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昭和霊伐記  作者: 小石 ピカリ
19/21

課業

純平が教室に入るとクラス中の視線が純平に集まる

「彼が今日から編入した河原木純平だ、みんなよろしくやってくれ」

「河原木純平です、よろしくお願いします」

「河原木は席は窓側の一番奥の鈴瀬の隣だ」

純平は指示された席に座る、前の席にはルームメイトの滝二郎が座っていたそして隣には滝二郎と同じ苗字で呼ばれていた女子が座っていた

朝礼が終わると隣の女子が話しかけてきた

「ねえ私、鈴瀬夏菜子(かなこ)よろしくね」

「河原木純平ですよろしく」

「あなたの前に座って滝二郎は私の弟なの」

滝二郎は後ろを振り向き

「知ってるよ姉貴、チビと俺は同部屋だから」

夏菜子は純平に質問する

「後純平くんって14歳ってホントなの?」

「ええそうですよ」

「じゃあこの中で一番最年少ってこと、ねぇたっちゃんは知ってたの」

「いいや初耳だよ、もういいだろ課業が始まる、後たっちゃんって呼ぶな」

女子の制服は主に紺色で襟など所々赤色も入っている上は折襟のダブルボタンで下はスカート

課業が始まる

(こんな事勉強するんだ)

午前の課業内容は数学や物理などの一般教養や法学や実務の専門知識を学ぶ

午前の課業が終わると夏菜子が話しかけてくる

「ねえねえどうだった座学の方大丈夫ついて行けそう?」

「数学とかの一般教育は全然大丈夫だけど法学とかの専門知識はもっと勉強しないときついかな」

午後の課業では柔道や剣道の武道や各自が得意とする武器の戦闘訓練などがある

(戦闘訓練って言っても軍隊がやってるとそこまで変わんないだな、唯一大きく違う点と言ったら使ってる武器だな、組のほとんどが刀や槍や弓といった前時代の武器で銃を使うのは少数派か、そういえばに集落で見た抜刀隊員もみんな刀とか槍だったなぁ)

「お前も見てないでやれよ」

滝二郎は純平に竹刀を渡す

「俺が相手してやるかかってこい」

純平は竹刀を構え

「わかった後悔するなよ、行くぞ!」

純平はあっけなく惨敗した 

「おいチビ、お前弱すぎだろ」

「剣道はちょっとかじったくらいでほかの武道は全く」

「駄目だこりゃ」

課業が終わり純平と滝二郎は部屋に戻った

「いてて、一本も取れなかった」

純平は医務室で貰った氷で肩を冷やしながらぼやく

「お前はまず構え方から違うんだよ」

「水城さんみたいに強くならないとなぁ」

「水城?、それって水城警部のことか」


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