17 ザックス、翻弄される!
その日も静かな夜だった。
窓から入ってくる秋の風と虫の声、そして酒場の喧騒。だが、自室の寝台の上で横になるザックスには、それらがどこか遠くの出来事のように感じられた。
あまりに多くの出来事がありすぎた。エルフの幽霊騒ぎは思わぬところで自身の運命に結びついていた。
彼女が眠る室内で、決して答えの出ぬ問題に堂々巡りを繰り返しそうになった一同は、その後一旦解散となり、日を改めて仕切り直すこととなった。
特に3人のエルフ達の動揺は激しく、あのままでは感情的なもつれから最悪の事態を引き起こしかねなかった。
どこをどのようにして歩いて帰ったかを思い出せぬくらいに呆然としていたようで、ザックスは気付けば自室のこの場所で横になっていた。最もショックだったのはおそらく自身が、訓練校の頃の記憶の一切を忘れ去っていたことだろう。
「参ったな……」
ぽつりと呟く。
自身の過去の一部がすっぽりと抜け落ちているという事態は思った以上に衝撃が大きい。不意打ちのように訪れた不幸をどう受け止めればよいか分からぬまま、ザックスはただ漠然と時間を過ごしていた。
だが、不幸に愛された彼に安らぎの時が訪れる事など、あろうはずもない。
昨夜と同様に、いやそれ以上に激しく叩かれる自室の扉の音に、ザックスはいら立ちを覚えて起き上がった。
「誰だ! こんな時間に!」
扉を開けると同時に怒鳴りつけたザックスだったが、そこに広がる光景に目を丸くする。
宿に所属する暑苦しい男達が、廊下の端から端までびっしりと連なってこちらを見つめている。
「な、なんだ」
驚くザックスに、全員が唱和する。
「おい、ザックス! お前にお客さんだ!」
「客って、誰だよ」
再び彼らは唱和する。
「つべこべ言うな! さっさと来い!」
言葉と同時にザックスの身体は抱え上げられ、そのまま階下に向かって送り届けられる。
気付けば、彼は酒場への通用口の扉の前に立たされていた。訳もわからぬまま目を白黒させるザックスの前で通用口の扉が勝手に開き、さらにそこには暑苦しい男たちが起立して控えている。おそるおそる店内に入ったザックスは、カウンターにガンツの姿を見つけた。ザックスと目を合わすや否や、当のガンツは呆れ返ったような顔で、彼に二階席に行くように指し示した。
ガンツのその行為にザックスは驚く。ザックスの客人はおそらく2階の一番席にいるという事なのだろう。
先日の大宴会の際のバンガスの宣言以来、ザックスの許す者がそこに座る事は店内で認められているものの、そのような行為に値する人物をザックスは未だに許した覚えはない。
にも拘らず、今や宿中の人間が当のザックスを差し置いて無条件でそれを認めているという事実は驚異だった。
――いったいどういう事なのか?
恐る恐る階段を上り二階席の最奥部へと目をやったザックスは、その席に座る者の姿を一目見るなり全てを納得した。現れたザックスを見るや否や、件の人物は満面の笑みを浮かべて立ち上がる。その姿に苦笑いを浮かべながらザックスは声をかける。
「いったい、どうしたんだ? こんな時間に神殿巫女がこんな場所に来るなんて?」
身分を隠す為のフード付きの無地の外套を傍らに丁寧に畳んで置いた彼女――神殿巫女のマリナはザックスの問いに答えた。
「あらあら、私とザックスさんの間柄ではございませんか、水臭い……」
「なにぃーー」
その言葉に、店内中の男達の声が唱和する。
「ザックス、テメエ、どういう事だ!」
「マ、マリナ様に不埒な真似をしてみろ、どういうことになるか分かってんだろうな!」
「吊っちまえ! こんな奴は《聖者の像》に逆さ吊りだ!」
どうやらこの店にもマリナ信者はいたようだ。いや、正確にはマリナ信者の集団がこの店の冒険者をやっていたようだ。
頭痛を覚えながら、ザックスは彼女の前に座る。
注文したアルキル果実の搾り汁を口にして気分を落ち着けたザックスは、マリナに突然の訪問の真意を問う。
「あら、私が、ザックスさんの顔を見たかったからというのでは、理由になりませんか?」
その言葉に店内中の殺気が膨れ上がる。
「マリナさん、頼むからオレで遊ぶのはやめてくれ。周りからの視線が痛くてたまらん」
「まあ、《魔将殺し》の称号を持たれる方がご謙遜を……。ザックスさんが本気になられたら、この店内の冒険者の方々など一捻りだと窺っておりますが?」
さらに殺気が膨れ上がる。もはや暴発寸前の状態にザックスは頭を抱えた。そんな姿にくすくすと笑いなから、彼女は言葉を続けた。
「嘘ですわ。表向きは昨日のエルフの幽霊に関する大神殿の実地調査という名目で、こちらに参りました」
その言葉に店内の空気が一気に澄み渡っていく。
「なんだ、そうかよ」
「さすが、マリナ様だ」
「巫女の務めでお疲れのところ大変なことだ……」
(この宿の奴らの頭の中身ってのは、一体どうなってんだ……)
まるで冗談のような展開に、ザックスは唸り声を上げる。だが、同時に彼女の言葉に引っ掛かるものを覚え、ザックスは再び彼女に尋ねた。
「表向きっていうことは本命は、別にあるってことかよ」
「ええ、実は大神殿よりザックスさんに内密に伝言を承ってきたのですが……」
そういうと周囲を見回し、その美しい顔に悩ましげな表情を浮かべた。
「困りましたわ。このような状況では落ち着いてお役目を果たす事はできそうにありません。できればザックスさんと二人きりでお話しできる場所が欲しいのですが……」
その瞬間だった。
「よーし、今日はもう店じまいだ! 一般客はさっさと勘定済まして帰れ! 手のあいた奴らは掃除を済ませて上がるんだ!」
何者かの声が響き、さらにそれに同調するかのように多くの者達の賛同の声が上がる。
「ちょっと待て、ここは俺の店……フガッ」
マスターのガンツの抗議の声が途中で途切れ、しばらくして扉が閉まる音がする。どうやら強引に店外に連れ出されたらしい。
「マリナ様、お務めご苦労様です! ごゆっくりしていって下さい」
男達の唱和が店内に響き渡り、僅か数分で店内は無人と化す。
「あらあら、みなさん、とても優しい方ばかりですのね……」
「あ、あんた……、こういうの営業妨害って言うんじゃねえのか……」
「ふふっ、これも神殿のお務めですから……」
恐るべし、創世神殿。いや、真に恐ろしいのは神殿巫女のマリナとその信者達なのだろうか?
そんな事を考えていたザックスに、マリナは常と変わらぬ微笑みを向ける。
「もう、お加減が良くなられたご様子で安心しましたわ。昼間のザックスさんは、私がどのようにお声をかけても全くうわの空でいらして、とても心配していたのですよ」
「そ、そうか、ついさっきまでは変わりなかったんだがな……」
「まあ、それでは私はお役に立てたという事でしょうか……」
再び彼女のペースに巻き込まれそうな事態を察知したザックスは、強引に話題を切り替える。
「……で、あんたの本題に入ってもいいか?」
「まあ、ザックスさん……、せっかちな殿方は女性に嫌われましてよ」
「…………」
敵は強者である。ザックスごとき駆け出しが太刀打ちできようはずもない。にこにこと楽しそうな笑みを浮かべるマリナに対して、ザックスはしぶしぶ長期戦の構えを取る事にした。
明日の天気予想に始まって、神殿の洗濯係のばあさんの話題に、野菜と小麦の相場、さらには最高神殿の長老たちの意外な趣味から高度な国家間紛争に関する諸問題まで彼女の話題は事欠かない。適当に相槌を打つザックスが、会話に飽き始めると「ああ、そういえばイリアが……」と彼女の近況ネタで再び引き付けられてしまう。
実に話術巧者ぶりをいかんなく発揮しながら対面に座っていたはずのマリナは、気付けば彼の傍らにぴたりと寄り添って座っている。
「マ、マリナさん……」
驚いて距離を取ろうとするザックスの腕をしっかりと抱え込んだ彼女は、ザックスに微笑みを向けると小さな声で囁いた。
「お静かに……、マナが乱れ始めました」
「えっ?」
その言葉に彼女を注視する。
ザックスの腕を握りしめる彼女の両手から緊張が伝わってくる。しっかりと腕に押しつけられた彼女の豊かな胸の感触に反抗の意思を根こそぎ奪われ、その美しい横顔に見とれながらも、視線の先、先ほどまで彼女が座っていた場所に目を向ける。
彼女の言葉からしばらく後、周囲の空気を僅かに揺らして現れたのは、昨日と同じエルフの女性の姿だった。現れた彼女は昨日と同様に、何者かと語り合っているように見える。
「確かに、あの部屋で眠っておられた方に間違いありませんわ」
「ああ」
「本当にきれいな方ですこと。ザックスさんがうわの空になってしまうのも無理からぬことですね」
「はい?」
「理性を失ったザックスさんが彼女に襲いかかったらどうしようかと今日は、はらはらし通しでしたわ。イリアになんと言って報告しようかと、気が気ではありませんでしたもの」
「ちょっと、待てぇい!」
くすくすと微笑んだ彼女は、ザックスの腕をとったまま、今日は本当に大変な一日でした、と前置きして語り始めた。
転職によい日取りとされるその日の朝、イリアをはじめとした妹巫女達と今日一日をしっかり切り抜けようと励まし合ったまさにその時に、彼女は巫女長に呼ばれることとなった。
そのまま訳も分からず連れられていったその先は、殺伐とした空気に支配された件の老人の執務室だったらしい。創世神殿からの訪問者が突然に現れた事にエルフの3人は怒りをさらに深くしたようで、暫くは彼らをたしなめるための時間が必要だった。
「なんでエルフがあんた達に怒りを向けるんだ」
「一部のエルフ達が創世神の存在を決して認める訳にはいかない、という立場をとっているためです」
「なんで、また、そんなことに?」
「彼らの中には《妖精憲章》という規範が存在します。私達神殿に属する者達にとっての《経典》のようなものだと考えていただいて結構です。
その中には、彼らの祖先達が別の世界から創世神の奇跡によって無理やり連れてこられた、という記述があるらしいのです。自分達は創世神という禍々しき神によって楽園を奪われた――彼らの中の一部の者達はそう考え、人間と対立を望む、急進派と呼ぶべき勢力が存在するのです。
創世神を認めない以上、当然、創世神の加護を大きく受ける冒険者の存在も決して認められないという事です」
「物騒な話だな」
「元来、エルフはその生まれとルーツを大切にする種族です。彼らの中でも特に七氏族に属する家系の者達の発言権は大きく、今、目の前にいる彼女の出自は、その七氏族の一つ、しかも姫君と呼ばれる立場にあるらしいのです」
「へえ、彼女が……」
「数日前、エルフの里の星詠みが行方不明になっていた彼女の居場所を捜しあて、それが事の発端となりました。彼らは里をあげての大騒ぎの末、本日、3人の使者をこの都市に送ってよこしたのです」
「爺さんは彼女の事を知らなかったのか?」
「ご存知のように今日、ザックスさんが彼女の結界の中に入るまで、誰一人として彼女に近づけなかったそうです。そして協会に登録されている彼女の身分には偽りがあり、彼女がそのような立場にあるなどとは夢にも思わず、ただ目覚めの時を待っていたというのが実情だということです。真実は分かりかねますが……。
ただ、食事も一切取らぬまま眠り続ける彼女が一向に衰える様子のない事に、皆不信感を持っていたようですが、全ては彼女の目が覚めたら分かるだろうという事で、あの事件以降、ただ静かに彼女はあの部屋で保護され続けました」
冒険者協会本部――どうやらその仕事は相変わらず実にいい加減なようだ。
「でもよ、やっぱりどうにも納得できないんだよな、眠っているはずの彼女が成長しているっていう原理がさ……」
ザックスの言葉に彼の腕を握るマリナの両手の力が僅かに強くなる。だが、しばらくして彼女は何かを決心したように語り始めた。
「彼女は《エルフの眠り》と呼ばれる中で、この世界と同じような場所で今も生活しているのでしょう。そして、冒険者としてあちらこちらの初級レベルダンジョンを踏破しています」
「なんで、そんな事が分かるんだ?」
その質問には答えず、ただ静かにザックスの瞳を見つめる。そしてそのまま彼の肩に自身の額を寄せた。まるで彼女に縋りつかれるような格好になってしまったザックスは大きく動揺する。
誰もが認める美貌の神殿巫女が、その豊かな胸をしっかりと押しつけて自身の肩に身を委ねているのである。これで動揺せねば、男ではないだろう。
顔を伏せたまま、彼女は呟くように語り始める。
「私達神殿巫女には裏技と呼ばれるクナ石の覗き方が、先達より口伝で伝えられています。その方法を使えば、目の前の冒険者がどのようにして成長してきたかという事を知る事が出来るのです」
それは便利だな、と言おうとしかけて、彼女の身体が小さく震えている事にザックスは気付いた。マリナさん、と声をかけようとしたザックスの唇に彼女の人差し指がすばやく押し当てられた。やがて、震えるような声で彼女は続けた。
「私、今、神殿巫女として大きな禁を犯してしまいました。この事は決して、外部の者に漏らしてはならないのです」
その言葉にザックスは驚いた。禁を犯した巫女は力を封じられる――以前彼女との会話から聞き知った事だった。
どうして、と尋ねようとするザックスの唇を、すらりと伸びる人差指で封じながら、彼女は震える声で言葉を続けた。
「クナ石の記録によると、彼女は幾つもの初級レベルダンジョンを僅かな期間の間に次々と単独で踏破しているようなのです。かつてのあなたと同じように……」
「マリナさん!」
彼女の人差し指を振り切ってザックスは彼女の肩を掴んだ。
「いったい、どうしてこんな事を! 禁を犯せばあんたは巫女でいられなくなるんじゃなかったのかよ!」
「ええ、その通りですわ」
顔を伏せたまま彼女は答えた。
「だったら、どうして?」
「それが、巫女の務めだからです」
「えっ?」
「私達神殿巫女は冒険者の方々の為の道標となると同時に、彼らの困難を手助けする事を創世神から命じられています。
今、一人の冒険者が私の目の前で死の危険に直面しています。そして私は一人の神殿巫女として、その問題の解決の為に全力をつくさねばならないのです。
例え自身の力を封じられることになろうとも……」
「マリナさん……」
「禁を犯した巫女としてレッテルを張られ力を封じられることと目の前の冒険者の命……、天秤は後者に傾いてしまう――それが神殿巫女なのです」
彼女は顔を伏せたまま、再びザックスの肩にもたれかかる。その身体は小さく震えているようだった。マリナのような強かな女性であっても、神殿巫女の禁を犯すという行為には大きな怖れを感じるのだろうか?
そんな彼女の姿を目の当たりにして、ザックスはぽつりと呟いた。
「聞いてねえよ……」
その言葉に彼女はわずかに顔を上げる。
「俺は何にも聞いちゃいない。だからあんたは何の罪も犯してなんかいない。故に創世神もあんたの罪を問う事はねえ!」
彼女は黙って彼の言葉を聞いている。
「それでもあんたが自分を許せないっていうんだったら、俺はあんたを脅す事にしよう!」
尋常でないその言葉にマリナが顔を上げた。その美しいまなじりには、僅かに輝く筋が見られた。
「全て無かった事にして、あんたが今までどおりに巫女を続けなれば、あんたの大切なもの、そうだな、イリアをあんたから奪い取ることにしよう。きっと事情を話せば、彼女も協力してくれるはずだ……」
「ちょ、ちょっとお待ちください。ザックスさん、さすがにそれは……」
ザックスの突飛な提案に、マリナは珍しく焦りの色を見せている。
「あんたが黙ってオレの言う事に従えば、全ては丸く収まる事だ!」
ザックスの顔をまじまじと見つめていたマリナだったが、やがて大きく吹き出した。
「ザックスさん、それは悪者の台詞ですわ」
「ふん、オレは今、創世神を欺き、敵に回そうとする悪者なんだ! 文句あるか!」
ザックスの芝居がかった表情と言葉に、とうとうマリナは腹を抱えて笑い始めた。
「わ、分かりましたわ。イリアを人質にされては私も困ります。あなたの御命令に全て従わせていただきます」
「口約束だけでは信じられないな。きちんと創世神にかけて、誓ってもらおうか!」
もはや極悪人のノリである。マリナも笑いをこらえながら右手を挙げて誓いの姿勢をとると、ザックスに答えた。
「分かりました。創世神に誓って、私はザックスさんの御命令に喜んで従う事にさせていただきますわ」
「よし、あんたはこれまで通り神殿巫女のマリナさんだ! しっかりと日々の務めに励んでくれ」
「はい、分かりました、ザックスさん」
妙にしおらしく、彼女はザックスの言葉に返答する。
その姿に僅かに引っ掛かりを覚えたものの、ともかくこれで、ザックスの身に起きるかもしれぬ危難は無事に去って行った。
もしもマリナが巫女を止めることになり、それがザックスのせいだという事が露見しようものなら、おそらく大陸中のマリナ信奉者から命を狙われる事は間違いない。一つの店に生息する奴らの力だけでも先ほど目にした通りである。
事が明るみになれば、おそらく三日と待たずにザックスの身体は物言わぬ冷たい躯となって大円洋に漂うこととなるだろう
ほっと一息ついたザックスだったが、それは大きな過ちであった事を直ぐに思い知る。最強の敵は常に己の側にいるものだ。
「ところで、御主人様、私はこれからいかがすればよろしいのでしょうか?」
「はい?」
突然、御主人様と呼ばれた彼はうろたえる。眼前のマリナはまるで肉食獣が獲物を目の前にしたかのような目つきで、彼を見つめていた。
「ええと、マリナさん?」
「御主人様、私は先ほど創世神に誓ってあなたの命令に従う事を、約束させられたばかりです。もはやこの身は貴方に奉げたも同然。今や私はいかなる御命令をされても、貴方には逆らえない立場に置かれ、言わば、それは奴隷のようなもの……」
「ちょっと、待てぇい!」
「さあさあ、御主人様、私をご存分になさって下さいませ!」
にこやかに微笑みながら、マリナはそそと、その魅力あふれる姿態をザックスにすり寄せる。
「あ、あんた、まさか、又オレを嵌めたのか?」
「さて、何のことでしょう」
さすがに大陸中のマリナ信者を敵に回す訳にはいかない。イリアに歪んだ情報も与えられる事になりかねず、知らぬうちに鮮やかに攻守の逆転した立場におかれたザックスは、呆然とする。
相変わらず何者かと語り続けるエルフの姿が浮かびあがるその場所で、ザックスは、恐るべき敵を相手にずれてしまった本題を元に戻そうと必死の抵抗を始めるのだった。
2011/09/16 初稿