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5 ハンバーグ


「雨の匂い…」


 まだ降ってないから、これから降るんだろう。ということで行ってきますしたばかりだが家に戻る。


「なに?忘れ物?」

雨合羽カッパ持ってく」

「あー、言ってなかったね。今日雨予報」

「やっぱり」


 鼻が良かったところで現代の技術でわかることしかわからないのは釈然としない。それだけ便利な世の中ということで納得はしたが。


「じゃあ改めて行ってきます」

「いってらー」



 自転車こぎこぎ

 おっ、あのおてて繋いだ仲良しカップルは…


「やあやあおはよう。朝からイチャイチャしやがって。一回爆ぜてみようか」

「死ぬときはりゅーと一緒」

「覚悟決まりすぎだろ。俺はもっとずっと一緒にいたいぞ」

「りゅー…」

「みゆき…」


 なんだこいつら


「おはようさん。みゆきとの愛を確かめさせてくれてありがとう」

「嫌味か」

「りゅーに嬉しいこと言われちゃった。ありがと」

「はは、どういたしまして」

「なんか態度違くね?」


 イケメンと美少女。同じ扱いなわけないだろ


 このまま3人でぞろぞろ登校してもいいのだが、徒歩の2人に合わせるのは面倒な上邪魔するのも忍びない。俺は1人寂しく先に行きますよ。


「またあとで〜」


 さて学校だ。靴を履き替え2階の教室へ向かう。教室の中はまだ疎らだ。まあ始業まであと20分くらいあるからな。暇だし昨日出された数学の課題をやっておくか。

 今のところこのクラスは5分前までに9割が揃い、ラスト1分でなんとか全員揃う感じになってる。みんな俺を見習いたまえ。

 俺は妹様に起こされて仕方なく早いだけだけどな!


 うちの学校は何をとち狂ったのか朝のHRというものがない。大抵の連絡や決め事は金曜、つまり今日の4限にLHRとして纏めてやっておしまいなのだ。お陰で下校が早くなって助かっているのだが…


「めんどくせ〜」


 今日のHRは進路指導とかなんだとか。どうせ学力に見合った大学に行くだけなのだが、こういうのが必要な生徒もいるのだろう。なら聞きたい人だけ聞けばいいのでは?

 真理に気付いたところで隆二と衣笠さんが教室に入ってくる。


「おっ朝からやってるのか。偉いぞ」

「お前に褒められても嬉しくないな」

「偉い偉い」

「へへへ」

「態度違くね」


 イケメンと美(以下略)

 隆二に構わず数学を続ける。微分の最初とか簡単すぎてそろそろ終わりそうだ。そういえば風の噂によると小学生でも「やっててよかった愚問グモン式」で微分を習うらしい。全ての問いが愚問に見えるというキャッチコピーの学習塾だ。接線出すのに便利だし、小学生だって微分を使いたくもなるだろう。とはいえこの問題みたいに接線出してはいおしまいなんて問題は基本出ないのだし高校ではある程度の理解、少なくとも小学生には負けない程度の理解は必要だ。その点この学校は、一応微分の原理なども解説があってただ覚えるだけになっていないため悪くはないと思う。ただその辺茨木さんさらっと流してたんだよな。わかんなくても覚えちゃえばいいよとか言ってたし


「あ、終わった」


 今の時間と昼休みで終わらせようと思ってたのに、思ったより簡単というかしょーもない問題だった。

 もう授業開始2分前なので丸つけは後の10分休みに回そう。ちなみに1限は英語である。


「はーい、今日は単語テストするよー」

「は?聞いてないが?」

「先生ちゃんと言ってたぞ」


 うそん。全く勉強してないんだが。



「まあ問題ないんですけどね」


 結果87/100。春休みの猛勉強は全教科に及ぶのだ。


「お前は?」

「99。consciousをconscienceと間違えた」

「あらまあ」


 英単語帳に載ってるタイプの間違いじゃないか。実際にやる人いるんだな。珍しい


「お前なんて9割切ってるじゃないか」

「昨日は家族のために料理してたんだ。勉強してる暇なんてないない」

「なるほど」


 意外と納得顔。まさかこいつも親孝行する気なのか⁈


「なあみゆき、もし俺が料理し―」

「食べる」

「おっおう」


 衣笠さんか。やっぱお前はそうだよな。けっ



 4限。進路説明会。暇だ…と思いきや意外と面白いぞ?過去の先輩達のデータからどの時期にどのくらいの学力があればいいのかがよくわかる。なるほど、そういう道もあるのか。ふむふむ、ふむふむふむふむ



 ハッ!気付けば1時間が終わっていた。お弁当の時間だ。

 大学によっての差と同じかそれ以上に学部の差って大きいんだな。どの学部、学科に行くのかも戦略かもしれない。

 どうやら今日はハンバーグらしい。デミグラスソースって赤ワイン使うんじゃなかったっけ?父さん飲もうとしてたワイン殆ど料理に使われてるじゃないか。ウケる


「んまー♡」


「ほらりゅー、武内くんを見習って」

「くっ、んまー」

「♡がついてない。もう一回」

「んまー♡」

「ん、よろしい」


 なにやってんのこいつら。それにしてもそこまで美味しそうに見えるだろうか。美味しく食べてるのは事実だけどさ。


 さて、数学の課題をやる予定だったがもう終わった。5限体育なので早めに教室を出る必要があるがそれでも時間は余ってる。まあ適当にスマホ弄るか。quxivククシブ見よう。おっ更新されてる!あんた相変わらずロリが好きですね!いいぞもっとやれ!

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