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昭和霊伐記  作者: 小石 ピカリ
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弱点

純平が悲鳴の聞こえた家の柵を乗り越えて庭に入るとそこには腹から血を流して倒れている集落の女の子とその女の子の目の前に立つ血まみれの男がいた

「チッ、てこずらせやがって」

純平はこの男が物の怪だと確信した

「テェメー、何してやがんだ、離れろーー!」

純平は物の怪に向かって拳銃の銃口を向け引き金を引いた

バン!バン!

二回の銃声が響いた

純平の放った二発の銃弾のうち一発が物の怪の頭に命中した

「や、やった」

だか物の怪は倒れることなく純平の方へ向かってきた

「残念だったなぁ俺は鉄砲で脳天ぶち抜かれても死なねぇんだよ、上手く当てたのに残念だったな、てめぇもこの小娘同様死にな!」

そいつは純平に行き良く手を伸ばす純平は動揺して動けなかったその時男の左手が切り飛ばされた

「ふぅ、間一髪だったな」

水城が割って入った

「てめぇ何者だ」

水城の後に続き霞も到着した

「俺たちは抜刀隊、てめぇら物の怪を送る者だ」

「チッ、厄介な連中に見つかっちまったそれにこいつらがここに来てるてことは集落の外に見張りに付けてた奴を倒したてことかよ」

霞も刀を抜く

(3対1か武が悪いな)

すると物の怪は走り出し柵を乗り越え山の方へ逃げ出した

「待て」

水城も後を追いかける

「霞!純平を頼む」

と、言うと物の怪を追いかけ山へ入っていった

純平は女の子の元へ駆け寄った

「おい大丈夫か、死ぬな今助けてやるから」

「純平、くん、、ここは、危ないから、逃げて」

その子は純平にそう伝えると事切れた

「おい嘘だろ、おい!おい!」

純平が何度も問いかけるが返事は返ってこなかった

しばらくすると純平は女の子を抱え部屋を移したすると純平はサーベルを抜き山の方へ歩きだしただが霞が前に立ちはだかった

「待って、どこへ行くつもりなの」

「この子を殺したアイツをぶっ殺しに行くんだよ」

「落ち着いて!あなた一人で行ったところで倒し方も知らないのにどうするの水城さんの足手まといになるだけよ」

純平は落ち着きを取り戻した

「じゃああのバケモンどうやって倒すんだ頭をぶち抜いても死ななかったんだぞ」

純平は霞に問いかけた

「物の怪には唯一無二の弱点があるのそれは体のどこかにある核を破壊すること物の怪は核を破壊することで動けなくなりそして成仏していく」

純平はあることに気づいた

「ならあれが使えかもしれない一度家に戻ってもいいか」

「いいけどどうしたの?」

「来れば分かると思う」

純平たちは走って家へと戻っていった

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