アルマの冒険終 アルマのスキル
ハーティを治療してから数日後
全快したハーティはまた旅に出るようだった
ティティ「いやぁほんとありがとうね!」
「あのままハーティ死んじゃうのかと思ってひやひやしたよ」
ハーティ「ボソボソ...ありがとう」
治癒師「骨も内臓も正常に機能している」
「まったく奇跡としか言いようがないよ」
ハーティ「ボソボソ」
ティティ「うんうん、アルマちゃんもよく頑張ったって言ってるよ」
「もう教えることがないくらい剣術も上達したしね~」
アルマ「師匠...」
「本当に、ありがとうございました!」
ハーティはうんうんとうなずいた
その様子をイアは嬉しそうに見ていた
そこにティティが小声で話しかけてくる
ティティ「イアさん、あなたの妹さんのことなんだけど」
「あの子のスキル、鑑定してもらったことある?」
イア「アルマのですか?」
「それが、鑑定しても見えないみたいで」
ティティ「そうなの?」
「なんでだろ..」
「ま、とにかく、あの子はすごいスキルを持ってるみたい」
「暴走しないようにしっかり見守ってあげてね」
イア「はい、アルマは、必ず私が守ります」
ティティはニコリと笑い、ハーティとまた旅立っていった
気になることを言われたイアはもう一度アルマの解析をしてみた
―個体名アルマ―
―スキル、解析不能です―
(あぁ、やっぱり見れないや)
―あなたの現世の記憶に類似スキルと思われる情報があります―
(現世に?)
(でも、現世にはこの世界みたいな魔法なんてなかったはずだけど)
―個体名アルマのスキルは超能力と思われます―
(超能力!?)
(現世でもお話の中にしかない力をアルマが?)
―以前洞窟から脱出したスキルは超能力、テレポーテーションのようです―
(そっか、それであの時、まったく別の場所にいたのね)
アルマ「どうしたの?お姉ちゃん、難しい顔して」
イア「う、ううん、何でもないの」
「ティティさんたち、いい人たちだったね」
アルマ「うん!」
「いろんなこと教えてくれたの!」
「私、強くなったよ」
「だから!私も連れてって!」
イア「アルマ...」
「今はまだ連れていけないの」
「危険な魔人と私は戦わないといけない」
「アルマにもしものことがあったら私は...」
アルマ「...だったら、待ってる!」
「だから、魔人たちもいなくなって平和になったら」
「一緒に、冒険に連れて行って!」
イア「うん、約束する」
アルマ(でも、こっそりついていくくらいならいいよね)
久しぶりに猫猫亭に顔を出したイア
ラウ「おお!久しぶりじゃねぇか」
「元気にしてたのか?イア」
ニリャ「心配したんだからね」
「あたしらに黙って出ていくし」
イア「す、すいません」
ラウ「ま、いいっていいって」
「お前さんにはやるべきことがある。そうだろ?」
イア「はい!」
ニリャ「アルマはあたしらに任せて、しっかり頑張ってきな」
イア「ありがとうございます!」
ニリャとラウに感謝しつつ
イアはトカリサの街へと帰った
その日のうちにアルマは旅支度をし
夜中にこっそりとイアを追いかけた
次回から本編に戻ります




