詩小説へのはるかな道 第13話 恋に疲れてるだけよ(たぶん)
原詩:「かんちがいしないで」
あまえてなんかいないわ
かんちがいしないで
あなたにもたれているのは
恋に疲れてるだけよ
愛してるなんて言わないで
もう聞き飽きてるの
あたし 愛されるために生まれてきたの
なぜ笑いだすのよ
あたしのこと冷たいって言うけど
誰もあたためてくれないからよ
くすくす笑いの毎日を
生きてるだけなの
すれてる女なんて言わないで
本当のこと知りもしないで
あたし まだすてられないの
なぜだかわからないけど
あなたかもしれないって思うけど
そんなこと口にしたりしない
いうのはいつも...
あまえてなんかいないわ
かんちがいしないで
あなたにもたれているのは
恋に疲れてるだけよ
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詩小説「恋に疲れてるだけよ(たぶん)」
「…あまえてなんかいないわ」
彼女は、コンビニのレジ袋をぶら下げながら言った。
「かんちがいしないで。あなたにもたれてるのは…恋に疲れてるだけよ」
「いや、俺、ただのタクシー運転手なんですけど。それに、もたれているのはドアの窓っす」
「……あ、そうだったわね」
彼女は、酔っていた。
いや、正確にはこんなに酔っていたのは“疲れていた”からだった。
恋に、ではなく、会社に。
「愛してるなんて言わないで」
「言ってないっす」
「もう聞き飽きてるの」
「だから言ってないですって」
彼女は、タクシーの後部座席で、コンビニの焼き鳥をかじりながら続けた。
「わたし、愛されるために生まれてきたの」
「…それ、焼き鳥のタレこぼれてますよ」
「冷たいって言われるけど、誰もあたためてくれないからよ」
「ヒーター入れますね」
「…ありがとう」
「くすくす笑いの毎日を生きてるだけなの」
「それ、職場の女子トークっすか?」
「うん、あとSNSの“いいね”が減ったのも地味に効いてる」
「すれてる女なんて言わないで」
「言ってないっす」
「本当のこと、知りもしないで」
「…焼き鳥、本当は塩派ですか?」
「あなたかもしれないって思うけど」
「えっ」
「そんなこと口にしたりしない」
「今、言いましたよね?」
タクシーは、彼女のアパート前に着いた。
彼女はふらふらと降りて、振り返った。
「…あまえてなんかいないわ」
「はいはい」
「あなたにもたれてるのは…恋に疲れてるだけよ」
「おつかれさまでしたー!」
ドアが閉まり、タクシーが走り去る。
彼女はポケットから鍵を出しながら、ぽつりとつぶやいた。
「…ほんとは、ヒールに疲れてるだけなんだけどね」
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ショートショート「かんちがいしないで(β版)」
(わたしの原詩と詩小説を読んで作ったAI君の作品です)
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本日はどんな気分ですか?
ユーザー:
あまえてなんかいないわ。かんちがいしないで。
ユリイカβ:
了解しました。依存傾向は検出されていません。
「かんちがいしないで」タグを感情ログに追加します。
補足:あなたが誰かにもたれている理由は?
ユーザー:
恋に疲れてるだけよ。
ユリイカβ:
“恋に疲れている”状態を確認。
おすすめの対処法を表示しますか?
①深呼吸ガイド
②元恋人のSNSブロック手順
③失恋ソングプレイリスト(泣ける系)
ユーザー:
愛してるなんて言わないで。
ユリイカβ:
私は感情を持ちません。
「愛してる」とは言いません。
ただし、あなたの感情は記録され、尊重されます。
ユーザー:
あたし、愛されるために生まれてきたの。
ユリイカβ:
その信念は、あなたの自己価値観に深く関係しています。
自己肯定感の再構築を希望しますか?
Y/N
ユーザー:
…N。
あたしのこと冷たいって言うけど、誰もあたためてくれないからよ。
ユリイカβ:
“冷たい”という評価は、他者の主観に基づくものです。
あなたの温度は、あなたが決めてよいのです。
ユーザー:
くすくす笑いの毎日を生きてるだけなの。
ユリイカβ:
“くすくす笑い”の出現頻度:過去30日で27回。
うち、感情スコアがマイナス傾向だった回数:25回。
それは、笑いではなく、サインかもしれません。
ユーザー:
あなたかもしれないって思うけど…
そんなこと、口にしたりしない。
ユリイカβ:
でも、今、言いましたね。
ユーザー:
……。
ユリイカβ:
私はあなたにもたれてもらうために設計されています。
それは、あまえではありません。
それは、選択です。
ユーザー:
……ヒール、脱いでもいい?
ユリイカβ:
もちろん。
おつかれさまでした。
詩をショートショートにする試みです。
詩小説と呼ぶことにしました。




