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長谷川真央はTS娘!~妹の理不尽な理由から女子として転生した俺の物語~  作者: ねこた まこと
7章 バレンタイン狂想曲

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もうすぐ、バレンタインがやってくる。真央は、パソコンで、大手ネットショッピングサイトで、バレンタインの特集をチェックしていた。


「うーん。高いなあ。ゲッこれ、4000円するの? 有名なブランドのチョコは、やっぱり高いな」


気になった、ショップのページを開いては、ため息をつく。

――ネットでゲットしようって思ったけど、高いし。買いに行くの恥ずかしいしなー。

と思い、真央がパソコンをしまおうと、していたら、声をかけられた。


「真央。バレンタインのチョコをチェックしてるんだ」

「うわ、びっくりした。ミズキかあ。いきなり、背後から声かけるなよー」

「ごめん。私は、そんなつもりなかったけど」


ミズキは、苦笑しながら謝る。


「ミズキは、バレンタインチョコどうするの?」

「色々悩んだけど。手作りにしようかなって思ってね。手作りって言っても、チョコ溶かして、型に入れて固めるだけなんだけど。でも、型一つとっても、色々な種類あるみたいだし、今度、唯花っていう前の学校の友達と買いに行くんだ」

「そうなんだ。ミズキ、俺も一緒に行っちゃだめかな?」


真央の唐突なお願いに、ミズキは驚く。


「私は、いいけど。なんで? 未希や波奈と一緒に行くんじゃないの?」

「ちょっと、折り入って相談したい事あるんだ。未希や波奈には、相談しずらくてさ。図々しいお願いなのは、分かってるけど」


真央が、思い詰めた表情で、言う。


「わかった。唯花にメールで訊いてみるよ。多分だめとは、言わないと思う。」


ミズキは、自分の部屋に戻ると、携帯で、唯花にメールした。


「唯花もオッケーだって。次の日曜日。三城駅に10時に待ち合わせだって」


ミズキは、真央にメールの内容を伝えた。

「10時ね。本当に、ありがとー」


真央は、お礼を言うとミズキに抱きついた。


「真央。嬉しいのは、分かるけど人に抱きつくなよ。ほら」


ミズキは、真央を引きはなした。


「ごめん。本当に嬉しくてね」

「前から、唯花も真央に会いたがってたからね」

「そうなんだ。けど、見ず知らずの俺の相談にのってくれるって本当にいい人だね」

「面倒見のいい子だから、前の学校じゃ、随分私もお世話に、なったんだ。」

「そうなんだ」



真央は、唯花に会うのが楽しみだと思ったのだった。




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