表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常系ファンタジー  作者: 青井渦巻
生活の章
24/171

執事の役目

なにも考えずに書いてるのか!

 タルコスという執事の爺が居た。


 彼には、ケビンという冒険者の主人が居た。




「行ってらっしゃいませ、ケビン様。」


「ああ、行ってくる。」




 タルコスは、ケビンの生活を整えることに命をかけていた。


 完璧に仕えなければ、執事として失格だと思っていた。




「さぁ、ケビン様が帰ってくるまでに屋敷を掃除しなければ!」




 タルコスは掃除を始めた。


 とんでもないスピ-ドで、箒を手品のように捌き、掃除を終わらせた。


 どれくらい早いかと言うと、描写が2行で終わるほど早かった。




「ふぅ…次は庭の手入れだ…」




 タルコスは庭の手入れを始めた。


 とんでもないスピ-ドで、鋏を義手のように捌き、手入れを終わらせた。


 どれくらい早いかと言うと、描写を使いまわすほど早かった。




「さぁ、次は世界の危機を救わなければ!」




 タルコスは救世を始めた。


 とんでもないスピ-ドで、手のひらを蝶のように捌き、救世を終わらせた。


 どれくらい早いかと言うと、このくらい早かった。




「今度は宇宙を見回らなければ!」




 タルコスは宇宙遊泳を始めた。


 とんでもないスピ-ドで、重力を花びらのように捌き、宇宙遊泳を終わらせた。


 どれくらい早いか…と、聞くこと自体が愚かなほど早かった。




「では、最後に…話を終わらせなければ!!」




 タルコスは執筆を始めた。


 とんでもないスピ-ドで、キーボードをプログラマーのように捌き、執筆を終わらせた。


 どれくらい早いかと言うと、この例えすら追い付かな




「手を抜くなど、私にはありえぬ所業だ。」

30話までは毎日更新!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ