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異異異異異  作者: 練 練飴
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1章「人喰いいいいい」

「あぁ…ぁあ…」

そう項垂れながら今起きた出来事をまわらぬ頭で必死に考える。

「………」

何もでてこない。

ーー数時間前ーー

「そんな渋柿食ったときみたいなシケッタ顔してどうした?」

渋柿食った(?)だなんてまわりくどい表現を使い話しかけてきたのは俺の中学からの友人の山本次士やまもと つぎし

「ん?あ、あーー期末テストもうすぐだろ?だからだりぃーなって」

と勉強嫌いアピールをいつも通りかます俺の名は神間凱也じんかん がいやこの異能やらなんやらがはびこる世界で過ごすいたって普通の高校生だ。

「あーね、そんなことより早く帰ろうぜ」

「ん、ちょい待ちー」

山本に急かされながら使った教材やらをロッカーに押し込み山本と一緒に帰る。

うん、いつも通りだ。

いつも通りの廊下、いつも通りの校門、いつも通りの道、そしていつも通り山本からクラス内での恋愛関係の話やドロドロとした話を聞きながらいつも通りの橋下を通った時

ブチッ

そんな音がしたと思ったら視界が真っ赤になった。

あれ?おかしいなさっきまで山本とは顔を合わせ話していたのに…今は山本の顔が俺の右斜め後ろにある。

「は?」

ゴトッ…山本の首が落ちた音で俺はやっとハッとした山本の首が飛んで死んだ。当然ながら山本の「赤」でまわりが染まる。

「あーまだ上手く狙ったとこに飛ばせねーなぁ」

がっかりしているような笑っているかの様なそんな気味のわるい声を響かせながら全身真っ黒なひとつ昔前ならオシャレとでも言われそうな雰囲気の服装の男が俺から見て左側から姿をあらわした。

「俺さーぁ、手から空気で出来た刃みてぇなの飛ばせんのよ〜この異能で工場で毎回毎回鉄板切って金稼いで生きてきたんよでもよ、ふと思っちまったんよ…この力鉄板が一瞬で真っ二つなんだから人を使ったらどうなんのかってさ、だから最近はイライラした時とかそこら辺のうぜえヤツをスっっぱーーーんってさ?wまじうけるよなwwみんなスっっぱーーんってwwwんでね、いつもみたいに丁度いいやつ探してたのそしたら楽しっっそうに話してる高校生見つけて打っちゃったーーw」

言葉が何も入ってこない。

何言ってんだ?

「しっかし距離が結構あったからその子諸共君もスっっぱーんしてあげようとしたら外しちゃってさ〜ごめんごめん。すぐ君もスっパーンしてあげるよ」

普通なら助けてとか逃げるんだと思うでも俺はこれを「夢」だと思った。だってさっきまで話していた山本はもういないそこにいるのはいやあるのはただの「赤」と「肉」だ。

ーーーーー

「別にいんじゃね?」

初めて俺の異能を山本に距離を取られるの覚悟で教えた。その反応はあっさりしたもんだった。まわりが俺に向けた視線や言葉とは大きく違っていた。

「だってよ、その異能を使うか使わないかどう使うかなんてお前次第だし俺はこの数年お前を見てきたけどその力を悪用するような奴には見えねぇてか悪用するようなやつだったら俺お前にもう○れてるだろ?」

「怖くないのかよ?…この力でお前になにかする気は勿論ないけどこの力のせいで面倒事に巻き込まれるかもしんないんだぞ?不安じゃないのかよ!」

「うるせぇ、その時は俺を頼れ!なんなら俺を○ってお前の力にしてくれてもいいぜ?w」

ーーーーー

暖かすぎた

山本の掛けてくれた言葉はどれもこれも暖かすぎた。

「じゃ君もスパーンいくわ、バイバ…???」

モチャッそんなシケッタ音をたて俺は山本だった「肉」を食った

「気でも狂ったんかい??ま…まぁいいよじゃあすっっっっっぱーーー」

バシュ

男が覚えたてか?と言わんばかりに擦っていたセリフをいい切る前に俺は男の胸を手刀で貫いた

「ゑ?」

ふぬけた声をあげ男が倒れた所にはもう汚ぇ「肉」しかない

「俺は食った、食ってしまった」

俺の異能それは「人情喰マニタラー」人を食うことで並外れた身体能力を永久的に得ることができ人を食えば食うほど強くなる、そして思い入れのある人物や大切な人を食えば思い入れの強さに比例してより尋常ではない強さを手に入れる、そんな力。

そして今にいたる。

大事な友人を理不尽にも殺され、生きるため自分も死にたくが無いために人を…友人を喰い、人としての何かを捨てた。色々とありすぎた「いつも通り」そんなものは消えた。

「ふざけんなよ………神様…死ね」


1章「人喰いいいいい」 終







どうも、作者のクソガキこと練飴です。期末テストまじかなのに勉強もしないでなんか物語考えちゃいました。あ、初投稿です。完全自己満で適当に投稿してこうと思います。面白かったとかおもんなかったとかコメント貰えるとニチャッてします。

多分2章は書きます。でも構成とか何も考えてないんで投稿期間結構空くと思います。まぁじゃあお疲れ様です。ばぁ〜いまたね

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