第四話「父との一日」
《デニス視点》
「おはようございます。父さま。」
「おはよう。」
日が昇って少しした頃に息子は起きてきた。
いつもよりほんのちょっとだけ寝坊助さんだ。
寝相があまり良くなかったのか、寝ぐせがついている。
寝ぐせの付き方がサーシャそっくりで可愛らしい。
「よく眠れたかい?」
「はい。昨日はご心配をおかけしました。」
ユーリは机につきながら困った顔でそういう。
机にはすでに朝食が用意されていた。
もっとも、妻は朝早くからはす向かいのグレイスさんの所へ出かけた。
今日は月に一度、町から商人が村に来る日でグレイス家がその寄り合い所となっている。
なので彼女の朝食はすでに済んで買い出し中だ。
ちなみに、私もさきほど食べ終わってしまった。
(……ご心配ね……。)
ささっとお祈りを済ませた後に朝食を食べ始めた息子の顔を見ながら考えた。
年相応の柔らかそうな頬いっぱいに黒パンを詰め込み、ミルクの入ったコップを零さないよう両手で持ってゆっくりと飲んでいる彼。
その見た目にはとても似つかわしくない言葉だと私は思う。
ユーリは頭が良い。いや、良すぎる。
言葉使いなどそうだ、まるで一回りほど年上の人と話をしているような気にもなる。
魔法のこと以外で同年代の子供たちと比べれば、彼はだいぶ大人だ。
読み書きも自分で勉強し、寝る前の本もほとんど自分で読んでいるのだ。
自慢じゃないが、私だって読み書き計算は5歳まで全くできなかった。
「僕の顔に何かついていますか?」
「いや、なんだか美味しそうに食べているなと思ってね。」
「我が家の料理は美味しいです。母さまの料理はどれも絶品です。」
「ははは、サーシャが聞いたら喜ぶな。夕飯が一品増えそうだ。」
お世辞も上手い。
まぁサーシャの料理の腕がいいのは私も認めるところだ。
「……ところでユーリ。」
彼が食事を終え、食器を片付け始めたあたりで私は改めて口を開いた。
「もしよかったら、昨日何があったか話してもらえるかな。」
私はなるべく言葉を選んでそう言った。
もし彼が言いたくないのであるのなら、それはそれで良い。
しかし、私は彼の父親だ。
あんな状態で帰ってきた息子を気に掛けないわけにはいかない。
「……少し長くなりますが……。」
「構わないよ。話してくれるかい?」
「わかりました。」
ユーリは手を止めてこちらに向き直り昨日の事を淡々と、そして簡潔に語り始めた。
森で魔法の修行をしていたこと。
知らずに村長が管理する区間の切り株に座り、それを村長の孫のオルコたちに注意されたこと。
謝罪をしたが、彼らはユーリに対して魔法を使って危害を加え暴言を吐いたこと。
そしてそれにユーリも怒り、反撃をしたこと。
私は黙って彼の言葉に耳を傾けた。
「──これが昨日起こったことです。」
「……なるほどね。」
私は腕を組み、深く息を吐いた。
オルコが手が付けられないやんちゃ坊主と聞いてはいたが、これほどとは。
おそらく魔法が使えないという話はオルコの父、ルドーから伝わったのだろう。
仕事仲間であったし、古い付き合いだ。何かと子育ての事で話すこともあったが……。
ルドーとの付き合い方も考え直さねばならないな。
もう一度ユーリに目を向ける。
彼もまたこちらを見ていたがスッと目をそらした。
目を合わせるのが苦手なのは生まれつきか。
本当は臆病な子なのかもしれない。
しかし彼は年上の、しかも三人を相手に立ち向かった。
その行いは臆病とは程遠い。
その上、私の悪口を言われたことに対して怒ったのだとユーリは言った。
父親としてこれほど、これほど嬉しいことはない。
今すぐに抱きしめて「流石私の息子だ!」と言ってやりたい。
しかし、喧嘩をしたのは事実だ。
村の秩序を守る役目のある家のものとして、村長の孫に手を出したことはあまり褒められない。
(さて、褒めるべきか、叱るべきか……。)
そう迷っているときに玄関の扉がコンコンと叩かれた。
「デニス、俺だ。」
扉の向こうの声はルドーの声だった。
彼のしゃがれた声は特徴的でわかりやすい。
「あぁ、今開けるよ。」
玄関に向かい、扉を開けるとそこにはルドーの他にもう一人居た。
彼の息子のオルコである。
ルドーの足にやや隠れるように立っていたオルコは泣き腫らした目をしており、額の左側には薬草が張られていた。
それとは別に彼の頬は何やら腫れていた。
「わりぃ、デニス。うちのバカが付け上がっちまったみたいで、ユリウスにひどいことを。」
「あぁ、今しがたユリウスから聞いたよ。」
「本当に申し訳ねぇ。」
ルドーは頭を下げながら続けた。
「ひっぱたいてもひっぱたいても反省なんかしやがらねぇもんだから……。ほらお前もちゃんと謝らねぇか!」
ゴツンとオルコの頭に拳骨が振り落とされる。
見る見るうちにオルコの目には涙が溜まっていった。
なるほど。
頬の腫れは平手打ちの跡か。
「ルドー、あんまりオルコを責めないでやってくれ。私は気にしていない。」
一言物申したあとに私はオルコの前にしゃがみ、彼と目線を同じくした。
彼は涙を堪えながら顔を真っ赤にしてうつむいたままだ。
「ほら、オルコ、ちゃんと謝んな。」
ルドーに足でつつかれて彼は小さく、ごめんなさい。と呟いた。
この場面だけを見ていればなんだか、オルコが不憫に思えてくる。
「あぁ、私は君を許すよ。ただ……。」
私はチラと家の中をみた。
ユーリがオルコをジッと見ている。
彼はまだ怒っているのだろうか。
「よかったら、ユリウスにも顔を合わせてやってくれないか。私よりも彼にその言葉をかけてあげてほしい。」
良いかい?と聞くとオルコは少し間を開けてから頷いた。
「ありがとう。ユリウス、こっちへきなさい。」
私の声にユーリはひょいと椅子から降りて一直線にオルコの前に来た。
それにオルコは少しだけ戸惑ったような顔をしていた。
互いにむくれた顔で会話がないまま少し経って、先に口を開いたのはオルコだった。
「魔法が使えないってバカにしてごめん。」
ポツリと呟くように謝罪の言葉が口にされた。
「……僕が怒ったのは、そのことではありませんよ。」
ユーリは静かにそう言って続けた。
「僕が怒ったのは、母がくれた大切なローブを台無しにしたこと。そして僕が尊敬している父を悪く言ったからです。」
その口調はまるで諭すような穏やかなものだった。
「だからそれ以外の事はもう気にしていません。ローブは母が直してくれましたし、父があなたを許したのなら僕もあなたを許します。むしろ、勝手に村長の管理している土地に入ってしまった僕に非があります。ルドーさん、オルコ、本当にすみませんでした。」
最後にユリウスは深々と頭を下げて謝った。
私はオルコとルドーの方に目をやった。二人ともそっくりなポカンとした顔をしている。
それもそうだろう。
私も驚いているところだ。
「父さま。」
「んん!?なにかな?」
私は唐突に話しかけられて思わず声がひっくり返りそうなのを胡麻化した。
「もしよかったら、オルコを治してもらえませんか?額の傷は僕が付けたものです。本当なら僕が治さないといけないのですが……。」
もしよかったら、先ほどの私と同じように言葉を選びながら申し訳なさそうに言うユーリ。
なんというか、この子は本当に私とサーシャの子だろうか。
思わずため息が出てしまうほどに人間が出来ている。
「わかった。ユーリがそうしたいなら私は構わないよ。」
「ありがとうございます。父さま。」
ユーリはニコッと笑ったあとに今度はルドーに向き直った。
「ルドーさん。」
「は、は、は、はいぃ。」
ユーリの口ぶりで呆気にとられたのだろう。ルドーは目を真ん丸にしながら返事をした。
「オルコは村長の孫として村長の持ち物を守ろうとしました。どうかその点はオルコの事を褒めてあげてください。お願いできますか?」
「え?あ、はい、わかりました……じゃなかった。わかったよユリウス。親父……村長にも伝えておく。」
「よろしくお願いします。じゃあ、僕は部屋に戻ります。失礼します。」
さっきと同じようにスッと頭を下げた後にユーリは家の中へ戻っていく。
その背中を私たちは見送った後に口を開いた。
「……あのさぁ、デニス。」
「なんだい?」
「何食わせたらあんな出来た息子に育つんだ?」
「私も同じ質問をしてみたいね。」
肩をすくめながら答えた後に、私はオルコの治療に取り掛かった。
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《ユリウス視点》
「はぁぁぁぁぁぁぁ、やばかったぁぁぁぁぁぁ……。」
二階の子供部屋に戻ってすぐに俺はベットに倒れこんだ。
ため息で体中の空気が全部抜けてしまいそうだ。
デニスに話すまでは良い。
しかしオルコとその父親がこんなに早く来ることまでは想定外だった。
この村は村長が管理していて、デニスは村長から分配された仕事を生業としている。
つまり我が家は下請けという立場にいるのだ。
村長がオルコと同じように「村から出ていけ!」なんて言い始めたら本当に出ていかなければならない。
などと考えていた矢先にあの来客だ。
正直、生きた心地がしなかった。
一家まとめて路頭に迷うのは嫌だ。
ゴロンと寝返りを打って頭の後ろに手を回して天井を見上げながら先ほどの会話を思い返す。
ユリウス的にはまぁ、うん良い感じに落とし所までもっていけたかな?って思う。
オルコが正直に話していたことと、父親のルドーが思いのほか常識人だったのが幸いした。
前世で子供の喧嘩が原因の近所トラブルがあったことがあるが、保護者同士の言い合いの声が響き渡る始末だった。自分の子供を守るためとはいえ、言った言ってないの押し問答はほんとうにうんざりした。
どちらかが引っ越すまでそれが続くのだから、回避しない手はない。
デニスとルドーがそうならなくて良かったよ。
そうなったら文字通り我が家が村八分にされていたかもしれない。
体を起こして窓の外に目をやる。
治療が終わったオルコは幾分かすっきりした顔でルドーと手をつなぎ帰っていく。
嫌々手を引かれて、といった感じはなさそうなのでおそらく心配はないだろう。
「……オルコ、顔が腫れてたな……。」
扉の間から見えた彼を思わず凝視してしまった。
あの頬の痛みは俺にも覚えがある。
こんなことを言うのもなんだが、俺の前世の親は鉄拳制裁主義だった。
特に母親がすごかった。瞬間湯沸かし器だ。
なにかあれば真っ先に平手打ちが飛んできて、言い訳しようものなら反対側からもう一発だった。
だから、何となくわかる。
オルコは認めて欲しかった。いや、話を聞いて欲しかったのだ。
自分は村長の孫として自覚ある行動をしているんだ。と。
方法はどうあれ、彼なりの自分の家族に対する態度がああいう形で出たのだろう。
普段がどうとかは実際に見てないからわからないが。
彼なりに祖父を尊敬しているのをルドーに分かってほしかったのだろう。
そんな気がしてしまったものだから、最後はルドーにも物申してしまった。
(……俺、うまくやれたかなぁ……)
とにもかくにも、目的は我が家の収入源の保護であった。
それはあの反応を見るに上手くいったと思う。
それならばオルコへの対応はどうだっただろうか。
俺は引くし、媚びるし、省みる男。
とくに自分の行った会話は5分以内に脳内反省会が行われる。
もっと砕けた感じでオルコと接するべきだったか。
よう!兄弟!何だいシケたツラしやがってさ。
俺か?俺は朝からハニーたっぷりのミルクを一発決めたところさ。
ハハン?昨日の事?お天道様が昇ったら明日の事を考えるのさ。
昨日の敵は今日のマブダチ!だろ?ハハハハハハハハハァ!
「ユーリ、入るぞ。」
デニスが入ってきてビクゥッと肩が跳ねた。
独り言、口に出ていなかっただろうか。
「ど、どうかしましたか?父さま?」
飛び跳ねた心臓に手を当てながら振り返る。
大丈夫、やましいことなど何もしていない。
俺の体はまだ三歳だ。イグニッションしてもエクスタシーはまだ当分先。
部屋で自らを磨くイメージトレーニングも当分先だとも。
「いや、なに、思い詰めてないかなと思ってな。」
そういってデニスはベットに腰を下ろした。
ズシリとベットが沈む。
「……本当は、許してなんかないんじゃないのかい?」
デニスは気遣うように俺を見た。
「私も今まで何度も誰かと喧嘩した。数えきれないほどにね。その中で自分が悪者だったときもたくさんあった。」
俺はデニスの隣に移動し、彼の顔を見た。
彼はどこか遠くを見ながら、そして一つ一つ言葉を選ぶようだった。
「その度に思うんだ、私は悪くない、悪いのはあいつだ。ってね。私は負けず嫌いだから、どうにも自分が悪いっていうのを認めるのは慣れなかった。まるで負けたような気分になるからね。」
「……僕も自分が悪いだなんて思ってないですよ。」
俺もそっと口を開いた。
「でも、自分が大切だと思えるものを守れるなら。僕は悪者でもいいと思いました。結果として守ることが出来たなら、それは負けじゃないと思うんです。」
「あんなに傷だらけになってもかい?」
昨晩の事を思い出す。
デニスの治療魔術が無ければ、俺はまだ歩くのも苦労していただろう。
今回の出来事は言ってしまえば子供の喧嘩だ。
しかし、当事者だけの話で済まない場合もある。
親同士、ないし権力者同士の争いになることだってあるのだ。
それならば、あの程度のケガ。安いものだ。
「……あんなに傷だらけになっても、です。」
そういうとデニスは緊張が解けたような、少しおどけたような。
わざとらしいため息をして見せた。
「私は悲しいよ。息子はまだ3歳なのにこんなにもしっかりとしている。父親として自信を無くしそうだ。」
「父さまの教育の成果ではありませんか。」
「いやいや、子供は勝手に育つと父上から言われていたが、まさかここまでとは思わなかったよ。参った参った。」
両手を上げて降参のポーズを取りながらデニスは笑った。
「ユリウスは賢い、けど何かあったら私にもサーシャにも頼ってほしい。できればもっと我儘を言ってくれていいんだぞ?長男はもっと手がかかると思っていたから、このままじゃいい意味で拍子抜けだ。」
「でしたら父さま。剣術の指南をしてほしいです!魔法が無くても戦えるように。」
「剣術か、んー。まだ早いと思っていたが、ユーリが言うなら用意しておこう。明日にでも木剣の材料を取りに行こうか。」
「ありがとうございます。あと父さま。僕、可愛い妹が欲しいです。」
「い、妹かぁ、それは……そうだ、サーシャと相談だな。うん。」
「それと父さま。こんど旅の話を聞かせてください。村の外はどうなってるかとか!それから─。」
それから、それから。
不思議と言葉は続いて出てきた。
前世で俺は父親とそんなに多くの言葉を交わせなかった。
交わさなかった。
それはきっと、この父親は俺に興味がないのだろう。
という諦めにも似た反抗心からだ。
だから、私の息子だと。
頼ってほしいと。
デニスは言ってくれた。
その素朴な言葉が、父親の口から聞けたその言葉が嬉しかった。
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《サーシャ視点》
買い物かごに大量の戦利品を詰め込んでサーシャは家路を行く。
今日もちょっと多めに買ってしまった。
あの商人は口がうまい。
「この村は美人が多いから干し肉は値下げして銅貨3枚だよ!」
「この油は持ちが良いから一晩中頑張っても朝までバッチリ明るいよ!お買い得だ!」
「この薬を夕飯に混ぜれば旦那のアレがソレして最高だよ!お安くしとくよ!」
などと持ち上げるものだから毎月ちょっとだけ、ほんのちょーっとだけ買いすぎてしまう。
でも今晩はちょっと楽しみだわ。
ユーリには早めに寝てもらいましょう。
ウヒヒと口の端がゆるんでしまう。いけないいけない。
私は妻としての務めを果たすのです。ウヒヒじゃないのですわ。
はしたない。
と思いながら空を見る。
……それにしても。
「遅くなっちゃった。」
井戸端会議というのは時間が一瞬で過ぎていく。
それがたとえ買い物帰りでも。
大雪が残るお家の庭でも変わりない。
子持ちの女が3人もそろえば話は代わる代わる続いてしまう。
子育ての愚痴だったり、夫の愚痴だったり、姑の愚痴だったり。愚痴ばっかり。
気が付いたら昼も回ってしまった。
切り上げ時って難しいわ。
夕飯の献立が思いつくころに家に着いた。
玄関の扉は締まっているものの閂がかかっていない。
「もー、不用心ねぇ。」
ドサリと買い物かごを机に置き、デニスとユーリの姿を探した。
(ローブが掛けてあるってことは、二階かしら。)
ひとまずは帰宅をしらせなくちゃと二階へあがる。
寝室の扉は開け放たれて中には人がいない。
子供部屋の方かしら。
でも、えらく静かね……。
ふ、と「敵」という単語が浮かぶ。
即座にスカートの中に忍ばせておいた短剣を引き抜く。
どんなときでも戦えるようにしておくのは淑女の嗜み。
とは母の言葉だ。
そっと、気配を殺しながら子供部屋の扉に手をかける。
罠の気配は無い。
扉はキィと小さく音を立てて開いた。
(……あら?)
思わず頬が緩む。
それは先ほどのムフフではなく、あらあらぁの方の緩み方だ。
ユーリのベットでデニスとユーリが仲良く昼寝をしているのだ。
それの寝姿がまたそっくりなのである。
同じように右を向き、同じように体を丸めて上手に狭いベットで親子が寝息を立てているのだ。
(やっぱり親子なのねぇ。昨日の事で何か進展があったのかしら。)
少し心配していたが、どうやらデニスは上手に息子と話せたようだ。
この人は心配性なうえに臆病だから、なかなか父親らしくできないと日ごろから気にしていた。
でも今回は、彼自身が、もしくはユーリ自身が上手にやったのでしょう。
どんなことがあったのか私きになるわ。
落ちていた毛布を起こさないように二人に掛けた後に入った時と同じように退室する。
(今晩デニスに聞いてみましょう。……ベットの上でね……!)
私はその後腕によりをかけて夕飯を作った。
夫も子供もいつもより三割増しで美味しそうに食べてくれた。
……もちろん例のお薬はデニスのお酒に混ぜましたわ。
今夜は熱くなりそうね。
人物紹介
オルコ・イングリット 元ジャイ〇ン ユリウスとの喧嘩を境に改心 周りは驚きを隠せない。
ルドー・イングリット オルコの父親 小さい頃は暴れん坊 若きデニスと酒場で殴り合いをし敗北。