怒られちゃった……
十五話目ー
どうにか一週間ちょっとで投稿することが出来て安心しているヨウブンです。
さて、この前奴隷のミルちゃんを買ったヤマトですが、はたしてロリコンになってしまうのか!まぁそれは本編でご確認ください。
では、どうぞー
俺はミルを連れて奴隷店を出ていた。あー外の空気がうまい。あの店が若干トラウマになっているせいか、ただ外にいるだけで心地よく感じる。
と、ここで改めて街並みを見てみる。この世界では普通なのか、あるいはこの国独特なのかは知らないが露店が多い。なんかバザーみたいな感じだ。食べ物だったり、アクセサリーだったりと、特に統一性はないみたいだな。
そんな露店群の中を歩きながら俺はある店を探していた。これだけの露店群の中で俺が探してるのは露店じゃない。どっかにないかなぁーっと。お、あったあった。
「ミルー、ちょっとあそこ寄ってくぞー」
俺の後ろをトボトボと歩くミルに話しかける。なんだかすぐにはぐれそうで怖いな。なら、
「ほら、早く行くぞー」
手を繋いだ。これで心配はないだろう。いや、ミルも女の子なんだし俺なんかと手をつなぐのを嫌がるという心配はあるけど……。あれ?段々ネガティブになってる?ま、まぁそんなことはおいといて、俺たちは手をつないだままその店に入った。
「いらっしゃいませ~」
ポワポワした雰囲気のおっとり系お姉さんが迎えてくれた。おぉ、なんかやっと普通の人に会えたような気がするぞ。どうなってんだよこの世界。
「今日はどういった服をお求めですか~?」
そう、俺が探していた店とは服屋である。といっても、別に俺のを買いにきたわけじゃない。ミルのための服だ。
彼女が身につけている衣服は少し質素でボロい。そこで新しい服を買っておこうと考えたのだ。せっかくあの変な店から解放されたわけだし。金貨1枚あればそれなりのものが買えるだろうしな。
「おーいミル、好きなの選んでこーい」
「……………」
やっぱり無言ですよね……。仕方なく俺はミルの手を引きお姉さんの前に連れ行き、
「この子に似合う服を似合う服をいくつかーー」
お願いしようとしたが、最後まで言葉を続けられなかった。何故なら、おっとりお姉さんが俺を絶対零度の眼差しで射抜いていたからだ。え?何?何なの?
「あの……どうかしましたか?」
「…………いいえ~別に大丈夫ですよ~」
言葉とは裏腹に声は明らかに低くなっていて全っ然大丈夫じゃない。あのおっとりはどこいったんだ……。
「では~ロリコン~この子に似合う服をいくつかお選びしたらよろしいのですね~?」
あれ?今お客様がおかしかった気が?ていうかなんか俺、軽蔑されてね?どうしてだ?
「では~少しこの子を貸して貰いますよ~?」
「あ、あぁはい、お願いします」
考え込んでいたためついどもってしまったが、そんなことも気にせず、そそくさとミルを店の奥に連れていく元おっとりお姉さん。最初のお姉さんよ、カムバック……。
***
あれから待つこと数十分。女の子の買い物(特に服)は長いというかなんというか。それでも客をほったらかしってお店としてどうなんだ?とか考えているとようやくお姉さんが帰ってきた。あれ?ミルは?
「あの、すいません。ミルは?」
「ふふっ、それよりお客様~彼女見違えましたよ~」
へ?見違えた?どゆこと?疑問に思っているとミルが帰ってきた。
「おぉ、ミル。おかえーー」
そこで俺の言葉は止まった。いや、止まらざるを得なかった。何故ならそこに、
ーー白い妖精。もとい、見違えたミルが立っていたからだ。
ミルは真っ白なワンピースを着ていた。ただそれだけなのに、何か神秘的なものさえ感じるように思える。まさに白い妖精、いや、雪の妖精のようだ。そんな姿に思わず見惚れてしまう。いや、これはもうロリコンとか関係なくミルが可愛い。
「可愛いよ、ミル。とっても似合ってる」
ついそんなことが口から出てしまう。うん、間違ったことはいってないからセーフ。これは褒めただけであって決して俺はロリコンではない。
「…………」
やっぱり無表情なミルちゃん。と、思ったら顔がほんのりと赤い。なんだ、照れてるんじゃないか。可愛い奴め。
「いや~ミルは可愛いなぁ」
そういって思わず頭撫でてしまう。あぁ、女の子の髪ってこんなにサラサラしてんのか、知らなかった。そこで気づく。撫でられてるミルが目を少し細めていた。さっきよりも顔が赤い。お?これはいい変化か?
そう考え、というか調子に乗って撫で続けていると背中に何か刺さるものを感じた。振り返ると、
「…………」
絶対零度から一周回って進化した灼熱の蔑みの視線で俺を睨みつけているお姉さんがいた。本当に何なの!そんな睨まれるようなこと俺した!?
「……それではロリコン~他の服もこちらにありますので~全部で金貨1枚になりま~す~」
俺はさっさと払ってミルを連れて逃げるように店を出た。もういやこの世界……。
***
さて、やることがなくなると同時にお金も無くなったわけだが。俺ってもしかして金遣い荒い?というわけで、宿屋に帰ろう。
「ミルー、宿に帰るぞー」
俺の何気ない一言に、ミルはビクッと大きく反応する。なんだ?どうした?
「ミル、どうかし………!」
そこで俺の言葉は止まった。何故なら、
「………」
オラスの時のように怯えた視線を俺に向けていたからだ。そこで俺はようやくミルの反応の意味を理解する。そりゃあそうだよな。ミルの状況で自分で買った人間を信頼しろ、なんて無理な話だよな。だから、
「ミル、俺はミルを奴隷として見ていない。そして、これからもそんな風には見ない。俺達はもう仲間だ。何があったか知らないが、俺は絶対ミルが嫌がることはしない。ミルが助けを求めれば絶対に駆けつける。だからーー心配するな」
今の自分の気持ちを正直に伝えた。しかしミルは答えない。でも、さっきのような怯えた視線は向けられていなかった。いつものミルに戻っている。少しは安心してくれたのかな?今はそれだけでも十分だ。
「よし!宿に帰ろうか!ミル」
そう言って俺達は再び歩き出した。その時俺は、ミルが少し気を許してくれた気がして舞い上がってしまっていたんだ。だから重大なことを忘れてしまっていた……。
***
「で、ヤマト様?反省はしていますか?」
「はい……」
俺の今の体勢分かる人ー?そう答えは正座でーす。かれこれ数十分はしてまーす。もう足の感覚が無いでーす。あはは………はぁ。何故俺がこんな状態かというと、それは正座をさせられる数十分前までさかのぼる。
俺たちは宿屋に帰りセシアのもとに向かった。
『ただいまー』
『あぁ、おかえりなさ……っ!?』
『ん?どしたセシア?』
『……ヤマト様、これはどういうことですか?』
『へ?これって?』
『その子は……どういうことですか?』
『あぁ、この子はミルって言って俺のどれ……あ』
『ヤマト様……』
『い、いや!こ、これはそういうのじゃなくてだな!』
『とりあえず、私の部屋に来てください』
『い、いや、だからな?これはーー』
『来てくださいね?ヤマト様』
『……はい』
と、こんなことがあり、現在セシアの前で絶賛正座中というわけです。ミルと出会った経緯は話したが未だ許してもらえず。誰か助けて……。
「そもそも、ヤマト様はこの子への責任をとることが出来るんですか?」
「責任?」
「はい。さっきも話しましたが、奴隷を買うには生活を保証しなければなりません。奴隷からしてみれば、生活とは人生と同義です。つまり、ヤマト様はこの子の人生への責任をとることが出来ますか?」
セシアが真剣な眼差しで聞いてくる。
「そ、それはもちろん!さっきも約束したし!な、ミル」
「…………」
……あのぉ、ここでそうだって言ってもらわないと非常に困るんですけど……。
「………」
そんな様子をジト目で見てくるセシア。いや本当なんだって。
「はぁ、こうなってしまっては仕方ないですが、これからは私にも話してくださいね?」
「そ、そりゃあもちろん!……今回は俺が悪かった。ごめん!」
今回は独断で勝手に行動した俺が全面的に悪いので頭を下げる。
「まったく、困った人ですね」
そうは言いつつも、セシアの表情には少しの笑みがある。呆れながらも事情を鑑みて許してくれたのだろうか?
ここで俺のある思いをセシアに打ち明けてみた。
「なぁ……奴隷制度って間違ってないか?」
「………それは私も思います」
やはりこの世界の住人であるセシアでも感じていることのようだ。なら、
「なんとかならないのか?」
「それは……無理です。特に今の時代なんかは、無理なんですよ……」
今の時代……?いったいどういう意味だ?
「これだけじゃ分からないですよね。それではお話します。奴隷制度が何故出来たのかを」
そしてセシアは教えてくれた。奴隷制度が何故あるのかを。奴隷が何故いるのかを。
「奴隷とはもともと犯罪者が受ける罰だったんですよ。犯した罪を償う為の」
「それがどうしてこんな形になってしまったんだ?」
「それは……魔族との戦争が原因なんです」
戦争が原因だって?
「戦争によって家族をなくした子どもたちはたくさんいました。国はそういった子どもたちを兵士として育てることにしたんです」
つまり国は身寄りのない子どもの生活を工面する代わりに、兵士として働かせたってことか。ん?これって何かに似てないか?
「ご存知の通り、戦争が一度おさまった時がありました。その時にもう子どもたちは兵士として働かなくてよくなるはずだったんです」
そこでセシアの顔色が陰る。声も段々低くなってきてる気がする。だが、それでもセシアは話を続けてくれた。
「ある国の王様が言ったんです。『またいつ魔族が襲ってくるか分からない。コイツらを手放すわけにはいかない』って。そこからなんです。奴隷制度が出来のは」
うん?何か腑に落ちないな……。どうして、
「どうしてその時、国はその子どもたちを兵士として受け入れなかったんだ?」
「戦争が落ち着くと国に余裕が出来ました。そのため兵士には名家の貴族などの上流の人たちがなるようになったんです。しかし国は子どもたちの、言い方は悪いですが使いやすさを知ってしまっていたんです。手放すのが惜しかった。だから」
「奴隷として扱ったってことか」
「はい……。その時に奴隷の定義も今のものに変えられました」
国の都合によって罪のない子どもを罪のある奴と同等に扱ったってことか。
は、はは、はははは。馬鹿げてる。本当に馬鹿げてる。もう怒る気すら湧いてこない。
「もちろん反対する人はたくさんいました。でもこの決定は多くの国の上層部が認めあったもので、揺らぐことはありませんでした。そして月日は経ち、奴隷制度は自然のものに、当たり前のものになっていったんです」
それでセシアの話は終わった。だが、さらにモヤモヤした何かが胸に残っている。
腐った国の上層部への怒り、戦争によって奴隷となった子どもたちへの悲しみ、こんな腐った制度を変えられないやるせなさ、そういったモヤモヤが。……やるせなさ?
「…………そうじゃない」
そうじゃない……そうじゃないだろ!魔族との戦争が原因で奴隷制度が出来たってんなら俺がーー
「俺が終わらせてやる!魔族との争いも!奴隷制度も!!」
今はミルしか救えない。偽善者と言われても仕方ないだろう。だが、魔族との戦いが終わった後この世界に真の平和が訪れたら、この世界の国々に直談判してやる。絶対にだ。
「……ヤマト様ならそう言うと思ってました。だから話さなかったのに」
「へ?なんでだ?」
「これ一人で背負いこむにはあまりにも大きな問題です。それこそこの問題だけに当たるにしても。ヤマト様には魔王討伐という責務があります。これ以上問題を抱え込んでほしくないんです」
「セシア……ありがとう。でも、俺ーー」
「分かっていますよ」
それでもなんとかしたい。そう言おうとした俺をセシアは優しく止める。
「これでもヤマト様の性格は承知しているつもりです。だから、私も一緒に抱え込ませてください。私だって、ヤマト様と同じ気持ちなんですから」
「セシア……本当に……ありがとう」
こりゃセシアには頭が上がらないな。
「フフッ、いいんですよ。それよりヤマト様に一つ聞きたいことがあるんです」
「ん?なんだ?」
「は?」
結構真剣な顔で聞いてきた。何言ってんのこの子?
「こんな幼い子に目が行くなんて、ヤマト様はいわゆるロリコーー」
「断じて違う!」
俺はいたってノーマルだ!……なんで不思議そうな顔してるの?
「普通奴隷買うなら成人してる人にしますから。だから、幼い子を買う人はつまり……その……ロリコンさんなんじゃ……?」
「そうかもしれないけど俺は違うって!」
だからか!だから服屋のお姉さんはあんな目をしていたのか!さっきまでのシリアスな雰囲気はどこに!?
「フフッ、冗談ですよ。黙ってた仕返しです~」
してやったりといった表情で笑うセシア。て、冗談かよ……。まぁ、機嫌が直ってくれてなによりだ。
「それじゃあロリコン、これからどうします?」
あれ?やっぱりまだ怒ってる?
「俺は色々あったし一眠りするよ」
「わかりました。何かあったら起こしに行きますね?」
「あぁ、よろしく。それじゃ行くぞー、ミル」
「え?」
そこでセシアが驚く。え?俺なんか変なこと言った?
「ん?どした?」
「……まさかとは思いますが、ヤマト様はミルちゃんと一緒に寝るつもりですか?」
「一緒の“部屋”に行くつもりだ」
なんだ一緒に寝るって。色々危なすぎだろ。しかし俺の返答にセシアは答えずミルによって行き、
「ミルちゃん。私とヤマト様、どっちの部屋で寝ます?」
そんなことを尋ねた。そんな聞くまでもない。ミルは俺の方を選ぶだろう。短いとはいえ、セシアと比べてまだ俺との方が付き合いが長いからな。そう思って自信満々に構えていると、
「…………」
ミルは俺の方を見向きもせず、とことことセシアの方に歩いて行く。え?マジ?
「お、おーい、ミルー、ミルちゃーん?」
「さぁ、ミルちゃん、行きましょうか。では、ロリコン、お休みなさい」
「さっきから若干俺の呼び方おかしくね!?」
それを最後に俺はセシアの部屋から追い出された。なんだろう……今日は何かと疲れる。主に心が。
今日の騒動は白い少女が目に入ったことから始まった。いやらしいおっさんに会って、それが終わったと思ったら優しそうなお姉さんにロリコンと勘違いされ軽蔑される……。あれ?なんか泣けてくるぞ?まぁ、そんなこともあったが仲間も増えたし結果オーライか。ポジティブに行こうポジティブに。それじゃあ俺も部屋に帰ってーー
『魔族だー!魔族が出たぞー!!』
……何?魔族?外からそんな声が聞こえなかったか?いや、きっと俺の聞き間違い
『魔族の大群が押し寄せてくるぞー!!!』
ではなかった。これはマジっぽいな。いずれはと覚悟していたが、まさかこんなに早く遭遇するとは。しかも大群というおまけ付き。
さて、これはすぐに向うべきだが、ここで勝手に行ったらまたセシアに叱られる。それだけは避けねば!あれ?セシアが魔族より怖い?ま、まぁとりあえず、セシアに声かけて行くか。部屋のドアを開き、
「セシア、外の声聞こえーー」
固まった。ヤバイ……非常にヤバイ……。それはどうしてかって?何故なら、
ーーセシアが絶賛お着替え中だった
彼女も外の声を聞いて準備をしていたのか、白いローブのような服に手に持っていた。そして、さっき着ていた動きやすいドレスはベッドの上。つまり、彼女は今下着姿なわけで……。それに俺も男なわけで……つい見てしまうわけですよ。ミルとは違った健康的な美しさを感じさせる白い肌。スラッとした肢体。何より目を引くのがその体型とは対局の大きな二つの果実………じゃなくて!この状況をどうにかして抜け出さなくては!幸いセシアは状況が飲み込めていないのか、キョトンとした顔で何の反応も……あれ?みるみるうちに顔が赤く?……まずい!逃げなくては!
「あ、失礼しまし「きゃあああああ!」ごはっ!」
ドアを閉めようとしたら杖(セシアの武器)が俺の顔面に直撃した。そして、後ろ向きに倒れる俺。ちなみに、これが異世界に来てから初めての身体的ダメージである。精神的ダメージは……ねぇ?
「ヤマト様!女の子の部屋に入る時はノックぐらいしてください!!」
「す、すいません」
魔族の前にこんな脅威があったなんて……。
数分後
「も、もういいですよ…」
ドア越しにぎこちないセシアの声を聞こえた。さっき手に持っていた服を着たセシアが顔をほんのり赤くして立っていた。はい、俺もまだドキドキしています……。
「外の声、聞いたか?」
俺の心を悟られないようにする。バレたら恥ずかしい……。
「出たんですよね……魔族が」
「あぁ、俺は今から応戦に行く。セシア達は危ないからここで「私も行きます!」え!?」
俺の言葉をセシアは声を張り上げて遮った。
「私も行きます!行かせてください!」
「いや、でも危険だし……」
「大丈夫です!私も戦えます!」
「いや、でも……」
それでも諌めようとする俺をセシアは真剣な目でしっかり見据えて来る。そんな目されたら……断れないじゃないか。
「……分かった…でも、くれぐれも無茶はしないでくれ、いいな?」
「は、はいッ!」
うん、やっぱりセシアの笑顔は眩しい。でも、これから戦いに行くのにその笑顔はどうなのよ?まぁ暗いよりいいか。
「ミルは待っててくれるか?」
こくっと頷いてくれるミル。言うことをきいてくれて何よりだ。
「よし、なら行くぞ!」
そう言って手をセシアに差し出す。その手を見ながら首を傾げる。
「あのヤマト様、これどういう……」
「掴まってくれ。これから魔族のところまで一気にとぶから。数分ロスしたし、急いだ方がいいだろう」
「て、手をですか!」
あれ?そこはとべるとこに驚かないのか?
「あ、あぁ。もしかして嫌だったか?」
顔もさっきより赤いし、そんなに嫌なのか?俺泣きそう……。
「そ、そんなこと無いですよ!………むしろ嬉しいかなぁって……」
どこか無理してるように見えるセシア。それと、最後の方がよく聞こえなかった。もしかして俺の悪口じゃ……いやまぁ、ここに来ていいこと何もしてないけどさ……。
「で、では、失礼して…」
おずおずとセシアが俺の手を握る。そんな戸惑わなくたっていいじゃない……。
よ、よし!気を取り直して行くぞ!
「準備はいいか!セシア!」
「は、はい!」
俺はセシアに確認をとって、
「【瞬間移動】!」
魔族のところまで跳んだ。今日はまだ終わらないらしい。
いかがだったでしょうか。周囲からロリコン認定されそうな主人公は。
次はとうとう魔族の登場と共に作者の苦手なバトル回です。いやもう不安がいっぱいです……。
毎回のことですが、次回がいつになるか分かりません。それでも読んでいただけるなら嬉しい限りです。
ではー( ´ ▽ ` )ノ