表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
氷点下の世界で俺は。  作者: 砂月
8/11

任務開始2

海谷視点 まだ続きます

いや、撤回だ。


事情を知らなくとも新田に嫉妬なんてする訳がない。


…この恐ろしく容姿の整った男に。





定位置の窓際の席で外を眺める新田は、浮いていた。


決してハブられてたという意味ではない。むしろ人気者だと思う。


オレが言いたいのは、騒がしい教室に似付かわしくないほどの美貌ということだ。


細身の体に端正な顔立ち、どうせ無意識であろう表情も仕草も人を惹きつける何かがある。


隙間風に吹かれてさらさら額を隠す黒髪の一本一本まで、オレのような一般人とは違う。





今日も、新田が溜息を吐くだけで反応しない奴はいなかった。


物憂げという言葉はこいつのために出来たんだろう。


絵になりすぎて危うく写真を撮りたくなるところだったが…


奇しくもそれを免れたのは、新田のおかげだった。



「水が…水面が!」


伏せがちだった目を一気に見開いて、


慌てたように立ち上がったあいつを。


オレは「まさか…」とジワジワ広がってくる焦りを必死で収めながら、


ただ呆然と見ていた。

次も他キャラ視点です。女性初登場

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ