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異世界へ送られちゃった

三話目投稿~

すごく書くのに時間がかかっしまいました。

すごい疲労感なうです。

今回は説明回です。つまらないかもしれないですが、楽しんでいただけたら幸いでーす。

「少しは落ち着いたかの?」


「ああ、まだムカつくけどな」


あの後俺は叫んだが、そのおかげか少し落ち着きを取り戻すことができた。でも、今考えてもひでぇな。神様の戯れがあると思ったが、まさかこんな戯れなんて……。あれ?おかしいな?目から汗が……。


「お主、何を泣いとるんじゃ?」


「うるせー!べ、別にな、泣いてねーし?これは汗であって決して泣いてる訳じゃ……」


「分かった、分かったから話を聞け」


「?」


「言っておくがお主はまだ完全に死んでおらん。」


「マジでか⁉なら早速もとの世界にーー」


「だから、最後まで人の話を聞け‼死んでないと言っても、あちらの世界の肉体を再生してこの世界に持ってきたんじゃ。だから、お主の世界に戻ることは不可能じゃ。」


「なん……だと……⁉」


ならそんな期待するようなこと言うなよ。最後の希望だったのにもう復活フラグ折られたよ。俺は落ち込みつつも、ふとあることを疑問に思い爺さんに聞いてみた。


「今この世界って言ったよな?このどこだよ?しかも、地球をあちらの世界ってどういうことだよ?」


すると、爺さんは待ってました!と言わんばかりに話し出した。


「この世界は天国なんかではない。もちろん地獄でもない。ここは空間の狭間じゃ。」


「空間の狭間?」


「うむ。つまり、この世界はお主の世界と死後の世界の間の空間じゃ。」


なるほど。だから俺は意識もあり肉体も傷一つ無いのか。だが、それだけならなんで俺が、この世界へ連れてこれたのかが不明だ。


「と、この話はここまでにして少し話を変えるぞ?わしは実は神は神でも創造神なんじゃ。わしは世界を管理しており、お主の世界も管理しておる。その管理しておる中の一つの世界でちと問題起きてのう。その問題をお主に解決して欲しいのじゃ」


「は?創造神?世界を管理?問題?」


いきなりの色々言われすぎて、頭がついていかないんですけど。そんな俺をお構い無しに爺さんの話は続く。


「その世界とはアルバレル。お主の世界で言うRPGの様な世界じゃ。中世ヨーロッパの様な文化じゃが魔法が普及しており、生活水準も悪くない」


「アルバレル?」


また変なのがでてきた。まぁこれは理解できたが。というか、段々中二な方向に行ってるのは気のせいか?とりあえず、俺はその異世界?の問題を聞いてみることにした。


「その世界の問題っていったい何なんだよ?」


「その世界では人間と魔族が暮らす世界なんじゃが、今魔族が急速に力をつけて人間を滅ぼそうとしとるんじゃ」


ん?なんとなく話が見えてきたぞ?これはもしかしてーー


「お主には勇者として人間を救って欲しいんじゃ」


はい、思った通りのテンプレきたーーー!

話の流れ的にそうだと思ったけど、やっぱ当たってのかー。


「もちろん、ただとは言わん。お主を生き返えらしてやるし、特別な力を授ける」


……うん、もう言わずもがなチートですね、はい。まさかここまでテンプレとは。しかしまだ決めかねる。もちろん、そんな力を手に入れられるなんて、嬉しいことこの上ない。こちとら中学時代は、この状況の様な小説読みまくりで、自分にどんな力があるか、一人で模索していたんだ。友達居なかったしそんなことばっかりやっいたなぁ。おい、そこ、人を同情と憐れみの眼差しで見るんじゃねぇ!すごく傷つくから!しかし、どんな力かは知らんが、やっぱりそんな世界には危険は付き物だ。まったくなんで、ただの高校生のはずが勇者になって世界を救わなきゃいけなんいんだ?あ、手違いで死んだからですね、はい。ん?ちょっと待てよ?そういえば、手違いって何だ?死んだことがショックすぎて聞くの忘れてた。なので聞いてみよう。レッツリッスン!


「そういえば爺さん、手違いって何だ?」


「ギクッ」


……おい、今この爺自分の口でギクッて言いやがったぞ?


「おい、爺、手違いって何だ?」


「ピ、ピュー」


この爺、目泳がせながら口笛吹いてやがるぞ⁉あやしすぎだろ⁉


「ちゃんと答えろやクソ爺‼」


「じ、実はのう、管理しておる世界の住人の名簿あるんじゃが、その名簿言わば命の塊なんじゃ。その名簿に何かあれば、そこに書かれておる人間に危害が加わってしまうんじゃ。わしはそれ見ながら、一眠りしてしまったんじゃ。」


「ふんふん」


「わしが目を覚ましたら、飲んでたコーヒーが倒れてお主の名簿にかかっておったんじゃ」


「………つまり?」


「わしの寝相の悪さでお主を殺しちゃった、ごめんちゃい♪」


「死ね、くそ爺‼何人様の命寝相の悪さとコーヒーで無くしてんだ‼」


この爺、神として絶対間違ってるだろ‼こんなんが神になれるだったら、世界なんて神だらけだぞ‼後だいたい最後につく一言一言がいちいちうざすぎる‼


「あー、やっちゃったと思ってたんじゃが、丁度その時この問題が発生してこれ丁度良くね?と思い早速お前を呼んだということじゃ」


「お前軽すぎだろ⁉神なんだから、少しぐらい威厳もてや‼」


この神はある意味で規格外すぎる……。


「ていうか………その名簿でパパッと解決出来ないのか?管理してる住人なら魔族もそれに入るんじゃねぇのか?」


「それはそうなんじゃが……。それ出来んのじゃよ。普通わしは世界にあまり干渉できんのじゃ。干渉しすぎると世界バランス崩れ、災害などで世界が大変なことになってしまうんじゃ。お主のことは例外であって申し訳ないと思っておる。」


「いや、まぁ過ぎちまったもん仕方ねぇよ。」


「それでさっきのことなんじゃが、お主はどうする?わしは救ってくれるとありがたいんじゃが……」


「正直怖いんだよ、その世界が。俺は戦争もない日本で育ったんだ。そんな俺が本当にやっていけるか心配なんだよ」


「それならわしが授ける力で大抵のことは大丈夫じゃ」


「そういえば、どんな力をくれるんだ?」


「その力とは【神の加護】(ゴッド・ハート)


「ゴッド・ハート?」


「そうじゃ、まぁ内容はあまり神とは関係ないんじゃが。言わばアルバレルで生きて行く上で、大切なことを底上げするんじゃ。」


爺さんから聞いた内容はこうだった。


一つ目は身体能力強化。これは呼んで字のごとく。地球での何倍もの力出せるそうだ。


二つ目は魔法発動簡略化。魔法とは、創造してその魔法の詠唱をすることによって、発動するらしい。これは、その創造を簡単にし、詠唱をしなくてすむようにするらしい。


そして三つ目に【新魔法作製】(メイキングマジック)。これは自分で考えた魔法が使えるようになる、まさにチートな能力だ。


これだけの能力があれば、生きていけるように思えるがやっぱり不安が残る。死ぬまでの俺ならここでOKしていただろうが、死んだことが思いのほかショックだったようで、臆病になってしまってるようだ。我ながら情けないとは思うが、仕方のないことだろう。


「やってはくれんかのう?」


「いやでもしかし……」


「そこをなんとかーー」


「俺やっぱりーー」


「あっちには美少女がたくさんおるぞ(ボソッ)」


「爺さん、いつから出発するんだ?」


死ぬこと?え?何それ?おいしいの?美少女がたくさんだぞ?まさに男の夢じゃねぇか!そんな世界に誰が行きたくないんだよ!


「おぉ、ありがたい!感謝するぞ。因みにあっちの世界は一夫多妻だからの。楽しむが良い」


「爺さん!出発はまだか!」


ハーレムキターーー!これはもう行くしかないでしょ!誰だよ行かないとか言ってたやつ。今すぐ殴ってやりたい。


「ちょっと待て、今力を授けるからじっとしておれ」


すると、爺さんが突然詠唱?を唱え始めると、杖から三つの白いモヤの様なものが出てきた。それが俺に向って迫ってきて、俺の中に入っていった。しかし、俺には何ともない。


「爺さん、コレで本当に力が備わったのか?何も変わった感じがしないんだが……」


「最初はそんなもんじゃ。あちらの世界に行けば実感できるじゃろう」


そう言いながら、爺さんが杖で地面を叩くと丸い穴が現れた。


「この穴に入れば、アルバレルに行くことができる。さぁ入るが良い」


「いや、まて、行くにしても心の準備がーー」


「つべこべ言わずにさっさと行け!」


ドスッ。そう言いながら、爺さんは俺の背中を杖で押して穴に落としやがった。


「何しやがんだクソ爺ぃぃぃ‼」


「勇者の力は強大じゃ。利用しようという輩がいるかもしれん。最悪国自体が勇者を奴隷の様に縛りつけるかもしれん。ま、その辺気を付けるんじゃよー」


「最後に不吉なこといってんじゃねぇぇぇぇぇ‼」


俺の心からの叫びは異世界への穴で木霊した。

いよいよ次回から異世界です。大和は無事生きて行くことができるんでしょうか?

ではまた次回に( ´ ▽ ` )ノ感想などお待ちしておりまーす。

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