表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
長谷川真央はTS娘!~妹の理不尽な理由から女子として転生した俺の物語~  作者: ねこた まこと
4章 二学期から冬休みまでの出来事。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/54

閑話休題 俺が女子になってからの色々 前編

昨日予告した話です。


先日、ある理由から女子になった真央は、男だった時の服は、着れないので とりあえずは、そらのお古で間に合わせる事になった 。

今 、そらが 使用してた部屋で タンスやクローゼットから 服を出して着れそうな服を見繕っていた。



「ズボンやスカート系が無理ね。ムカつくけど真央のがウエスト細いから。あたしと身長ほとんど変わらないのに 、とりあえず今は、このショートパンツとTシャツに着替えたら」


そらは前足で淡いピンクのTシャツとショートパンツを示す。


「 しょうがないな。 なりたくて、女になったわけじゃねぇけど 女物 着るしかねーか」


パジャマ姿の真央はパジャマを脱いで Tシャツを着ようとする。


「 あーちょっと待ちなさい。あんたブラをせずに、服着る気?」

「えー 無理に着けなくても いいんだろ?」


真央は、チラリと下着を納めた場所を見る。

先日、強制的に 近くの店に連れて行かれて、桃子と一緒に買ってきた物がある 。

パンツとキャミソールは着ている。ブラは、着けた時の締めつけてる感が、鬱陶しくて、着けてない。





「着けなきゃ駄目 !」


きっぱりと そらに言われて、渋々 真央は ブラを手にとると、身につける。


――まあ、洗濯するのを俺だから、着けてなくても、そらにはバレないだろ。


真央は、そう心の中で呟いた。



「あー 鬱陶しい 」

「 文句 言うな」

「お前のせいでこんな目にあってるのに」

「なんの事? 聞こえませーん。ホホホ」


真央の文句をそらは、前足で耳を抑えて、わざわざ聞こえないフリをした。

ちなみに、そらは、猫好きの間で、「スコ座り」別名「 おっさん座り」と呼ばれる座り方で、真央と話してる為、前足で耳を抑えるという芸当が出来るのだ。


それはさておき、文句をスルーされた真央は、苦虫を噛み潰したような顔で、Tシャツとショートパンツに着替えた。


「 おら、ちょっと出とけ」


そらを抱えて、部屋の外へ追い出す。



「ちょっとなんで 追い出すのよ?」

「 俺の物 持ってくるんだよ。ここ、 俺とお前で使うからな 掃除しねえと 机やなんかは、そのまんま使うけど、いいよな ?」

「 いいけど ちょっと、 あんた 自分の物ってどのくらい あんのよ? 」

「 そんなにねーよ。制服と男物の服は、母さんに頼んで 処分してもらったよ 。ちょうど 制服は、いる人にあげるって言ってた。服は、リサイクルショップに持って行くってさ カーブのグッズは ネットオークションに出すって」

「 ほとんど 無いじゃない カーブのグッズだって おこづかい貯めて買ったやつばっかりなのに そんな 一気に処分しなくても そりゃ あたしのせいだけど」


そらは、泣きそうな声で捲し立てた。


――こういう所は、まともなんだよな。というか、あの時、まともな判断してくれてたら、女になってなかったんだけど。



「 別に けじめだよ けじめ 男の長谷川 真央は、もう この世にいないからな これからは、嫌でも 女子の長谷川 真央なんだよ。……女子らしくなるにゃ まだまだ 時間かかるけど」


真央は、泣きそうな顔で笑いながら言った。


「 はい はい あんたの物 とっと 持ってきなさい。 あたしは、逃げてるわよ 掃除機に吸われちゃかなわないから」


そらは、部屋から出ていく。


真央が、掃除を終え リビングへ行くと 桃子が 色々 服を色々広げていた。


「 真央ちゃん ちょうど よかったー 見てよ リサイクルショップで 服を売ったお金で 買ったのよ」

「 母さん、スカート ばっかりじゃねぇか 短いし ズボンとか 買ってくれよ。」

「スカートじゃないわよ キュロットよほとんど そらちゃんに 言われて買うなら キュロットにしてねって 」

「ふーん キュロットってどうなってんの? 」

「あっ真央ちゃん知らないか ゴメン 教えるねほら 見た目は、スカートぽい物が多いけどズボンみたいになってるの」


桃子が、1着手に取って 真央に見せる。


「 これなら 気にせず穿けると思うけど 問題は、学校の制服だよ。スカートだもんな」

「そう言うだろうから スパッツ買ってみたんだけど 」

「 スパッツ スカートの下に穿けと?」

「 うん そう そらちゃんのお古の制服もあるし 試しに着てみたら? 」

ほらと 桃子は、制服 一式を出す。

「 どうせ 着なきゃいけないしな 着てくるよ。」


真央は、受け取り 部屋へ戻り着替えた。


「 こんな もんか? スパッツのピタッとしたのが気になるけど 慣れるしかねえか」


真央は、 リビングへ戻る。


「 着れた?ちゃんと」

「 なんとか ポロシャツは、男女兼用だから問題ないし ブレザーは 女子用だから 手間どったけど 」


苦い顔をしっぱなしの真央に、桃子が訊いてくる。



「 ねぇ 真央ちゃん 今の体 どう?」

「 今さら 何 ?慣れねぇよ まだ 目線は、低い しよ。長い髪もウザく感じるしまあ、中学入るまでに ちょっとは、慣れるんじゃね?というか 慣れないとな あー 中学生活 どうすんだよ。女子 しかも 年下 ばっかり 友達 できるかな。絶対 無理 」

1人で 叫びはじめた真央に桃子が

「 ふふーん そのへんは、大丈夫! ある人に 協力頼んであるから」

「ある人って誰だよ?」

「明日になったら わかるわよ。」



桃子の発言に やな予感するなと 真央は 思った。



明日、後編を投稿します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ