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⑸『茫洋足る、風景模写』

⑸『茫洋足る、風景模写』



茫洋足り過ぎるのである、風景が。であるからして、俺は幾度となく、述べて居る様に、闇と光を二項対立で持ってきたが、本来は、闇しかないのだ。闇の中に、見つけようとするのが、星の光、月の光、焚き火の光、なのである。



結句、茫洋足る世界の風景は、俺の、俺が軽んじたところの痛恨が、逆照射して、俺に復讐し、俺はその復讐と対峙して戦わねばならない嵌めになったというのが、適切だろうか。何れにせよ、こうして、俺は、生きて居る。



生きて居るんだから、しょうがないのである。生きて居ることに懐疑なんかしていたら、さっさと、芥川龍之介や太宰治みたいに、危ういレールに乗ることになるから、俺は、一応は、この茫洋足る風景に、満足しなければならないのだ。

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