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こらしめちゃった☆

十話目ー

いや、ほんとすいませんでした。何がって?なかなか投稿出来なくて……。

まぁ気を取り直して今回はバトル回です!やっとチートが発揮される……はず(笑)

では、始まり~

「あ~俺やっぱりお前嫌いだわ」


俺はバウルの背中にそう話かけた。セシア姫を押さえつけてるその背中に。


「⁉……いつからそこに?」


「さぁ?いつからでしょうね~。異世界から来た俺でもその首輪の危険性が分かって、この国が腐ってるって理解出来るくらい前かな?」


まぁ最初から聞いてたんですけどね。全部話してくれて助かったわー。これで心置き無く出来るし。何がとは言わない。


「……そうですか」


そう言いバウルはセシア姫から離れ


「では、話は早いですね。大人しく操られて貰いますよ、勇者様!」


剣を抜きこちらに向かって来た。


「とうとう本性を現した、か……」


俺は溜め息混じりに小さくそう呟いた。まったく、本性がバレた瞬間すぐこれか。呆れて溜め息しか出ねぇよ。


「ヤ、ヤマト様!に、逃げて!」


セシア姫がそう俺に叫んだ。お?セシア姫自身も危ない状況なのに俺を心配してくれるのか?これはもうフラグ建ってんじゃね?え、無い?あ、そうですかさいですか……。分かってるよ!そんなこと無いのは!でもちょっとぐらい夢見させろよ!俺誰に言ってるか知らんけど!………さて、馬鹿なことはここまでにして。心配してくれたセシア姫には感謝だな。王国には裏切られたが、俺には確かに味方がいた。俺を信じてくれるたった一人の女の子が。それだけで俺は十分だ。それだけで俺は


ーー戦える(・・・)


俺はセシア姫に向かって


「ーー大丈夫だ、セシア(・・・)。俺はお前を見捨てない。だから、安心しろ」


静かに、しかし強めにそう言った。


「他人の心配をしてる暇があるんですか!」


バウルが鋭い突きを放ってきた。それを俺は横に飛び退いて避ける。


「他人なんかじゃねぇよ」


セシアは俺を信じてくれた。それだけで俺たちは他人なんかじゃない!俺は手を上に掲げた。


「装備・【五色の剣】(エレメント・ソード)


そう言った瞬間、俺の手には刀身がガラスの様に透明な剣が握られていた。柄は30cm程で俺の持ちやすい長さだ。そして五色で描かれた星の紋章が書かれている。


「貴方が武器を持ったところで何も変わらない!」


剣を持った俺にバウルは横薙ぎの一閃を放つ。俺はそれを【五色の剣】(エレメント・ソード)で受けとめる。剣と剣が目の前でつばぜり合う。


「力はある様ですね、だがーー」


すると、バウルは剣を一回引いた。俺は引かれたことによって体勢が崩れてスキが出来てしまった。バウルはその場でコマの様に一回転し、


「ーー技術では貴方は素人だ!」


【五色の剣】(エレメント・ソード)を弾き飛ばされてしまった。


「さぁ、得物は無くなりましたよ?降参ですか?」


ニヤニヤ笑いながら問いかけてくる。


「俺を攻撃してもいいのかよ?そいつで操るつもりなんだろ?」


【隷属の首輪】(オペレイトリング)を指差しながら俺は答える。


「大丈夫ですよ、【隷属の首輪】(オペレイトリング)で操れば命令には絶対ですから。意識さえあれば問題ありません。五体満足にはさせてあげますから。まぁそうしないと意味が無いんですけどね」


三日月の様に歪めた口をさらに歪めた。


「とことん腐ってやがるな、お前」


俺はそう言いながら、一つの疑問をなげかけた。


「おい、俺を案内した時の言葉、アレは嘘か?」


その言葉にバウルはフッと笑いこんな事を言ってきやがった。


「嘘ではありませんよ。セシア姫は美しいと言うのはね。しかし、それ以外のことなど知りません。国民からの支持が多いとか母親に憧れているからって何なのです?僕には関係ありませんし興味もありませんよ。一つ言うなら、セリア様の様になりたいなんて、そんな夢見がちなことは捨てたらいいということですかね」


その言葉に俺の中の何かがキレた。こいつは俺が徹底的にぶっ潰す!


「では、終わりにしましょう!」


バウルは素早く俺に近づき剣を構えて攻撃してくる。一撃でもくらえば、俺は意識を保ってはいられないだろう。


「……そうだな、そろそろ終わりにしよう……」


俺に飛んできた一撃は


【瞬間移動】(テレポート)


空を切ることになった。


何⁉と驚きバウルは慌てて俺の方に振り返る。おうおう、驚いてますねー騎士団長様ー。いい気味だ。


「おーい、こっちだぞー、腐った騎士団長ー」


俺は先程、【五色の剣】(エレメント・ソード)の弾き飛ばされた所まで移動していた。


「いつのまに⁉」


「お前さっき、貴方が武器を持ったところで何も変わらないー、とか言ったな?」


俺は剣を持ち上げながら聞いてみる。


「言いましたが、それが何か?」


「それがただの剣じゃないんだなーこれが、今からコイツの本当の姿を見せてやるよ」


俺は【五色の剣】(エレメント・ソード)はバウルに向けて構えた。そして


【五色の剣】(エレメント・ソード)・火」


俺がそう言うと、刀身が赤く輝いた。


「⁉」


おうおう、イケメンフェイスが驚きに染めらてるねぇ。さて、それじゃ行きますか。俺は目の前で【五色の剣】(エレメント・ソード)を横に振った。何も無い所を切った様に思えた。しかし、剣が振られた瞬間、


ーー炎を纏った衝撃波が放たれた。


それはバウルとの距離を一気に詰め襲いかかった。


「ぐあぁ⁉」


バウルの体が炎で覆われるがすぐに消えてしまう。今のは衝撃波であって、炎はおまけみたいなものだから長くは続かない。それじゃあ次行くか。


【五色の剣】(エレメント・ソード)・地」


すると、今度は刀身が茶色く変化した。そして俺は剣を勢いよく地面に突き刺す。


「くらえ!」


何も起こらない。と思った瞬間、バウルの足下が盛り上がり爆発した。そしてバウルは空中に投げ出される。おおー、飛んだ飛んだ。さて、そろそろ


「トドメだ!」


俺は足に力を込めてバウルめがけておもいっきり飛んだ。目の前にバウルが迫る。


【五色の剣】(エレメント・ソード)・光」


【五色の剣】(エレメント・ソード)が輝く金色に変わる。そして、俺が剣を振りかぶると剣に光が集まり纏われていく。そして剣自体が一つの光の様になった。俺は光となった【五色の剣】(エレメント・ソード)を構え、バウルを十字に斬る。そして剣を引き鋭い突きを叩き込んだ。


「がはっ⁉」


バウルは勢いよく地面に叩きつけられた。そしてバウルを中心にクレーターが広がっていく。うわぁ~痛そう~。まぁ俺がやったんですけどね。クレーターとかマジで出来るんだ。そして俺もバウルの近くに着地する。バウルはまだ意識があるようだった。意外とタフな騎士団長。


「何故だ……何故お前は……そんな力を持っている……」


バウルは余裕が無いのかタメ口で聞いてきた。余裕ねぇとか、ざまぁ。


「そんなの決まってんだろ」


俺は歩み寄り


「ーーだって俺、『勇者』ですから」


そう言った後バウルの意識を奪った。

どうだったでしょうか?バトルは上手く書けてたか心配です。でも、応援してくださる方もいるのでこんな調子で頑張って行きたいと思います!

では、また~( ´ ▽ ` )ノ

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