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本当久々の更新です。
大変遅くなりました。
各個人にとりあえず歌詞を考えてこい、ということだけを告げて逃げるように帰った。
「…『Sky』か。久々に聴いたかもしれないな…」
Skyとしての初めての楽曲。
初めてのシングルだ。
この曲を聴いたとき、なんだか空が見えたみたいだった。
全てにおいて初めてを経験した曲。
初めて自分でCDを買った。
初めてCDを貰った。
初めてのライブで最初に歌われた曲。
「…聴こうっと」
自分の部屋でアルバムを流しながら昴はこれからについて考えることにした。
曲を作って練習をする。
まずこれは確定事項だ。
バンド、なのだからおそらく学園祭で何かしたいと桐野辺りが騒ぎ出すだろう。
学園祭は10月。
夏学祭まではあまり時間がないから新曲なんて一曲くらいしかできない。
とりあえずこの一曲を決めて、あとはカバーでなんとかするしかない。
…バンド名も決まってないな。
これも決めないとな。
とりあえず明日提案してみるか。
次の日
「おーい、桐野」
「ん?どうしたのー?あっ、おはよー」
珍しくいつもの元気がない。
何かあったのだろうか、と考え顔をよく見てみる。
「寝不足か?」
「あはは…やっぱりわかっちゃう?誤魔化すために結構頑張ってメイクしたんだけどなぁ…」
今日は授業寝てしまいそうだよ…と少し落ち込んでは居るが概ね大丈夫そうである。
まあこちらの要件は部活の時の方が良いだろうし、ゆっくりしてもらおうーーー
「なんて思っていたが…」
部室へ行くと全員顔が死にそうである。
こいつら、まさか全員寝不足だとでもいうのか…。いや、これはそのまさかが起きているとしか考えられない。なんだ?部活が出来るようになって興奮して寝られなくなったとでも言うのだろうか。遠足前の小学生だけだろうそんなの。ライブ前でも普通に寝れたというのに…?
「…昨日の夜、何してた」
仕方ない、とりあえず原因を聞いてやろう。
曰く。
歌詞を考えて書いてるうちによく分からなくなってきてネットとかで調べてたらどんどん気になること出てきてー、それで調べまくってたらいつのまにか朝でしたー。
いや、ほら歌詞を考えてたらどう書けばいいかアドバイスをもらおうと思って…。
でも夜遅いしみんな寝てたらかわいそうだな、って…。色々悩んでたらいつのまにか朝方で…。少しは寝たんだ、少しは…。
など。
バンド一色の言葉を聞くことができた。
これは…焦らせたのは俺だということだろうか。
とりあえず歌詞は一旦諦めてもらおう。
「わかった…。とりあえず話をするぞ?このバンドが大きな舞台に立てそうなのは夏学祭だ。夏学祭はちょっとしたお祭りみたいなものだと聞いてる。やれるとしても新曲は一曲。それがこのバンドの初お披露目だ。この一曲は今回俺が担当してみる。上手く出来るかはわからないけど…。ただこのバンドには問題がある。…名前がない。だからバンド名を決めてほしい。それならまだなんとかなりそうだろ?」
なんせ名前がないことには外へ出ることができない。看板のないお店のようなものだ。
知ってもらうことが出来ない。
だからやっぱり名前を決めないとな…。
みんながバンドの名前を決めるため話をしているのを見ながら俺はラジオでのことを思い出していた。
〝レティさん達はバンド名とデビュー曲の名前が一緒ですよね?あれってどっちが先に決まったんですか?〟
〝あー、あれはバンド名が先です。バンド名がないとやっぱり一番最初の一歩目が踏み出しにくくなってしまうかなー、って思ったので。みんなに知ってもらうには名前がやっぱり必要だし、デビュー曲はそれに合わせたものにしたかったんです。デビュー曲まで同じ名前になったのは、歌詞の内容が内容だったからですけどね。〟
Skyが初めてラジオに呼ばれた時の一幕だ。
これを放送で聞いてたときは特になんとも思わなかったんだけど、まさかこんな風に考える時が来るとは…。
結局この日の内に決まることは無かったが、みんなが話をしているのを少し微笑ましい気分で見ていた。
読んでくださりありがとうございます。
リアルが忙しくなり、こちらに顔を出すことがあまり出来なくなってました。
今回のお話は短いですが、とりあえず今かけたところまで投稿したくて投稿しました。
引き続き投稿していけるように書いていきますので、またどうぞよろしくお願いします




