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暇なんで神様やめます!  作者: 夏冬
1章 入学式編
16/36

12

食堂は男女共通で使うために、男子寮と女子寮の間にある。

それほど遠くはなく、俺はフェイと一緒に歩いて食堂に向かっていた。


食堂の中は全校生徒が入るだけの広さはあるようでとても大きかった。

俺は食堂で日替わり定食を買い、適当に席に着くと、サンドイッチだけを買ったフェイが俺の前の席へと座る。

俺はフェイに持ってきたサンドイッチだけで驚きながら質問した。


「こんだけでたりるのか?」


「サンドイッチだけで十分だよ!」


フェイは笑顔でそう答えると、サンドイッチを食べ始めた。

フェイがサンドイッチを食べ始めたので、俺も定食を食べることにした。


俺が定食を食べ始めると、横から声が聞こえた。


「アレックス?久しぶり!」


俺は横を向くと、エミリが笑顔でこっちを見ていた。エミリは俺と目が合うとこちに向けて手を振ってくる。

俺はそんなエミリに俺が手を振り返していると、前にいたフェイは小さい声で俺に質問してきた。


「あ……あの子はアレックスの彼女なのか?」

「入学試験のときにできた友達だよ」


俺はフェイにエミリとの関係を教えていると、エミリが俺とフェイの横の席へと座り、俺の方を向いて話しかけてきた。


「アレックス来てたなら教えてよー!」

「今さっき来たばっかだったから、明日の入学式の時に声をかけようと思ってたんだよ。

それより、今日はエミリ一人なのか?」


俺は、エミリが一人なのが意外と思い質問する。

俺の頭の中ではエミリとシャロルはセットのイメージがあったからだ。


「いやいや、あとから来るよ。

シャロルが図書館に行ってるから、レティが呼びに行ったの。

……あ、私が先に来たのは席取りだから」


エミリがそう答える。

すると、それになぜかフェイが驚いていた。


「レティて、レティ=アルノートかい?」


フェイはエミリにそう質問する。しかし、質問されたエミリは、急に知らない人が質問してきたので驚いていた。なので、俺がフェイの紹介をした。


「エミリ、こいつは俺とルームメイトのフェイて言うんだ。」


俺が、フェイの紹介をしたのを聞いて、フェイは自分が自己紹介して無いのに気づいたのか、慌てて自己紹介をした。


「フェイでふ!よろひくお願いします!」


フェイは、慌てて自分が変なことを言ったのに気づくと顔を赤くして、うつむいていた。

すると、フェイの自己紹介を聞いて笑っていたエミリが自己紹介をする。


「アレックスの友達でエミリて言うわ!

こちらこそよろしくね、フェイ!」


エミリが笑顔でそう言うとフェイも笑顔で頷いていた。


「それでさっきの質問の事だけど、

レティ=アルノートがどうかしたの?」


エミリがフェイにそう質問すると、シャロルとレティが来たようで、エミリを呼んでいた。


「エミリ!……………………

アレックス!!久しぶりですね!」


「!!!久しぶり!」


シャロルがエミリを呼ぶと横にいた俺に気づき、レティと一緒に俺に近づいてきた。

俺は二人に簡単に「久しぶり」と挨拶をして、こっちに向かってきた二人に手を振る。


すると、フェイが席を立ちレティに向かって歩き出す。

レティはなぜか、驚き後ずさっていた。


「なんでレティがこの学園にいるだよ?」


フェイがそうレティに答えると、レティはどこ言いにくそうな顔をしていた。


「…………兄さんごめん……」


そう答えると周りにいた俺たちは驚いた。


「フェイってレティの兄さんだったのか?」


俺がフェイに質問する。すると、フェイはどこか申し訳なさそうに答える。


「貴族だとしると、どこかよそよそしい態度になる人が多いいから言わなかったけど、僕の本当の名前はフェイ=アルノート。

そして、ここにいるレティの双子の兄なんだ。」


フェイがそう答えると、俺はレティとフェイを見比べる。

レティはいつも眠そうな顔をしているが、フェイは活発そうな顔をしていて、パッと見は気づかなかったが、よく見ると二人とも口元や、ところどころ似ていた。


俺がそんなことを思っていると、フェイはレティの方をむき、話しかけていた。


「レティ、

母さんはこのこと知っているのかい?」


「……知ってる…………………」


「……ならいいけど、どうして僕に言わなかったの?………………」


「……言うの忘れてた…………」


フェイはそう言って元の席へと戻っていった。レティとシャロルもエミリが座っている席へと行く。


俺はふとあることに気づきフェイに質問をした。


「そういえば、入学試験で俺のことは知っていたのに、レティのことは気づかなかったのか」


俺がそう言うと、フェイはどうにも気まずい表情をしていた。


「それなんだけど………

実は、貴族の方の入学試験を受けていたんだ。

合格してから、学園に自分が貴族だと隠してほしいとお願いしに職員室に言った際に、職員室で君の話をしているのが、偶然聞こえたんだよ。

『アレックスの入学試験の内容は見たか?この学園史上最高の天才だ!』て、言っているのがね」


フェイがそう答えると俺は少し苦い顔になった。

俺は教員たちの俺に対する評価を聞いて少し大げさだと思いながら、溜息を吐いていた。


俺とフェイは食事が終わると、シャロルとエミリ、レティに挨拶をして部屋へと戻ることにした。


「じゃ、食べ終わったし部屋に戻るね!

 三人ともまた明日!」


俺がそう言うと、三人は手を振ってくれた。すると、フェイも三人に挨拶をする。


「シャロルさん、エミリさん、また明日あいましょう。

 レティは明日詳しく話聞くから……」


そう言ってフェイは三人に手を振った。




俺達は部屋にもどると、風呂に入り寝る準備をしていた。

寝る準備が終わると、俺は自分のベットへと横になる。すると、フェイも横になって寝るみたいだ。


「明かりを消すか?」


「お願いするね」


フェイの返事を聞きい俺は部屋の中心につるしてある、「魔法灯」から魔力を抜き明かりを消した。


※魔法灯 二つの方法で明かりがつく。1魔力を流すと魔法の術式により灯りをつけることができる。(無属性魔法)2魔力が無くても火を起こし灯りをつけることができる。その場合は、消すときには火を消さないといけない。(無属性魔法の術式により火が消えにくくなっているだけ)


次の日、俺とフェイは入学式に出るために学園の中にある、講堂を目指して歩いていた。


「初めて、総合技能学園の制服を着たけど、この制服を着るとやっとこの学園の生徒だと実感できるね」


一緒に歩いてるフェイは、制服を着てから嬉しいのか朝からずっとテンションが高い。

そんなフェイに話しかけられて、俺は温かい目をしてフェイを見ていた。



講堂近くになると、さっきまで騒がしかったフェイは、緊張しているのか急におとなしくなった。


「緊張しているのか?」


俺はそう聞きフェイの顔をうかがう。

フェイは緊張しているせいなのか、引きつった顔をしていた。


「ききんちょちょうなんかあししてないよ」


『緊張しまくじゃん!』と心の中で思いながら、苦笑いをしながらフェイを見ていた。


「なにに緊張しているんだよ……」


俺は呆れながら聞くと、フェイはどこか変なテンションで答えた。


「アレックスは知らないのかい?

 今年は、あの伝説の冒険者である『剣鬼』アレン様と『大魔導師』レイナ様の子供が入学するらしくて、今日この入学式に来るんだよ!?」


俺はフェイの発言を聞いてどこか遠いい目をした。

『父さんと母さんそんな有名人なの!?てか様付けとか………』そんなことを考えているうちに俺は入学式人出たくないと思った。


すると、フェイが俺の表情を見て変に誤解したらしくて変なことを言っている。


「アレックスもやっぱり、アレン様とレイナ様に会えると思うと緊張するよね?

 二人の子供なんて、どっちの科に入学したんだろう……」


俺はフェイの言動を聞きさらに深いため息をした。


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