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始まっちゃった

十一話目ー

とうとう完全に不定期に……。こんな感じになりますのでよろしくですm(_ _)m

そして今回はかなり長くなってしまいました。そのせいで遅れたのもあるのですが……。(必死の言い訳)

ま、まぁそんなこんなで始まりー

バウルと決着を付けた俺はセシア姫に近づいて行った。


「大丈夫か、セシ……じゃねぇや、大丈夫ですか?セシア姫」


危ない危ない、さすがに王族には敬語じゃないとまずい。王国には裏切られたけどね!


「………」


返事がない、ただのしかばn……て言う冗談は置いといて。姫様は無事なので。まさか、無視された?何それ泣いちゃう。件のセシア姫を見てみると、ぼうっとこちらを見ていた。あり?焦点あってない?


「おーい、セシア姫ー」


まだ返事が無い。


俺がもう一度話しかけようとした時、突然セシア姫が抱きついてきた。


「セ、セシア姫?」


はーい、本日二度目の声の上擦り。状況まで一緒だぜ。


「……うっ……ぐす……ヤマト様ぁ……」


俺がデジャヴってると泣き出してしまった。え⁉俺何かしちゃった⁉


「怖かった……怖かったですよぉ……ひっく……」


そうか、そうだよな、女の子が襲われたんだ。それも、信頼していた王国の騎士に。怖かったに決まってる。俺は安心してもらうためにセシア姫の頭を撫でた。


「大丈夫ですよーセシア姫。俺がついてますから。安心してください」


そう言うと抱きつく力が強くなった。しばらくセシア姫は俺の腕の中で泣いていた。


***


あれからセシア姫はずっと俺の腕の中にいた。もう落ち着いて泣き止んだようだ。


「あの、セシア姫、そろそろ離していただけないでしょうか?」


俺はそうセシア姫にお願いした。いや、嫌じゃないんだよ?そりゃ嬉しいよ?でもね、前にも言ったがセシア姫の胸はあれなんですよ。このままだと俺が次襲ってしまう。勇者が夜の魔王になってしまう。それだけは避けねば!


「………いやです」


「え?」


なんて?小さくて聞こえないですけど。


「敬語はいやです。後は名前も呼び捨てにしてください。そうしないと離れません」


上目遣いで衝撃の発言をしてきた。俺はきっとポカーンと口を開けたまま固まってしまっている。そこ!間抜けな顔とか言わない!


「な、なんでですか⁉」


復活した俺がセシア姫に聞き返した。


「さっきは呼び捨てで呼んでくれたじゃないですか」


「いや、あの時は仕方なくと言うか……」


「私はあの時安心出来たんです!だから呼び捨てじゃないと信用出来ません!」


そう言ってプイッと顔をそらしてしまった。あれ?セシア姫ってこんなに子供っぽい人だったっけ?こんなわがまま言う人だったっけ?いや、そんな仕草も可愛いんだけど。


「はぁ~分かったから、セシア。ほら、これでいいだろ」


ぶっきらぼうに答えてしまう俺。だって恥ずかしいんだもん!


「はい!」


笑顔で答えて俺から離れてくれた。毎度ながらその笑顔は眩しいッス。


「そういえば、ヤマト様。あの剣は一体何なんですか?」


俺から離れたセシアがそう聞いてきた。あ、やっぱり気になるか。まぁそりゃあそうか。あんな色がコロコロ変わる剣、普通は無いわな。なんでこの世界に詳しくない俺が分かるって?俺勇者ですもん。(ドヤッ)


「あぁ、あれは【五色の剣】(エレメント・ソード)。魔力を流すことでその属性の剣に変化するんだ。ちなみに使える魔法の属性しか変化出来ないけどな」


そう、これはなんと爺さんからもらったチートの一つ、【新魔法作製】(メイキングマジック)のおかげである。俺は【新武器作製】(クリエイトウエポン)という魔法で【五色の剣】(エレメント・ソード)作り出し、【武器召喚】(コールアームズ)という魔法で召喚したのだ。魔法についてまた今度説明しよう。


「な、何ですかそれ⁉そんな物聞いたことありませんよ!」


セシアが迫りながら聞いてきた。か、顔が近いって。


「そ、そりゃあ俺の魔法で作り出したんだもん」


「え……ええぇぇぇ⁉」


「コラ、こんな時間に大声出すんじゃない。みんな起きるだろ」


「は、はい、すいません……じゃなくて!」


「なんだよ」


「なんでそんな魔法使えるんですか⁉魔法自体使ったことないんですよね⁉」


「だって俺だもん」


「………」


俺はそう答えるとセシアは呆れて黙ってしまった。仕方ないじゃん。俺だもん。


「さて、そろそろ行くか」


「え?どこにですか?」


セシアがキョトンとした顔で聞いてきた。そんな顔でも可愛いですね、分かります。


「着いてくれば分かるよ」


そう言って俺はニヤッと笑った。さて、そろそろフィナーレだ。


***


俺たちは城の中を歩いていた。そして、ある部屋の前で立ち止まった。


「ヤ、ヤマト様、この部屋は……」


「あぁ、セシアの思ってる通りで間違いない」


そう言いセシアの方を見てみると、震えていた。まだバウルの言葉を気にしているんだろう。


「大丈夫だ、セシア。さっきも言ったが俺がついてる」


「……はい」


そう言うと少し震えがおさまった。代わりに俺の服の袖を掴んでいる。やっぱりまだ不安なんだろう。


「じゃあ、中に入るぞ」


セシアが無言で頷くと俺はおもいっきりドアを蹴り飛ばした。


「おっじゃましまーす」


どんな時でも挨拶は大切だ。礼儀正しい俺。え?ドアを蹴飛ばすのは礼儀知らず?そんなもん気にしたら負けだ。


「な、なんじゃ!貴様は⁉」


そこにいたのはカルミラ王だった。そう!今宵のゲスト及び黒幕でございまーす!え?テンション高いって?いいんだよ、これぐらいでやらないとやってられないから。それにしても何だとはひでぇな。俺は今日召喚されて


「いい様に動かされようとしてた勇者、ですけど?」


「な、何故それを⁉」


「えーと、僕の(ともだち)のーバウル君がー教えてくれたからー、かな?」


「バ、バウルは今どこに!」


「クレーターの上でいい夢でも見てるんじゃねぇの?」


「くそっ‼あやつめしくじりおって‼」


おうおう、王様ご立腹だねぇ~。お前らが悪いから仕方ないがな。


「い、いつから……いつから気づいておったんじゃ?」


「ん?真相を知ったのはついさっきだが、何かよからぬことを考えてたのは知ってたよ」


「な、何故気づくことが出来たんじゃ!」


「うーん、勇者の勘ってやつかな」


これは嘘だ。実は俺は爺さんの言葉が気になり、新魔法作成でその対策していたのだ。その魔法の名は【負感情察知】(ネガティブアラーム)


【負感情察知】(ネガティブアラーム)とは、俺に対して悪意や殺意などの負の感情を抱いた者に対して発動する。そんな奴が近くにいれば、俺にピピッと音となって知らせてくれる。


とまぁこんな感じで俺にはなんとなく分かっていた。バウルが何かを企んでいるなんて最初は信じられなかったが、複数回音が鳴ったのであの場に向かうことが出来た。


「し、しかしまだ不自然なことがある!そもそも何故お前は戦えるんじゃ!お前は争いなど殆ど経験が無いはず!ましてや、勇者認証の儀を行ったからといって、命をかけた争いなど簡単には出来ることでは無い!」


長々としゃべりやがって。ていうかなんか口調変わってねぇか?まぁ別にいいけど。つまり、なんで俺が戦えるのかってことか。それも騎士団長を倒せる程の。


「勇者認証の儀で勇者になったから戦えた。それが理由でいいじゃないか」


「確かに勇者認証の儀は勇者に必要な力が知識として身につくと聞く。そこに戦いの知識もあるだろう。しかし、あくまで知識としてじゃ。それだけで到底戦えるとは思えん」


まぁそれだけだとそう思うのも仕方ないか。だがこいつは分かっちゃいない。


「確かに知識としてなら戦えないだろうなぁ。俺もそう思う。だが、|どうやって

《・・・・・》知識として入ってきたと思う?」


「そんなの頭の中に直接流れて………」


「ちょっと違うな。俺はその知識を見たんだよ(・・・・・)ある奴(・・・)の視点から映像としてな」


「ある奴、じゃと……!」


カルミラ王は驚いたのかそれ以上続けない。ならば気にせず話を続けよう。


「俺はある奴の視点から戦い方や魔法の使い方を見た。まるでそいつになったかのような感覚で、俺にその力が身についていくのが分かった。だが、それだけじゃ命のやりとりは出来ないだろう。でもな、俺は見たんだよ、魔族を、そして戦争を」


俺は静かにそう言った。そう言いながら頭では、今でもあの時の記憶がよみがえてってくる。


「もちろん最初は怖かった。こんなものが本当にこの世界にはあるのかと信じられなかった。だが、俺は見てしまったんだ。そいつの勇敢な姿を」


俺は目を瞑ってまた思い出す。よみがえってくる記憶に光がさしていく。


「そいつは危機に瀕している人には手を差し伸べ、襲って来た魔族には傷一つ負わずに倒していた。俺はそいつのそんな姿に憧れた。こんな風になりたいと思った。そう思った時には不思議と魔族や戦争に対しての恐怖は消えていたよ。これも儀式の恩恵なのかもしれないな」


そう言い終わると俺は目を開く。


「これが俺の戦える理由、かな」


俺はカルミラ王に向き直る。


「そ、それが勇者認証の儀なのか……。しかし、そのある奴とは誰なのじゃ?」


「そんなの決まってるだろ。俺と同じ境遇の者。つまりーー先代の勇者だよ」


「何……」


俺がそう言うと、カルミラ王は絶句した。なんだ?なんでそんなに驚いてるんだ?


「そんな馬鹿な……そんなことあるはずがない……」


ぶつぶつと呟くようにそう言った。なんであるはずがないんだ?


「なんでそんなに動揺しんてだよ?」


すると、カルミラ王は息を整えると驚くべきことを話した。


「先代の勇者など存在せん。お主がこの世界初の勇者のはずじゃ」


「……は?」


こいつは何を言ってるんだ。俺はカルミラ王の言葉が信じられなかった。


「俺は現に見たぞ!勇者が戦っているのを!それに勇者認証の儀なんてものが存在するなら、勇者がいたんじゃ無いのか!」


「儀式のことは文献で見つかったが、勇者がいたなどということはどこにも書かれていないし聞いたこともない」


「じゃ、じゃあ、なんでそんな確証も無いのに勇者を召喚しようとした!」


「このまま行けばこの世界は魔族によって支配されていた。そんな中に勇者の話が舞い込んできたんじゃ。そして、条件は揃っている。そんな状況で勇者にすがらずにいられるわけが無かろう」


「……つまり、勇者はーー」


「お主以外に存在せん」


「………!」


今度は俺が絶句する番だった。記憶の中の人物を先代勇者だと思ったのは俺の思い違いだったのか?


「…いや……そんなはずがない……」


俺はそう呟いた。それは自分に言ったのか周りに言ったのかは分からない。でも、そう自然に口からその言葉が出てきた。そうだ、思い違いなんてことありえない。俺はあいつに近い何かを感じた。そして、それは勇者になったことで強く感じるようになった。あれは気のせいなんかじゃない。そういえば、勇者召喚のことはある神殿で分かったって言ってたな。調べてみる必要があるかもしれない。


「旅をする目的が一つ増えたな」


さて、目的も増えた訳だしそろそろ旅に出ようかな。そうと決まれば早く準備を………あれ?なんでここ来たんだっけ?確かはバウルが俺をどうこうするとか言ってて………あ。


「話をずらして無かったことにするとは。カルミラ王め、汚い手を使いやがる!」


「は?」


そんな気の抜けた顔をしても俺は騙されないぞ!


「わしは別にそんなことをしようとはーー」


「そんな奴には俺が正義の鉄槌を下す‼」


いや、誤魔化してないからね?ちゃんと覚えてたからね?そこ!しらけた目で見ない!


「とまぁ冗談はここまでにして本題に入ろうか?カルミラ王」


「………」


カルミラ王は無言を突き通すつもりか?まぁいい。


「お前は俺とセシアを操ろうとした。そうだな?」


「………あぁ」


静かにカルミラ王はそう答えた。なんだ返事するなら最初からしろよ。


「俺を操るのはまぁ分かるよ。でも、なんで娘のセシアまで巻き込んだ?」


「そんなの決まっておるだろう。全部わしのもの(・・)だからじゃ」


「何?」


「わしはこの国の王、カルミラ王じゃ!勇者も王女も騎士団もこの国のもの!それをこの国の王のわしが好きに使って何が悪い‼」


腐ってやがるな。手下がアレなら上もコレか。セシアの親とは思えない。もうこいつはカスミラ王に改名だな。


「俺は操られるなんてごめんだし、セシアもそうだろう、なぁ?セシア」


「お父様……」


今までずっと黙っていたセシアが口を開いた。


「いつからそんな風にお考えになっていたのですか?」


「いつからだと?そんなもの最初からに決まっている」


何を当たり前のことを、と言うようにカルミラ王は話を続ける。


「わしは王族として生まれた。その時点でわしは人の上に立つことを許された選ばれし者。そんなわしが人を好きに使うことがおかしいとでも言うのか?」


カルミラ王はバウルと同じ様な気味の悪い笑みを浮かべた。セシアの顔に哀しみが増す。


「……お母様のことも……その様に考えていたのですか?」


最後の希望の様にセシアがカルミラ王に聞き返した。しかし、返ってきた答えは無惨にもその希望を打ち砕いた。


「セリアのことか?あいつは元平民のくせにわしに逆らいよって。あの日だってわしの言うことを聞いて城を守っていれば死なずにすんだものを。犬死にも程がある」


「お、お母様はこの国を、この国の民を守って死なれたのですよ!」


「だからなんだというのだ。国は王がいることによって成り立つ。その王を守ることこそが一番であろう」


「………」


そしてセシアは何も言えずに涙を流した。俺は無言でセシアの肩を抱く。そして俺は口を開いた。


「大丈夫だ、セシア。こんな国今すぐ俺がぶっ潰してやんよ」


「え…」


「な⁉」


二人が驚きに声をあげる。俺はそれ見て笑みを浮かべながら言葉を続ける。


「俺たちはこの国に裏切られた。それの仕返しただするだけだ。何かおかしいか?」


「ふ、ふざけるな‼そんなこと許されると思っているのか‼」


「知ったこっちゃねぇよ。そもそもお前たちは許されないことをした。それの報いだ」


俺はさらに口をさらに歪めた。ちなみに俺は勇者です。悪いやつではありません。


「さて、手始めにこの国の王をやってしまおうか」


ひっ⁉とカルミラ王が気持ち悪い悲鳴をあげる。やめろ、その悲鳴。こっちがあげたくなるから。そして俺がカルミラ王に近づいていくと


「ーー待ってください!」


セシアが大声で俺に言ってきた。


「どうした?セシア」


「ヤマト様、確かにお父様が行ったことは許されません。せっかく、世界を救うと誓っていただいたヤマト様にあんなことをしたのですから。もちろん私も許せません。でもーー」


セシアは決心したように


「この国はお母様が守った国です。私もお母様の意志を、そしてこの国を守りたいんです。だから、どうかおもいとどまってください」


俺にそう言った。その瞳には揺らぎは無かった。やっぱり親子は似るものだな。


「お前はそういうと思ってたよ」


「え」


セシアは驚いたが、俺はあえて構わずカルミラ王に再び話しかけた。


「俺は許せないがセシアがこう言ってる。だからこの国には手を出さないようにしてやる。だがーー」


俺は瞬時に【五色の剣】(エレメント・ソード)を手元に出しカルミラ王に向かって飛び


「今度余計な真似をしたら容赦はしないからな。俺に対しても、セシアに対してもだ」


首元に突きつけた。さて、どうくる?


「……あぁ、分かった」


自己保身の強いカルミラ王は素直にそう頷いた。これだけやればもう安心だろう。


「よかったな、自分が裏切ろうとした娘に救われて」


俺は【五色の剣】(エレメント・ソード)をしまった。そして次はセシアに向き直る。


「セシア、俺はこれから旅に出る。お前も着いてくるか?この国に残るか?この国に残るなら安全は俺が保障する」


そうセシアに問いかけた。正直俺はセシアと旅をしたい。いくら勇者認証の儀でこの世界を知ったからって分からないことも出てくるだろう。それにやっぱり一人は寂しいし、信頼出来る奴がいてくれた方が心強い。でも、ここは本人の意見を尊重するべきだ。


「あ、あの、もしここに魔族の大群が押し寄せてきたらどうしましょう?ここは勇者を召喚した国ですし、そのことがあるので、やっぱりここを離れるわけには……」


セシアが俯きながらそう聞いてきた。国のこと考えすぎじゃない?どんだけできた子なんだよ。


「そのことについては心配いらない。その時はお前みたいにこの国を救ってやる。絶対だ。だから、セシアのしたい方を選んでくれ」


俺がそう答えるとセシアは


「な、なら、わ、私もヤマト様に着いて行かせてください!」


つまりながらも、そう答えてくれた。この時、俺の中で何かが満たされると同時に暖かいものを感じた。


「あぁ!こちらこそ、よろしく頼む!」


これで俺たちは正式に仲間になることが出来た。言わばパートナー、運命共同体だ。つまり、これからは二人旅!もう誰にも邪魔はさせたさない!美少女とキャッキャウフフな異世界ライフを!これできっと俺の夢は叶う‼………叶うといいなぁ……。


「さて、カルミラ王。最後に一つ。旅に必要な物をすぐに用意しろ。今すぐ二人分だ。異論は認めない」


俺はカルミラ王にそう命令した。いやー、王様に命令するのってなんかいいね!


数分後、俺たちは城を出ていた。異世界初の外は明るくなり始めていた。少し見え始めている太陽が眩しい。太陽かどうか分からないが。


「セシア、これから迷惑をかけるかもしれない。それでも俺に着いていきくれるか?」


もうしばらくはここに帰っては来れないということを込めて俺はセシアに訪ねた。不安に思う気持ちがあったことも否定出来ない。きっと国に裏切られたことが、俺の中で影響していたのだろう。しかし、セシアはそんな俺の不安をすぐに取り去ってくれた。


「はい!不束者ですがよろしくお願いします!」


セシアは笑顔でそう答えてくれた。あれ?なんか俺がプロポーズしたみたいになってる??心なしかセシアの顔が赤く染まっているような気がする。まぁ、どうせ気のなんだろうが。あんなことを言えるなんて、セシアはきっと天然なんだろう。セシア、恐ろしい子……!こんなことをゆっくり考えられることはきっと喜ばしいことなんだろう。


「行くか!セシア!」


「はい!ヤマト様!」


そして俺たちの旅が始まった。

伏線回収回でしたー

そして新たに出てきた謎!さて、どうなるのか!それは作者にも分からない!(オイ)

次回は魔法のお話でーす。つまり、説明回。多いとか言わないで。

感想などお気軽にお願いしまーす。

では( ´ ▽ ` )ノ

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