前へ目次 次へ 3/50 No.1053.ひび一つ 火付きの悪いゆるいマグマ 限界超えて熱くなれない いれかえの多い街並 一人もいない電車 空気のようにたたずむ 最果てに何も無い 渇ききったひび一つ 記憶の薄いもろいデジャヴ 証明できない腐敗の根源 衰退を続ける今 言葉もでない空間 力尽きたように倒れた 最果てに何も無い 渇ききったひび一つ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 渇ききりはいった一つのひび、その亀裂は小さくても消える事も治る事もない。 ただただかすかに蝕むを繰り返す。