美少女とあっちゃった
四話目投稿~
遅れてしまってすいません。
ヒロインが今回でやっと出てくるのでそれで許していただけたらな~なんて。
では、お楽しみくださいー
俺は自分が目を瞑っていることに気づき目を開けた。するとそこには大勢の人が驚いた表情でこちらを見ていた。周りを見てみると、俺はどうやら祭壇の様なところの上に立っているようだ。ていうかみんなローブのような服装で、頭まで着てるから全然顔が見えなくてすごい怖いんですけど……。
『おぉ!あれ!』『ついに現れたぞ!』『あれが伝説の勇者様か!』『なんかあんまり覇気を感じられなくないか?』
おい、誰が今覇気感じないとか言ったやつ、今すぐ出てこいコラ!これは歓迎されているのか?聞いた感じ男ばっかりなんですけど!あれ?美少女は?美少女は⁉どこにもいねーじゃねぇか‼美少女どころか野郎しかいねーじゃねぇか‼混乱の最中、一人の男が話しかけてきた。
「あ、あなたはゆ、勇者様ですか?」
おっと、いきなり確信を付つく質問されちゃったよ。どうする?なんて答えればいい?
A.いかにも!俺が勇者だ!
B.え?勇者?何それ?おいしいの?
C.俺はこの世界を滅ぼす魔王だ!
うーん……。爺さんが言うには国によっては扱いが酷すぎるところもあるって言ってたな。Cの場合、これ一瞬でBAD ENDルートじゃね?せっかく異世界来て美少女とキャッキャムフフなことができるかもしねぇのに、いきなり独房行きなんて俺嫌だぞ?Bの場合も、とりあえず確保されて終わりだな。ならここはAでカッコよくキメるぜ!
「いかにも!俺が勇者にゃ!」
しまった⁉最後の噛んじまった⁉なんだよ勇者にゃって‼猫じゃねぇんだよ‼誰が萌えるつーんだよ‼
『おぉ!やはり勇者様であらせましたか!『今なんか最後おかしくなかったか?』『あら?最後噛んじゃったのかしら?かわいい♪』
何とか俺が勇者だってことは理解されたようだ。でも、なんか最後のヤツおかしくね?言われた瞬間、背筋に悪寒が……。
「勇者様!どうか!この世界をお救い下さい!」
俺が貞操の危機を感じてるなか、さっき話しかけてきたヤツがそんなことを言ってきた。
『勇者様!私からもお願いします!』『どうか世界をお救い下さい!『我ら人類に光を!』
すると、周りにいたヤツらも口々にお願いしてきた。大勢の男どもにお願いされてもモチベーション上がんねぇ……。いや、コレを全員美少女に脳内変換してハーレム状態に………無理だ、今現在野太い声が聞こえてできるわけねぇよ。俺が返答に困っていると、
「勇者様!」
部屋全体に透き通るように響く声が聞こえた。俺は気になって振り返ってみるとそこにはーー
美少女がいた。
俺は今までにない衝撃を受けた。目鼻立ちは整い肌は雪のように真っ白だ。髪はひまわりのような色の金髪で、背中の辺りまでのばしている。まるでおとぎ話に出てくる囚われのお姫様の様だ。背は俺よりも低く俺と同い年ぐらいだと思う。瞳は青く純真さが感じられ、今はそのその綺麗な瞳が喜色と驚きに染まっている。俺が少女の登場に驚いていると周りのヤツらも驚いて声をあげた。
『おぉ!姫様じゃ!』『まだ儀式が終わってからさほど時間経ってないはず……』『お体は大丈夫なんですか姫様!』
「大丈夫です、わたしは。それよりも今はこの世界のことです。勇者様、どうか、どうかこの世界をお救い下さい!」
そう言いながら姫様(当たってたのかよ⁉)は俺の手を取り両手で握ってきた。ヤバイ!そんな涙目&上目遣いはヤバすぎる!やめて!俺のライフはもうゼロよ!俺は顔を真っ赤にしない様に努力しつつ、
「あなたの為ならいくらでも!(キリッ)」
心の中で決まった!と思いながら世界を救うことを了承した。
ヒロインの描写はどうでしたか?あまり自信無いんですが……。あと、ヒロインの紹介は次回です。たぶん説明回になると思います。べ、別にまだ考えてないからじゃないんだからね!……すいません。
感想などお待ちしておりまーす。そして、お気に入り登録して頂いた人には感謝を。次回も読んで頂けたら幸いです。では~( ´ ▽ ` )ノ