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昭和霊伐記  作者: 小石 ピカリ
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動機

「君ななぜ抜刀隊に入りたいかの動機だよ」

「私が抜刀隊に入りたい動機は奴ら物の怪を全て潰すことです、私は物の怪によって家族はおろか集落の人たちも皆殺しにされました」

「ああ、聞いているよ、気の毒だったな」

「そして私は誓ったんです、奴ら全員根絶やしにしてやると」

「抜刀隊に入りたい動機はわかった」

(まあ大方(おおかた)予想はついていたが)

「次はもし君の集落を襲った物の怪が目の前にいたら君はどうする」

「今すぐにでもそいつを倒したいところですが今の自分の力ではどうする事も出来ません、集落が襲われた時、私も少し戦いましたが全く役に立て無くてむしろ足手まといでした」

「そうか、ありがとうもう十分だ」

川部は席を立ち上がった

「え、もう終わりですか?」

「ああ、それだけ聞ければもう十分だ、また三日後同じ時間にこの部屋に来なさいそれまでに決めておく」

「分かりました」

純平が退室しようすると

「それと今日はどこか宿で取ってるのかい?」

「いえ、」

「それなら官舎(かんしゃ)の一室を用意しよう今日はそこに泊まって行きない」

「ありがとうございます」

そう言うと純平は退室した、部屋の外に出ると水城(みずしろ)が待っていた

「どうだった面接の方は」

「意外と早く終わってしまいました」

川部(かわべ)警視正はなんて」

「また三日後同じ時間に来いと、後官舎に今日は泊めてくれるそうです」

「そうか結果は明日か、それと純平地図もってるか?あるなら官舎の場所に印つけてやるよ」

純平が地図を取り出すと水城はポッケから取り出したペンで地図に印を書いた

「官舎はここだから着いた後は管理人に聞けばいい」

「分かりましたありがとうございます」

そう言うと純平は内務省を出て官舎へ向かい純平は管理人に案内され用意された部屋に入った

「へー、ここが官舎か意外と狭いんだな」

純平は荷物を置きその場に座り込んだ

「それにしても面接は思った以上に早く終わったな、質問もたった二つしかなかったし、それに水城さんが言っては休学は難しいて理由の説明も無かったしなぁ、まぁ三日後になれば分かるかな」

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