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昭和霊伐記  作者: 小石 ピカリ
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序章

素人が作った、色々とこれアレのじゃねと思ったりする様な作品です

太平洋戦争中期 日本と米国(アメリカ)が太平洋諸島で激戦を繰り広げていた昭和十八年

この年、今まで徴兵を免除されていた満二十歳以上の文科系学生が徴兵の対象となった俗に言う学徒出陣である

十月二十一日この日、東京都 明治神宮(めいじじんぐう)外苑(がいえん)競技場(きょうぎじょう)では出征する学徒兵を見送る出陣学徒壮行会が行われていた

降り頻る雨の中、学徒兵たちは泥濘(ぬかる)みの競技場を戸山学校軍楽隊の演奏する扶桑歌(ふそうか)分列行進曲と共に競技場内を行進していた

その中に帝大四年生の河原木(かわらぎ)純平(じゅんぺい)がいた

彼は制服、制帽、足にはゲートルを巻き、腰に指揮刀を下げ学生隊の先頭を行進していた

(なぜだ、なぜだ、どうしてこうなった)

見送りとしてスタンドには五万人の人々が集まっており競技場内の出陣学徒は三万人にのぼった

(結局、未来は変えられなかったのか)

純平はそう自問自答しながら指揮刀を構え

「頭ーー右へ」

観閲官に対し投げ刀をする

(どこで間違えた、どこだ、どこだ どこでだ!)

なぜ純平はこうも自問自答しているのか時は八年前に(さかのぼ)

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