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半月が過ぎた頃、桃は右脚の付け根付近に違和感を感じるようになる。
変な病気だったらどうしよう。
でもこういうのって意外とストレッチなんかが効用あったりするのよね。
自彊術という健康体操で小学館などからも出ているし、
もっと古くからは保険組合などから出されている『いきいきストレッチング』の
ようなストレッチに関する書籍は多数あるので、それなりにそういった類の本は
需要があり人気があるのだろう。
◆(留意事項―時代が2000年代以前のことで、現在のように簡単に
Youtubeなどを利用できる時代ではないことが前提になります)
骨折や流血するような怪我でもなく、ただ痛みを伴うというような症状の
見受けられる病理って、痛み止めを飲み一時的に痛みを止めたりすることと、
あとは冷やしてみたり温めてみたりして様子を見る、またはストレッチのように
動かすことで病気に寄り添うしかないのかもしれない。
そしてそれでも痛みが生活を圧迫するほどのものになった時、手術する道を
選択しなければならないのかもしれない。
記憶を一部なくした後、幸いにも一時的に痛みを感じずにいられたのだが、
痛みの再発した桃はあーでもないこーでもないと、自分の痛みについて
いろいろと頭を悩まして数日間を過ごした。
本を購入してストレッチしたり、痛み止めの湿布を貼ってみたり。
性急に結果が出るようなものでもないのかもしれないがあまり芳しい結果が
出なかったため、一度専門の医師に診てもらって、どのような病気なのか
診断をあおがなければと思い、桃は整形外科の病院に駆け込んだ。
この時は母親に車で連れて行ってもらった。
全く歩けなくなってしまったからだ。
―――――――※(注意)――――――――――――――――
自分の中ではどのような病気でということは、ある程度調べて設定していますが、
正式な病名は書かないと決めています。
専門の医師でもありませんし、同じ病気、病名でも個人差があって
症状も千差万別ということもありましょう。
また同じ病気を患っている方のことを思うと簡単には書けませんので
[嫌な気持ちになったり不安に思ったりしてほしくないのでSTORY上
必要で書いています、ぐらいの目線でどうぞ宜しくお願いします。
重要なのはそのことでキャラふたりがどのような行動をとるかという
ことだと考えます。
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