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3 不思議なひとり


「あのねえ

長年の片思い

誰に説教されなくたって

自分が一番

わかってる


もどかしいし

悔しいし 

寝ても覚めても

情けない


知り合いだろうが

友達だろうが

100人いたら

そのうち99人には

絶対に

知られたくない

赤っ恥の

連続だもん 


それなのに


けなされても

バカにされても

なぜか許せて

納得しちゃう

不思議な不思議な

残りのひとり


チョルス

あんたのことよ


愚痴ってみては

バカにされ

落ち込んでれば

鼻で笑われ


『そりゃあお前じゃ

無理だろう』って

真面目な顔で

引導渡され


挙げ句の果てに


片思いに

凹みきってる

私じゃなくて


私みたいな

落第女に想われた

相手の男に

同情なんか

してくれちゃって」



「チュニ

俺だって

君のことを

心底バカには

しちゃいない


兵役休暇で

戻ってみれば 

結婚したいと

心に決めてた

恋人は


友達に

かっさらわれて

みじめなピエロ


君のことを

バカになんか

出来る身分じゃ

ないことぐらい

自分がいちばん

よくわかってる」





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