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⑺『茫洋足る、風景模写』

⑺『茫洋足る、風景模写』



茫洋としていることが、これほどまでに、ありがたいことはない。小説を書くための、キーワードとして、俺はこの茫洋という言葉を、云わば、利用したのである。しかし、断じて剽窃ではない、寧ろ、茫洋を更に、重ね塗りした茫洋という言葉の発明を期待する小説にしようと、したまでだ。



であるからして、俺には、そのことが、肩に乗っかってから、この小説を書くことが、日常に置いて、一つの有罪になったのである。書けるだけ書け、風景描写を描くことについて、書けるだけ書け、と、頭をハンマーで、神に殴られるのだ。



良いだろう、と呟いた俺は、確かに今、この茫洋足る、風景模写を書いて居る。それは確かに、茫洋として居るのだが、不自然なことなど、何もないのである。それは、極自然に行われる、執筆というやつなのだから、或る意味、不可思議でもある訳だ。

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