ウワサの南で、後付けの形に放銃しました。難しかった。難しかったけど、謎の充実感。笑 頼プロ以外の3人が、35000点付近で横並びの戦況でのオーラスでした。





31700点持ち。3着。


-8.3ポイント







2半荘目、


同じ卓、さっきのトップ席の、東家スタート。

なんと先ほどトップを取った方が、また同卓で、櫛引祐二が座っていた北家席に。リトライチャンス。


これは、用心しないとな。先ほどの俺の席の幻影。。

大勢は、たぶん、悪くなってないだろうからな。

(どんだけ自分を評価してるんだよ。笑)


あと、対面の西家に、顔見知りの、土屋さんが着席。

よくお話をする、アマチュアの強い方です。

サクラナイツファン。









南3局 西家 ドラ8ソウ



オーラス前、上家南家の、さっきトップだった方に、放銃。3900点の放銃。これにより、24000点台の3着目でオーラスを迎える櫛引祐二。



上家、あがり形、



 東東南南  五三四チー 七八九チー 白白白ポン



1枚切れの、東での放銃でした。

白、ホンイツ。テンパネせず。Mリーグルールは、ダブ南の連風牌も、雀頭は4符計算ではなく、2符で計算します。


それこそ巡目も掛かってたし、己が手牌も動いてなかったからなあ~。言ってる側から、守備ロジックの悪い例を、自ら実践してみせる櫛引祐二。www






南4局 南家 ドラ七萬  新ドラ、南



櫛引祐二、配牌、



 一三五六3467⑦⑧⑧東南



五萬は赤牌。



あがり形、



 三三五六七234678⑦⑧ ⑥




満貫出あがりでトップ条件、⑨ピン4枚切れ、全員鳴き過ぎ、トップ目が南を加カンなんかしたりして。前局の流れから、マンズの147のあがりになる筈の局だった。東パツも、七萬での俺の放銃で始まった半荘だったし。鳴きによるアヤの変化、高目しかないこの形でのあがりを、途中から確信した櫛引祐二。タンピンツモドラ赤。終局後、全員が手牌を開けてみたら、⑥ピン山に4枚残りの状態で、櫛引祐二にしかあがりがない状況だった。ある意味、オーラスの難しさを、トップが取れたとはいえ、また、身に染みて思い知らされる櫛引祐二なのであった。




32300点持ち、1位。+52.3ポイント。









3半荘目。




東家 櫛引 祐二(麻雀プロが1番打ちたくないアマ雀士)



南家 ポアンハヤシじじ(アマチュア強豪)



西家 女流追っかけ A



北家 川上レイ プロ (閃光プリンセス)

          合ってる? キャッチフレーズ?







東1局  ドラ3ソウ



櫛引祐二、配牌、



 二三五六七八九①②③⑤⑨8西




五萬は赤牌。⑤ピンは赤牌。



直感、、ピンズかソウズの369でのあがりになる、はず。


第1打は、、⑨ピン。





しばら~~くして、先制リーチの櫛引祐二、


追いかけリーチのポアンハヤシ。



櫛引祐二、手牌、



  一二三五六七八八①②③⑤⑦




リーチ、赤赤、嵌張⑥ピン待ち。




ポアンハヤシ、超ド終盤、あがり形、、



   二三四五六七八九33③④⑤  一萬




メンピンツモ、一気通貫(ド高目)、ドラドラ、

裏ドラ、③ピン1枚乗って、倍満!!

4000、8000と、リーチ棒付きのあがり。



あがれなかったし、あがり所のアヤも外した櫛引祐二。



親っ被りは関係ない、全く痛くない。そこじゃない。

点数じゃあ、ない。















ふっふっふっふっふっ、

ふっふっふっふっふっふっふっふっふっ、



(理由を言えよ。書けよ。笑笑)









東2局 北家  ドラ四萬



櫛引祐二、あがり形、、




  ②②②⑦⑦四四四中中  ⑥⑥⑥ポン




⑦ピンで、対面のAさんから直撃。

トイトイ、ドラ3。満貫。


2枚目の⑥ピンをポン出来た、、、間に合った。




ポアンハヤシじじが、これ見よがしに、1枚切れの中を手牌から出し、こんなのもう当たるの~? と言ってくる。






麻雀に於いて、何の役が好きかと聞かれたら、

チートイ、トイトイ、四暗刻! と、迷うことなく俺は答えよう。特に、トイトイが、、大好き! 



すごく、ビッタシ、アヤ数の流れにリンク出来る、あがれた時に手応えのあるこの感覚が、好き。



何かの字牌の強さや、色の強さを、得られやすい。満貫や跳満にもなりやすい。三暗刻も絡めば、基本鳴き役なのに、倍満だって余裕で見える! タンヤオと同じく、鳴いても役翻が下がらない、麻雀に於いて、不思議な存在。


トイトイ最高!










東3局 西家  ドラ六萬  新ドラ、白



櫛引祐二、配牌、、



   一一四五六七⑥⑦2白白中中



櫛引祐二、あがり形、、



   四五六六七八④④北北北白白




どうしてこの配牌からこれになるんだよ、

説明しよう。笑



ポアンハヤシが、ほれ、中。と、ウザ絡みしてきた1枚目の中をスルー。アタマに来ました。麻雀はいつでも冷静。ポアンハヤシがポンしていた5ソウを加カン。すると、新ドラ表示牌に中。鳴いときゃ良かったか? 最初はマンズのホンイツを目指していたので、すぐピンズやソウズを払っていて、その内に北を暗刻にしていた櫛引祐二。すると対面のラス目親からリーチ。通りそうな一萬と完全安牌の中を払っている内に、④ピンを対子にして、マンズの形が仕上がって、追いかけリーチGOの紆余曲折なのでした。



入り目は、元来ドラの六萬です。


麻雀人生で3本の指に入るくらい、不思議な手応えの仕上がりだったかもしれません。笑


一発で、リーチをしていた対面から、

④ピンを打ち取り。



リーチ、一発、ドラ4。(六萬2個、白2個)

裏ドラは乗りませんでした。ハネマンのあがり。

12000点とリーチ棒の収入。













いやしかし、実物で見るレイチェルは、本当に美しいね。美人。実物が、ヤバい。ハーフなのかなあ?


麻雀界はキレイな方が多いけど、いやはや、レイチェルも凄い。もう、別物。


性格も良い人だったらいいな。まあ、卓上の全員と気さくに話しているから、悪い人ではなさそうだけど。


誰が推そうが推さまいが、同団体でしっかりとキャリアを積めば、更なる舞台は、もはやタイミングの問題か。









麻雀の勝負の方は、櫛引祐二の猛追はここまで。


俺があがる度に、当たり牌切らなかったよアピールをしてきたポアンハヤシじじが、南場の親でも連荘をして、常に50000点超えの持ち点。最終局にレイチェルが決死のリーチをかけるも、あがれず仕舞い。



時間打ち切り最終局は、ポアンハヤシじじ以外の3人テンパイで終局。


櫛引祐二、27900点持ち、2着終了。


+7.9ポイント










対局が終わったあと、レイチェルが、


「なんだか赤牌やドラで勝負してないなって、きっと深く手役を狙った、しっかりとした麻雀、という印象でした。ありがとうございました。」


と、俺に向けておっしゃってくれた。





そうか、俺の麻雀で何かを感じ取ってくれたなら嬉しい。でもね、レイチェル、俺この半荘、結果的に、思いっ切りドラや赤牌で勝負してたやん!! 笑


ドラ爆も、ドラ爆やったやん! 笑


ポアンハヤシじじより、ドラは乗ってた。笑



最後にお茶目な天然ぶりを見せた川上レイさんでした。


皆さん、対局、ありがとうございました!










本日の成績です。


3着 -8.3ポイント


1着 +52.3ポイント


2着 +7.9ポイント


合計= +51.9ポイント、となりました。






対戦記に載せていない麻雀の収支も、最近、

デイリー収支で、負けた記憶がない。


いつから、だろう。。。?




伝説の男、2カ月間くらい、無敗の男? 笑


まあ、勝負事は、負ける時は負ける。

ただ、どれだけ、“仕方なかった”、を、

少なく出来るか、無くせるか。。。



麻雀は、本当に、人の数だけ、

色んな考え方があって良い。


色んな経験があって、良い。


































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