表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
長谷川真央はTS娘!~妹の理不尽な理由から女子として転生した俺の物語~  作者: ねこた まこと
4章 二学期から冬休みまでの出来事。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/54

22


終業式だった昨日の帰り、2人で冬休みの宿題を一緒しようと話になり 、今朝から、真央と渉は、真央の部屋で 、宿題をしてる最中であるが、渉は、別な事が気になり 、今一つ集中出来てない。



じーっと 、テーブルの向こう側をみつめる渉。 正確には、真央の膝の上で、お昼寝中のそらをみつめていた。


――羨ましい。 猫になって、俺もあそこで昼寝したい。


渉は、思春期の少年らしい思考に陥っている。渉よ。羨ましいのはわかるが、今は集中しなさい。でないと、真央さんから、お叱りの言葉が飛びます。



「 渉!渉ってば 手が止まってる。 もう 何 ?さっきから、人の膝ばっか見て。まさか 、変な事考えてないよな?」



――俺の考えてる事、わかっていらっしゃる? ヤベェ、何か言い訳しないと。


「 ごめん。 膝の上、 そらが乗ってて、暖

かそうだなって思ってさ」


言い訳しつつ チラリと 膝の上をみる。


「本当か? 一応 元10代男子だからな、渉の考えてる事 予想は出来るけど、まあ そうゆう事にしといてやる」


真央は、言いたい事を言って、宿題を再開した。

渉も宿題をしていたが、時々真央の膝をみつめては、羨ましい。と考えては、頭から煩悩を振り払うの繰り返しだ。

渉よ。いい加減にしなさい。そんな事を繰り返してると、真央さんにバレます。




――やっぱり変な事考えてるな。


真央はそう思い 、やりかけのワークブックで、テーブルをバシンと叩く。

はっとなった渉は、恐る恐る顔を上げると、鬼の形相で、真央が睨んでいた。



「 渉 マジで、やる気あんのお前?」

「 あります。今すぐ本気でやります」



――これ以上、真央を怒らせたらヤバい。


渉は、目の前の宿題にようやく没頭しはじめた。



真央は、ようやく渉の本気モードに スイッチが入ったのに 安心する。

渉は、本気になれば、後は順調に進むのだけど そこに いくまでに少々時間が かかる。

真央は、自分の宿題に 一区切りついたので、渉の邪魔をしないように、そっと席を離れる。そらも起きて、別な場所へ移動した。


――渉が宿題やってる間に、台所の大掃除でもやっとくか。

真央はそう思うと、台所に向かった。



―――



――渉が、本気モードになって 約2時間 そろそろ、さすがに集中力がきれてくるだろうな。


「あー 疲れたぁ 」


真央が、部屋に戻ると、渉がテーブルに伏せっていた。大分、お疲れらしい。



「 お疲れ! ちょっと休憩しようぜ 」

「マジで いいの?」

「 うん だってお前 2時間も やってたんだぜ。そろそろ、休憩した方が いいと思う」

「そんな に時間たってたんだ。知らなかった。って お前その格好なに?掃除でもしてたのか?」


渉は、いつの間にか エプロンをつけ頭には バンダナに、手にはゴム手袋というスタイルになってる真央に 質問する。


「 うん 台所の掃除あそこだけ 大掃除すんでなかったし 渉が集中してるのに邪魔しちゃ悪いかなって。 ずっと 掃除してたの」

「 そうなんだ 」

「 そうなんだよ それより 休憩しようぜ 」


リビングへ渉を連れていく。

リビングのこたつに渉を座らせると、真央は、台所から電気ポットを移動させ ココアやマグカップをこたつまで 運んだ。


「渉 宿題 早く終わりそうか?」


ココアを入れながら真央は質問する。


「 年内には 終わると思う」

「ふーん 俺もかな」

「そうなんだ 」

真央は、渉にココアを渡しながら、さらに質問する。


「そういや クリスマスどうすんの?予定あるのか?」

「 ん? 特にねーよ。うち 母親いねーから 親父と兄貴と3人で ケーキ 食いながら テレビ視るくらいだな」

「俺も似たようもんかな。 未希と波奈なぜか 2人とも予定があるってさ 。女子だけのクリスマスってのも、1度やってみたかったのに 」


真央にぷぅと、頬を膨らませて言う。


「 えー 俺と一緒じゃ 駄目なの?」

「 そりゃ 渉と一緒もいーけど 女子だけのクリスマス 楽しそうじゃん それに、渉とは 誕生日を一緒に祝たいの」

「誕生日 1月1日だから だいたい忘れさられてんだけど な 真央は、覚えてたんだ 」

「 だって 覚えやすいし それに、俺の誕生日も次の日だぜ」

「そういや そうだな」

「じゃ 一緒に誕生日 すごそうか」

「うん」


2人は、そう約束し 指切りをした。





次回から、番外編を前後編で入れていきます。時間軸は、真央が女の子になった直後の話になります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ