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0 はじめのはじめの第一歩
「残念。私を選んでくれればよかったのに」
なぜ、こんなことを
「でもいいんだ。キミのことは忘れてやり直すよ」
俺たちは仲良くやっていたじゃないか。そんなことしなくたって
「私のこと好きになってくれないなら、キミのこと好きにさせないで」
彼女は眉をひそめ、理不尽にもそんなことを言った。
「今回は私が悪かったよ。次はこうならないよう祈ってるね」
次なんて関係ない。いつだって大事なのは今なんだ。そうだろ?
「じゃあね。約束、また会お?」
ただ、一言言ってくれれば――




