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No.1062.憎しみの連鎖
どれだけの歴史が続いていくのだろう
ちっぽけな俺は
苦しみに耐え抜く強さもなく
ぎらぎらした氷の刃に貫かれ
鼓動がとまりかけ 呼吸すらも
憎しみが連鎖する程に
数え切れぬ悲しみが支配する
いつまでも学べぬ時が積み重なってく
泣きだした君は
寂しさに抗う武器も知らず
ぎとぎとした焔の鎖に縛られた
瞬きが消え去り 暗黒の日々
憎しみが連鎖する程に
数え切れぬ悲しみが支配する
憎しみの連鎖はまだまだ終わらない
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憎しみってのは何処かで断ち切らなければ連鎖してしまう。