アルマの冒険8
ティティは二人を抱え、街の治癒師のもとへと急いだ
ハーティのほうは呼吸が止まっている
ティティ「まずい、まずいよぉお!」
「ハーティ、お願いだから頑張って!」
ティティは風魔法でジャンプする
数分後にはピルカの街の診療所についた
ティティ「先生!」
「ハーティが!ハーティが!」
治癒師「お、落ち着きなさい」
「そこのベッドに寝かせて」
治癒師がベッドのほうを指さすと、ティティは急いでハーティとアルマを寝かせた
治癒師「ふむ、こっちのお嬢ちゃんは大丈夫、気絶しとるだけじゃ」
「だが、こっちは、肺が両方つぶれておる」
「残念だが、わしの治癒術では...少しの間延命させることくらいしかできん」
ティティ「そんな...」
そこに、いつの間にか目を覚ましていたアルマが話しかけた
アルマ「師匠、師匠死んじゃうの?」
アルマは泣いている
ティティ「絶対、絶対にそんなことない!」
「先生!なにか方法はないの!?」
治癒師「すまんが、こればっかりは...」
「肺が再生でもせんかぎりな...」
アルマ「再生...?」
「そうだ、イアお姉ちゃんなら!」
「ティティさん、まだ望みはあります!」
ティティ「ほんと?アルマちゃん!」
アルマ「はい!」
「私のお姉ちゃん、イアお姉ちゃんは特殊な力を持ってて」
「蘇生や高度な治癒ができます!」
「私もそれで助かったことがあるんです」
治癒師「なんと、そのようなことが」
ティティ「アルマちゃん、そのイアさんって人はどこに?」
アルマ「たしか、トカリサという近くの街です」
ティティ「行こう!希望があるなら!」
アルマ「はい!」
ティティ「先生!それまで、ハーティをよろしくお願いします!」
治癒師「あぁ、全力を尽くすと約束しよう」
ティティとアルマは足早にトカリサへと向かった
目いっぱい急いだおかげで数時間でトカリサにつくことができた
トカリサのギルドに訪ねていくと
ちょうど先ほど聖王都トラムレビアから戻ったクパルとイアがいた
アルマ「イアおねえちゃん!」
イア「アルマ!?」
「どうしたの?こんなところまで?」
アルマ「師匠が!私の師匠が!」
イア「師匠?」
アルマはこれまでのいきさつを手短に話した
イア「詳しい事情は分からないけど」
「急がないとそのハーティさんって人が危ないのね?」
「クパル様!転移魔法をお願いします」
クパル「わかった」
「外、出て」
四人は外に出てクパルとともに転移魔法でピルカの街へ飛んだ
イア「アルマ、連れてって!」
アルマ「うん!」
急いで治癒師のもとへと向かった
ティティ「ハーティ!」
治癒師「おお!来たか!」
「まずい状況だ、もう持ちそうにない!」
イア「診せてください!」
イアはハーティの胸に手を当てた
イアの白皮がハーティの口から肺に侵入する
白皮はハーティの破裂した肺と粉々になった肋骨を再生した
治癒師「おおお、呼吸が戻ったぞ!」
「素晴らしい!機能が完全に回復している」
ティティ「ハーティ!よかった!」
ハーティの顔には血の気が戻り、苦しそうな顔は安らかな寝顔へと変わっていた
やっとこれもおわりです




