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そうだ、王子辞めよう!〜婚約破棄(する側!?)から始まる転職活動(自称)無能な王子は廃嫡を望む!?〜【コミカライズ連載中】  作者: にゃんパンダ


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第60話「尋問⑥」

三十分後。


「殿下!終わりました!」


 意気揚々と赤騎士が戻ってきた。


「ハァハァ、ほ、捕虜はぁ、抵抗を諦めてぇ、供述をぉ、……ハァハァ、始めましたぁ。今ぁ、別の者が聴取を行なってぇ……いますぅ……ぐはぁ」


 それだけ言うと、リゼットはその場に倒れた。


「おい!大丈夫か!」


「リゼット!」


 リアンとレオニーが思わず声を掛けるが、


「全く、あれぐらいで情けない。殿下、心配ご無用です。このホルスタインは少し疲れただけですので」


 赤騎士はやれやれ、と肩を竦めながら言った。


「そ、そうか。まあ、兎に角ご苦労さ……ま?」


 リアンは引きつった顔で労いの言葉を掛けようとしたが、その時だった。


 赤騎士は何故か渡さられ買収用の資金が入った麻袋をリアンのデスクにガシャリと置いた。


「殿下からお預かりしたこれを有効に使って吐かせました」


「え?何で有効に使ったのにここにあるん……だ?ん?」


 そこで彼は気付いた。


 目の前に置かれた麻袋にベッタリと赤黒い何かが付着していることに。


「……」


 因みにリゼットが死に掛けているのは、リアンの言葉を勘違いして捕虜を金貨で殺ろうとした赤騎士を、命懸けで止めていたからである。


 リアンのやれ、という命令は買収して情報を引き出してこい、という内容だと赤騎士に必死でしがみ付きながら説明しているうちに、ボロボロになってしまったという訳である。


 可哀想に。

お読み頂きありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 女性キャラが皆一癖二癖ありながらも主人公を思っているのは良いですね 癖が強すぎて可愛さを犠牲にしている所はありますが… [一言] レオニーが好きなのでレオニーの内面回が見たいですね 見た結…
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