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No.1056.平坦なこの道
夏も終わりに近づき
雨がパラパラ
叩きのめされたまま
再起かなわぬ
望む事もなく
平坦なこの道
涼しげな微風だ
水がシトシト
がっくりうなだれて
傷が裂けてく
思うわけも無い
平坦なこの道
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平坦で平和な道。
レールの上をあるくように、その道をただ何も考えずに進むってのも、ある意味では幸せなのかもしれない。
でも別の側面から見ればそれは与えられた幸せであって、自分の手でつかんだとは言い難いものでもある。
どんな事も見る側面を変えると立ち位置も変わってしまう。