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俺の周りには。
「おーす。おまーら、また皆一緒だったな。」
「おーす。」
「よりにもよってC組だけどね。」
「まぁ、いいだろう。」
俺の声に反応したのは3人
一番に反応したのは坂田 達来。
こいつは俺の幼馴染みである。
イケメンのクセしてそれを隠す様にして伊達メガネを掛けている。女子に騒がれるのが嫌らしい。
次に愚痴を零していたのが浅沼 祭で、コイツは高校で知り合って以降気が合って今までつるんでいる。
最後に反応したのは檜山 七緒で、コイツは元は祭の連れだった。祭と一緒にいる俺や達来を最初こそ邪険に扱っていたがそれすらもコミュニケーションの一環となっていて今では阿呆な事もやり合える仲だ。
こいつらとうまくやれているの俺が人を選んでるからだ。自分が上手くやっていける奴らを…。
こいつら3人にはある共通点がある。
それはー他人を気にしないということだ。
この3人の特徴を見つけたのが、俺お得意の観察だ。これからこのクラスでまた、観察してくのが楽しみだな。
俺は自分で思ってる以上に観察が好きらしい。