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魔人 双子の章
帰還した双子は世界のありように絶望した
3年もの間神隠しに会っていた二人は世間から断絶された
周りは双子を精神異常と決めつけ病院に隔離しようとした
世間からの逃亡の末、双子は、病院の屋上から飛び降りた
かつて、事故で死に、異世界へ送られた時のように
もう一度あちらに渡れると思った
双子が目を覚ますと、見覚えのあるようなないような空間だった
以前きた場所と似ているようで違う空間
そこに、神と名乗る男の声が響いた
彼は死んだ自分たちをよみがえらせてくれるといった
そこは、かつて双子が守った世界
そこにまた帰れる
双子は喜んで受け入れた
懐かしい世界、美しいその世界に双子は喜んだ
「ねぇ、この世界ってあれから百年たってるみたいよ」
「ついこの間って感じだけどな」
「もう、あの頃であった人達はいないのかな?」
「それは、ちょっと寂しいね」
「クパルは生きてるかもな」
「なんたって不老長寿のエルフだからな」
「ま、小さいまんまかもしれないけど」
「それは、あるかも」
「ま、出会えたらまた三人で旅するのもいいかもな」
「そうだね」
双子の旅は始まる
数か月後の悲劇も知らずに
ラストスパートをかけていきます




