0.プロローグ〜中島君の重大なミス〜
どうも、赤トマトです。(あか とまと)
処女作です。お見苦しい点あると思うので、是非私に教えてくださると幸いです。
完結できるように頑張りますので是非ご覧ください!
0.プロローグ
2015年4月。主人公、中島悠人は横浜のはずれにある、とある高校の門を叩いた。
高校の名は新桜ヶ丘高校。
新桜ヶ丘高校はお世辞にも綺麗な校舎とは言えないが、比較的横浜の中でも大きい高校だった。ただ、不良が多く、周囲の学校とのトラブルが後を絶たなかった。
悠人は後々この不良達の事を知り、この高校に入学した事を後悔するのだがそれはいつか語ろう。
ところでなぜ悠人が新桜ヶ丘高校に入ったかって?
いや、悠人は新桜ヶ丘高校に入学したかったわけでは……いや、入学する気は無かったのだ。
時は遡り2015年冬。
悠人は試験会場にいた。
では只今より「◯△□…高校の試験を開始する」
やたらとデカイ試験会場は音がとても響き、よく聞き取れなかった。
悠人は始め、の合図に続きシャーペンを握った。
絶対…桜ヶ丘高校に受かってやるぅ!
悠人は心の中で叫びながらスイスイとペン先を滑らせた。
そう、悠人の第一志望校は偏差値が72の桜ヶ丘高校なのだ。
そう、悠人が今受けている学校は偏差値が43の新桜ヶ丘高校なのだ。
まぁ、間違いに気づくのはまだ先の事なのだが。