夏蜜柑、線画を真面目に書いてみる*挿絵有
帰宅が遅くなり投稿がまた夜中に……
ブックマークや評価を下さった方、ありがとうございます〜
現実は非常だ。否応なしに、何でもありのままをつきつけてくる。
アナログ人間はね、思うわけよ。モノさえあれば何でも出来ると。モノが良ければ大丈夫と。
『舐めんじゃねぇ』と、言われた気がした。
でもさ、もうちょっと……優しくてもいいじゃんね。
劇的に上手くしてくれとは言ってない。だがもう少し、簡単に描かせてくれてもいいじゃないか……
手書きで遊んでいた時もベタ塗りやトーン貼りは苦手だったが、出来ないという事はなかった。(滅多にやらなかったけど……)だが夢と希望を抱いて諭吉をデジタル製品へと換えた結果、私は線画しか出来なくなった。上達するのは誤魔化す技術と素材発掘能力だけだ。
どんなに良い物を買おうが、扱う人間がポンコツなら使われる方もポンコツという訳だ。
――いいだろう。諦めの良さには定評のあるこのポンコツが、失った諭吉の分まで使い倒してやる
とそんな事を思った訳ではないが、出来ないものは出来ない、分からないものは分からない、今分からないものは未来のどっかで分かればいい、と開き直り、今できる線画の作業を真面目にやってみる事にした。(前振り長くてすみませぬ)
だがこの時の私はほとんどの機能を使えておらず、覚えた技術は絵の部分変化と左右反転・回転機能だけだ。
正直、これだけでも目からうろこ。例えば左右の目の大きさが違う、角度が違う……そんな時、選択範囲という機能を使って対象部分を囲うと、大きさも角度も自由に変える事が出来るのだ。描き辛い時は用紙を反転したり角度を変えたり……これだけでもう私には十分かもしれない。半分の諭吉は返ってきた(気分になった)。
拡大機能なんかも使いながら、一生懸命ペンを入れる。太すぎる線は手を震わせながら消しゴムを掛け(ワコムのペンは入れた力の加減で消しゴムがかかる範囲が変わる)、細すぎる線は何度もやり直しながら線をなぞった。
そんなこんなで、また何となくイラストっぽい絵が描き上がった。
それでは夏真っ盛りの七月下旬(今年の七月は寒かった気がするけどね)、に描いた絵をお見せしましょう。拡大して細かい所を見るのは無しでよろしく。
タイトル:いつか名がつくかもしれない誰か
筆者からの補足。
裸なのは決して服を描くのが面倒だったからではありません。
羽を付けたのは天使か悪魔を描きたかったからです。決して背景を描き込むのが面倒だった訳ではありません。
ところどころ線が太いままなのも、決して直すのが面倒になった訳ではありません。
いや~、我ながら前回よりも誤魔化すのが上手くなっているような気がする。もはやスタンプマスターを目指す方が楽なのではないかとさえ思い始めたぐらいだ。どちらの方が羽っぽいか、試行錯誤する余裕すら出てしまっている。(ちなみに私は向かって左が好き)
こういった素材を見て回り、気になったものはとにかくダウンロード。保管場所は分かっても使用方法は知らないため、この羽ブラシを使うためにそらもぅ検索しまくった。それなりに使えるようになるまで数日かかったが、初めての重ねスタンプの割には良く出来た方だと思っている。(過去の自分を自画自賛。頑張ったもの……)
そんな訳で、いつか作品に登場させれたらいいね~と大事にとっておきつつ、それなりの実力が伴ったら一から手直ししてみようと思う一枚なのでした☆
――次回、『夏蜜柑、今の時間軸まであと三ヶ月』
お楽しみに☆
みてみんのプロフィール画像を描いてみようかな~と思ってます。それで今どこまで上達したか(してないかもだけど……)お見せ出来たらな~と考えていたりいなかったり……