執事の役目
なにも考えずに書いてるのか!
タルコスという執事の爺が居た。
彼には、ケビンという冒険者の主人が居た。
「行ってらっしゃいませ、ケビン様。」
「ああ、行ってくる。」
タルコスは、ケビンの生活を整えることに命をかけていた。
完璧に仕えなければ、執事として失格だと思っていた。
「さぁ、ケビン様が帰ってくるまでに屋敷を掃除しなければ!」
タルコスは掃除を始めた。
とんでもないスピ-ドで、箒を手品のように捌き、掃除を終わらせた。
どれくらい早いかと言うと、描写が2行で終わるほど早かった。
「ふぅ…次は庭の手入れだ…」
タルコスは庭の手入れを始めた。
とんでもないスピ-ドで、鋏を義手のように捌き、手入れを終わらせた。
どれくらい早いかと言うと、描写を使いまわすほど早かった。
「さぁ、次は世界の危機を救わなければ!」
タルコスは救世を始めた。
とんでもないスピ-ドで、手のひらを蝶のように捌き、救世を終わらせた。
どれくらい早いかと言うと、このくらい早かった。
「今度は宇宙を見回らなければ!」
タルコスは宇宙遊泳を始めた。
とんでもないスピ-ドで、重力を花びらのように捌き、宇宙遊泳を終わらせた。
どれくらい早いか…と、聞くこと自体が愚かなほど早かった。
「では、最後に…話を終わらせなければ!!」
タルコスは執筆を始めた。
とんでもないスピ-ドで、キーボードをプログラマーのように捌き、執筆を終わらせた。
どれくらい早いかと言うと、この例えすら追い付かな
「手を抜くなど、私にはありえぬ所業だ。」
30話までは毎日更新!