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特徴の無い「私」が転生したらこう行動した

作者: クリキントンイシマツ

第0話「ついに来たかこの時が」


カァー、カァー、カァー

キュルルルルル、キュルルルルル

ガァーグァ!ガァーグァ!ガァーグァ!ガァーグァ!

ドンドゥルマドンドゥルマドンドゥルマ


「…っ?ここは?」

私は激しい頭痛によって目が覚めた。

周囲を見渡すと木、木、木、石

そして頭上に鳥(?)が飛んでいて得体の知れない動物が私を囲っている。

(モテモテだな!)


これは、よくいる一般日本男児が異世界で頑張る話である。


【ちょっと前】

「眠い、眠すぎる。」カーテンの隙間からはまだ月光が射している、時計を見るとまだ未明のようだ。

突然夜中に起きて綺麗な月光を見ると外に出歩きたくなることはないだろうか?私は家から出て満足するまで散歩しようと思い、外に----ドッガシャン!

1歩目だった、敷地を出た瞬間。どうやら親子でチキンレースをしていたらしく、その丁度ど真ん中に私の家があったらしい…

(死んだ、一瞬で。まさか最後がチキンレースの餌食になるなんて、しかも親子揃ってアイアンハート過ぎる!!思えばろくな人生じゃなかった、落としたハンカチを拾って届けただけでモテモテになり、成績優秀、運動神経抜群、容姿はそこそこ優れていた。おまけに金持ちの両親、普通の人生を歩みたかった。こんなご都合過ぎるつまらない人生ではなく…ただ一つ普通と違うならアニメ放送されてる「なろう系」は全視聴してることぐらいだ)


------------------------


神「やぁ!神だよ!」


雲の上?いつのまにか目の前に屈強で鋼の肉体を持った、ゲームに出てくるオーガみたいなのがいた。


神「早速だけど、今から人生ゲームするからそこに座ってくれぇー」


私「…んー、ん??あれさっきたしかに死んだんだけど…えっ?アンタだれ?」


神「神と言っておろー、今から人生ゲームしてゴールした時の駒の能力、財産その他諸々が来世に繋がるんじゃよ」


私「オーケーオーケー、凄い能力を得て転生して周りから嫉妬の視線をモロで浴びるアレ展開ね。」


こうして神との人生ゲームが始まった。なんでオーガっぽい神も回してるのかは分からないけど楽しかったからどうでもよくなった。このオーガと喋ってて分かったことは別に人生ゲームでいつも死者の来世を決めてるわけではないらしい。

例えば

将棋、囲碁、チェス、オセロ、ジェンガにドミノ

育成ゲームからシューティングゲームまで…

その種類は人間の作った娯楽の数だけあるとかなんとか。この天界と呼ばれる場所には様々な神がいて、このオーガは[転生ステ振りおじさん]の1人らしい。

たしかに、1人で死者全員の相手してたら何日あっても足りないよね!(天界に時間の概念はないらしい)

そして、死者は神のマイブームに付き合わされて

ついでに、来世の能力を決めるらしい。

完全なる神の気まぐれ…


私「終わった〜、オガっちゃん!転生よろしくお願いします。なるべく楽しい世界で頼みますよ!」


約6時間にも及ぶ人生ゲームでオーガともすっかり打ち解けた、これから始まる新世界にドキドキとワクワクが止まらない。


オガっちゃん「任せろ!ふむふむこのステータスに合う世界ぃ、なるほどぉ〜、決めたここだ!!」


そう言ってオガっちゃんはいつのまにか現れていたルーレットボートに矢を投げると転生先が決まった、

その瞬間私の身体が光り始めた


オガっちゃん「言い忘れておったが、今回の駒的に死んだらそこでアウトだから!それでは健闘を祈るん」


平和な生活を送りたいのでそん事は関係ないな!

来るぞ来世…いや転生が!今から始まるニューライフ失った青春を取り戻せ!こんにちは新世界!


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