【二創企画】ファーレン、狂気の内幕~とある二重スパイの手記 ~
本作は九条智樹様の作品「雷鳴ノ誓イ」の二次創作物です。
執筆にあたりご本人の御許諾を得ています
本作はオリジナル設定、オリジナルキャラ、独自の解釈、拡大解釈を含みます。
また、キャラクターのイメージが原作と異なる点があります。
本作の時間軸は「雷鳴ノ誓イ」第一章の直後を想定しています。
いずれの設定・想定もあくまでも想像の産物であり、実際の作品とは何の関連性もありません。
上記の点を御理解頂けますようお願いします。
私こと天野みゆきはファーレンに所属するスパイだったりします。
ファーレン。
それはすなわち堕ちた者と呼ばれる存在でして、世間的にはテロ活動をする犯罪集団と認識されていたりします。
みゆきのような女子高生がテロリストですよ?!
みゆきは断固抗議したい、テロリストと言えば髭面のおじ様方と相場が決まっている、と。
みゆきは敢えて言いたい、ファーレンは悪の組織であってテロリストではない、と。
悪の組織はテロリストと一緒じゃない?
なにを言っていますか、貴方は分かっていませんね。悪の組織という単語にはどこかロマンを感じさせる響きがありますが、テロリストという単語はネガティブな印象しか人に与えません。いつの世もテロリストは人民の敵、社会の敵、公共の敵なのです。
第一、ファーレンの活動目的は社会の不安定化ではありません。現に無差別殺人や社会インフラの破壊などでやっていません。
そこ! 斬新な意見だ、なんて失礼なこと言わない。
ファーレンの目的について人によって多少見解の相違はありますが、大筋をいえばソレスタルメイデンが保有する王族神器と呼ばれる天装の独占的保有打破です。天装とは、ぶっちゃけてしまえば携帯用兵器の常識を遥かに超えた強力極まりない武具のこと。なかでも王族神器は数が希少で特に強力な天装ですが、ソレスタルメイデンは王族神器を一部の家で個人管理しており、天装には相性があると言い訳して身内の人間以外には触れさせません。
王族神器への相性を調べているのにですよ?
他者の可能性を握り潰す、このような行為を不当と言わずして何を不当というのでしょうか。
言い分は分かるけれどソレスタルメイデンは治安維持に貢献していて、ファーレンが社会を不安定化させているじゃないか?
貴方は現状を表面的に捉えすぎです。大方、マスメディアの垂れ流す情報を鵜呑みにしているのでしょうけど、そんなことではそのうち足元をすくわれますよ。いいですか、ソレスタルメイデンは現時点においてこそ治安維持に貢献していますが、いつまでも従順な犬だと何故思えるのです? あの人達は前時代的な縁故主義に塗れた閉鎖的な武装集団で、しかもその武力は強力極まりないのですよ。役に立つ番犬と思っていたのが、実は狼だったと気付いてからでは遅いのです。
ここまで説明すれば分かりますよね?
ファーレンとは、強力な武力を背景にいつ暴虐な暴君になり果てるか知れないソレスタルメイデンに対抗する現代のレジスタンスなのです。
まあ、私達の敵であるソレスタルメイデンの方々は大人しく王族神器を渡してくれませんから、ちょっとばかり危害を加えたりしますけど。たまにそれが過ぎる事があってお亡くなりになる方もいますが、社会正義や革命の大義を成すために起きた不幸な事例と言い訳はしません。どのような経緯であろうとも人が亡くなるのは悲しいことです。
それ故に、私達は正義の味方ではなく悪の組織なのです。
偉そうなことを言いましたけれど、私こと天野みゆきは悪の組織に所属する下っ端に過ぎませんけどね。
私達は市民に支持され愛される悪の組織を目指していますが、残念ながらファーレンに所属する全ての方がこの大義を理解していません。
そこが悩みの種なのです。
先日も栗毛の戦闘狂が駅構内の広場で大立ち回りを演じてくれました。
まったく、困った事をしてくれたものです。
ファーフナーみたいな女がいるから、いつまで経ってもファーレンはテロリストだと後ろ指をさされるのに。彼女はあろうことか駅構内で両刃の剣を振りまわして公共物を損壊させたばかりか、無この市民を斬りつけようとしたとか。
まったく、なにを考えているのですか!
あの戦闘狂、ちょっとばかり容姿とスタイルが良い上に剣の腕が立つからと調子に乗り過ぎ。
馬鹿に刃物とはよく言ったものです。
葵様もファーフナーを甘やかし過ぎですよ、まったく。
ファーフナーのような危険分子が物語るように、ファーレンの掲げる大義以外に個々人が何がしらの目的を持っている場合が間々あります。ファーフナーの場合は目的なんて大げさな物はないでしょうけどね。あの戦闘狂は大方暴れられればそれで良いに決まってます。
私?
まあ、私の場合は色々込み入った事情がありまして、政府系諜報機関からファーレンに出向してきました。出向して来たと言えば聞こえがいいですが、身分は潜入諜報員、つまり二重スパイです。
政府が悪の組織に人材を送り込むのを意外に思うかもしれませんが、あの独裁者アドルフ・ヒトラーも元々ナチスに送り込まれた潜入諜報員だったとか。彼はミイラ取りがミイラになった典型的な例でしょうね。
話は逸れました、そんな事はどうでも良いのですよ。
三年前まで大して脅威でなかったファーレンが急成長したのは、斉藤葵様の能力だけではなかったのが重要なのです。全ては政府のテコ入れがあってのこと。ファーレンの首領たる葵様が未だ指名手配になっていないのは最たるものです。
この辺の事情は長くなるので、今日のところはここまでとさせて下さい。
◇
ファーレンの現状について軽く分析をしていましたが、みゆきはとあるラーメン屋に一人でいたりします。女子高生がラーメン屋に一人で入るのは中々ハードな行動だと自分でも思うのですが、この店が斉藤葵様との待ち合わせ場所なのですから仕方ありません。
軽く分析してみる程度には手持無沙汰になっているのですが、別に葵様が約束の時間に遅れているのではありません。みゆきが待ち時間に対して三十分程前に到着したのです。少しばかり早く来すぎましたが、部下として五分前行動を心がけた結果です。
大丈夫、この行為は職務規定上問題ない。
問題ない筈です。
自己正当化していますが、本当のところが葵様と二人っきりで会うのが待ち切れなかっただけ。葵様と直に合って人となりを知るには、みゆきが受け持っている任務の性格上極めて重要です。この機会を生かさない手はありません。
まあ、個人的に好意を抱いているのもありますけど。
その想いが過ぎてしまい、みゆきは三十分前にラーメン屋に到着してしまいました。
余りに早く来すぎた結果、閑散とする店内で女子高生が注文もせずに一人座っています。この構図ははっきりいって滅茶苦茶目立ちます。仮にもスパイである身の上、市民の方々の注目を浴びるのは正直賢明ではありません。なにより早く注文しろという店長の無言プレッシャーが怖い。
それでも、みゆきは注文したくないのです。
注文したくないからこそ、自己分析をすることで時間稼ぎをしていたのですが。
その努力もそろそろ限界みたい。
次の話題に意識を飛ばそうとしていたら、あの店長と目が合ってしまいました。
『注文しない客は客じゃねぇ』と語るドスの利いた視線に屈した私は、震える手でメニューを取ります。
「……味噌ラーメンを一つ、お願いします」
「はいよ、味噌ラーメン一丁」
時計を確認するけれど、葵様との待ち時間までは十分程残っています。早く葵様がいらっしゃらないとみゆきはこの味噌ラーメンを食べなければなりません。それだけは何としても避けなければ。
死んだような目で閑散とする店内を見渡すと、同じように同志を探す方と目が合います。私達は席を移動したり会話を交わしたりせず、共に机を叩き出します。
ととととっ、とんっ、とつーととっ、とつーととっ、つーつーつー
こんな感じ。
こんな感じって、なにをやっているか分からない?
所謂モールス信号という奴ですよ。
(こんにちは)
(こちらこそ。君もスパイなのかね、まだ若いのに大変だな)
(小父さんもスパイなのですか?)
(いや、小父さんは管理職のほう。ある組織に送り込んだ人物から報告を待っているのだが、彼は遅いな)
十九世紀に発明されたこの通信手段は、天装のような武具が出回る時代でも現役だったりします。市民生活に紛れ込んでいる身の上で、他の方には知られたくない内容の会話をするときなど割と便利で重宝しています。本当はそこまで慣れていないので先程のような詳しい文面は苦手なのですが、その辺は想像を膨らませて解釈しています。やや内容を拡大解釈していますが、みゆきの任務には指し障りない内容ですから脇に置いておきます。置いておいて下さい。いま重要なのは文面の正確さではなく、やさぐれている心にせめてもの気休めを得られるか否かなのです。
机を叩く音が気に障ったのか店長の罵声が飛びます。
「お前等、五月蠅いわ。ラーメン大盛りにしてやるから大人しく待っていやがれってんだ」
「「そんな!」」
店長の御好意を喜ぶべきだと思うのは甘い考えです。この店で出されるモノはどれも凄まじく不味い、不味過ぎます。はっきりいって資源の無駄使い、お百姓さんに謝るべきレベル。
このような店は某漫画なら「店主よ、出て来い!」「このようなモノなど料理ではない!!」などと罵声を浴びるに決まっています。それでも存在する以上は何かしらの存在価値があるようで、余りの不味さに客が寄り付かないということは、考えようによっては秘密のやり取りをするには色々と都合が良かったりするのです。その点に着目した誰かが店の買収を提案、ファーレンのトップである葵様が提案を採用なさいました。
誰ですか、こんな迷惑な提案をした人は!!
やり場のない怒りが込み上げてきましたが、この怒りに冷や水を浴びせるかのように味噌ラーメンがテーブルに置かれます。
「味噌ラーメン大盛り、御待ち」
待ってないから、全然待ってないから。
そして、先程の言葉通り本当に大盛りしてきましたよ。
有言実行を本分にしているのなら、せめて店の入り口に掲げられた『絶品! 味噌ラーメン』をまず実践して下さい。現状では『悶絶! 脅威の味噌ラーメン』がいいとこです。
「いいって、いいって、大盛り分はサービスだから金は気にするな」
気にしますから、大いに気にしますから。
お金とかそういう問題ではありません。このままでは遠からずラーメン自体を嫌いになってしまう気がします。お願いです、お金を払いますから小盛りにして下さい。
「さっきは俺も言い過ぎた。いいから、さっさと喰いな」
みゆきの慈悲にすがる様な視線を、何故か誤解した店長は微妙に顔を赤らめながら厨房に帰って行きました。余計な誤解を与えてしまったような。でも、これ以上店長とやり取りするのは返って事態を悪化させるような気がします。根拠はありません。乙女の勘です。仕方ありません、乙女の勘に従って店長の誤解を解くのは又の機会にします。
注文した品が来た以上、もはや諦めるしかありません。
覚悟を決めて味噌ラーメン大盛りに箸を付けますが、一口目でその覚悟は打ち砕かれ、二口目で打ち拉がれる。実に救いがたい味でした。生き続けることに絶望しそうになりながら味噌ラーメンを食べていると、店の扉が開きました。
珍しい、どうやら新たな同志が入店したようですね。いいでしょう、新たな同志の姿を見ることでせめてもの気休めにします。
私が視線を向けると、そこに立っていたのは少女でした。
黒く長い髪の少女は私を見付けると軽く手を振ってくれました。みゆきを見つめる濃紺の瞳はベネチアン・グラスのように繊細で美しいです。色白の肌は同性である私でも見惚れてしまう程。その少女が手に携えているのは真紅の糸や鞘で統一された拵えの日本刀。鞘に収められているあの日本刀は緩やかな弧を描く刀身がほんのり薄紅色に輝いているのを、みゆきは知っています。
少女は薄桃色の唇を開くと『遅れてごめんね』と声をかけてくれますが、圧倒的な美を前にして何故か急に恥ずかしくなってきました。顔が徐々に真っ赤に染まり動悸が早くなるのが自分でも分かります。
落ち着こう、みゆき。
私はノーマル、ノーマルなのです。
深呼吸をして落ち着こう。
見間違いようがありません、斉藤葵様がようやく来店されたのです。
「あら、みゆき。美味しそうな味噌ラーメンを食べているのね。店長、私にも味噌ラーメンを一つ」
えっ、美味しそう?
「これは葵様。いつも御贔屓にして頂き、ありがとうございます」
いつも御贔屓に?
あの店長が態々厨房から出てくると、被っていた調理用帽子を外して葵様を出迎えています。若干背を屈め恐縮している姿からは、いつもの粗暴で気の荒い店長は想像できません。まるで借りてきた猫、あるいは飼い慣らされた猛獣のようです。
ファーレンにも気の荒い男性は多いです。葵様はそのような男性陣を押しのけてファーレンの首領となっているのですから、店長のような人物の扱いに慣れていると言えばそうなのでしょうけど。店長の気迫に圧倒された私からすれば予想外の光景です。
いや、それ以外にも色々気になる会話が交わされていたような。
二人のやり取りに圧倒されている私を気に留めず、店長は手慣れた手つきで味噌ラーメンを仕上げます。
「味噌ラーメン一丁、御待ち」
「相変わらず、美味しそうな味噌ラーメンだよね」
「そう言ってくれるのは葵様だけですぜ。他の奴らは涙を流しながら味わって食べるだけで、言葉を掛けてくれやしません」
「店長のラーメンの味に感動して言葉がないだけでしょ。そうだよね、みゆき」
否と言えない満面の笑みで同意を求めて来ます。葵様がこの味噌ラーメンを楽しみしているのは、会話の最中も箸が止まらない事からも分かります。
信じられませんが、間違いありません。
時折、急いで食べ過ぎたのか、『熱い、熱いよ』と言いながら御冷を飲む姿はとても微笑ましい光景です。れんげに麺とメンマと海苔を載せて、『ちっちゃいラーメン』とか喜んでいる人がファーレンの首領とは到底思えません。かと思えば、チュルチュルと啜らずに食しています。無邪気なのかお上品なのか良く分からないですが、乙女心をくすぐるのだけは確かです。とても『悶絶! 脅威の味噌ラーメン』を食べている姿とは思えません。
どういう味覚をされているのだろうと疑問を感じていると、満面の笑みを浮かべた葵様がみゆきを見つめます。確かに満面の笑みを浮かべているのですが眼だけは笑っていません。サディスティクな視線が私を見つめるのです。
こっ、怖い。
さっきの店長の方がまだ可愛いです。
「……ねぇ、みゆき。ラーメンはとても難しくて奥が深い料理でね、どんなに自分が美味しいと思っても他人は美味しいとは思わなかったりすることがあるの。それって、つまり人と同じ感想を持たない人は味音痴だったりするのかな?」
「そっ、そんな事はないと思いますよ」
「そうだよね、みゆきはメイと違って私を味音痴だなんて詰ったりしないよね。メイは酷いんだよ、せっかく柊哉のために用意したラーメンを『美味しそう』と言って勝手に食べた癖に、『ミー君は食べちゃ駄目。葵ちゃんは多分味音痴なんだよ』と、柊哉の前で私を詰ったんだよ。あれで、私がどれだけ傷ついたか、分かる?」
分かると聞かれても困ります。多分、メイという方は真実を告げただけと思います。真実を告げることが出来るくらい仲がよかった友達だからこそ、忠告の意味も含めて言ったのだと思います。
問題があるとしたら、好意を持つ人物の前で詰られたと葵様が理解してしまった点。真実は時として人を傷付けるのですね。
みゆきも葵様に真実を告げられたら、どんなに楽でしょうか。
「だからね、みゆき。もっと美味しそうに食べようよ」
日本刀に手をかけながら同意を求めるのは勘弁して下さい。
どんなに不味かろうとも命には代えられません。諜報機関で養った演技力とあらん限りの表情筋を動員して、『悶絶! 脅威の味噌ラーメン』を某漫画の美食家さながらに褒めちぎりながら食べ切りました。みゆきの生涯最高の演技だったと思います。
「御馳走様でした、とても美味しかったです」
「そうだよね、この店の味噌ラーメンは最高に美味しいよね?!」
胃がどうにかなりそうですけれど、葵様の満面の笑みがみゆきを癒してくれます。例え、それがこの苦行を強いた当の人物だったとしても、葵様のためなら死んでもいいと思わせる何かを感じました。
案外、このように落として上げる手法でファーレンの首領に伸し上がったのかもしれないですね。
――もし、これが計算された行動だとしたら。政府は葵様の統率者としての能力を過小評価しているのかも。ソレスタルメイデンに対抗しうる猟犬を養っているつもりが実は狼に変貌していた、という状況に自分達が陥る様な気がしてなりません。
この分析を早く上司に報告しないと取り返しのつかない事態が……
徐々に冷静になってきた私は、考えられる可能性に思い巡らします。
葵様が目の前にいるにも関わらず、です。
「みゆきってさ、妙に冷静なところがあるよね。それに提出してくれるレポートの分析も女子高生が書いた物とは思えないくらい洞察に富んでいるし」
「そうでしょうか」
乙女の勘が警告音を最大ボリュームで鳴らします。
そんなに大音量で鳴らさなくたって分かっています。
これ以上、この場に留まっていてはいけません。
適当に理由をぶち上げて机に手をつき席を立とうとしますが、みゆきの手に葵様が手を重ねてきます。
「ねえ、みゆきは私の友達だよね。私はみゆきの事をもっとよく知りたいの。だからね、これから私の家に泊まりに来ない?」
真摯な瞳で見つめられ、みゆきの心臓が再び加速を早めます。
落ち着こう、みゆき。
私はノーマル、ノーマルなのです。
これは、罠です。
所謂、孔明の罠。
着いて行ったらきっと殺されてしまいます。
「それとも、みゆきはやっぱり私の事が嫌い?」
上目使いで訴えられても困ります。
葵様を嫌いな人がいるとしたら、その方は人類以外の何かです。
でも、それとこれは違うのです。
数秒間困り果てるみゆきを見つめていた葵様は急に隣の席に移動してきます。そのまま寄り添うように体を接触させると薄桃色の唇が私の耳元で囁きます。
いい香り、葵様が愛用されているシャンプーの香りがします。
(大丈夫だよ。少し恥ずかしいけど、女の子同士なら一緒に御風呂に入っても問題ないよね)
その囁きが止めの一撃になりました。
「行きます。いいえ、行かせて下さい」
みゆきの中の何かが振りきれました。
この先に何があろうとも、構うものですか。
女は度胸です!
三日後。
みゆきは葵様に自分が政府の二重スパイである事、諜報機関の見解と方針、情報網と構成員の指名。その他、知る限りの情報を全て洗いざらい告白してしまいました。
別に尋問や拷問はされていません。
みゆきは斉藤葵様の美に魅せられただけです。
そうですね。
一言でいえば、実に哲学的な経験でした。
そこ! 邪な想像しない!!
本作のタイトルは、「ナチス狂気の内幕―シュペールの回想録」を意識して名付けています。
特に意味や関連はありませんけどねw