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坂道をこえるまで  作者: づしこ
空き地
2/2

すき

坂が近づいてくる。

まだ、まだ来ないで。

この坂が来たら…終わっちゃう

信号おねがい。赤にして。

止まって…

「あ、そうだ」

不意に綺麗な二重まぶたの目があたしを見つめる。眩しい…

「ななななにっ」

あたしの慌てように少しキョトンとしてから ふは、と小さく笑った。もー、なに。かわいすぎる

「近いうち三連休くるよね?」

「えあ、あ、うん!」

「それならさー…」


ドクドクッ、と心臓がはねる音がする。

「うち泊まらない?」


きた。きた、きたきたきたきた。

きてしまった。ついに。

これは、もしかしてちづ子ちゃんもあたしのこと好きなんじゃ。

期待してもいいってことなんじゃ。

「あたしのこと好」「友達とか呼ぶの夢だったんだよねー」


…え。友達

あ、そーか。

あたし、友達だった。

そりゃそーか。こんな感情持つわけないもんね。ふつうは…。



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