アルマの冒険6
ティティ「おっし!今日はちょっと強い魔物でも討伐しに行くか!」
ティティはアルマとハーティに言った
ハーティ「ボソボソ」
ティティ「ん?うん、そこまで強いの倒しに行くわけないじゃ~ん」
「実はさ~この先のダンジョンにさ~」
「オオコウモリやらダムドスネークやらが住み着いちゃって」
「んでね、知り合いの管理者に討伐依頼されてたんだけど」
「アルマちゃんの修行場所にはもってこいかなって」
アルマ「ダムドスネークってあの20メートルはあるへびですよね?」
「...すごく、怖いんですけど...」
ティティ「だいじょぶだいじょぶ、動きなんてそんなに早くないから」
「今のアルマちゃんなら勝てるよ~」
アルマ「うぅ、なんかすごく適当なこと言ってません?」
ハーティ「ボソボソ」
ティティ「絶対大丈夫って言ってるよ」
アルマ「し、師匠がそういうなら」
三人がしばらく歩くと遺跡のような朽ち果てた建物が見えてきた
ティティ「ここ、ここ」
アルマ「あ、あそこから中に入れそうですよ」
遺跡の中央に地下へと続く階段のある建物があった
三人は中へと入っていく
ティティ「ここは一昔前に観光地としてにぎわってたんだけどね~」
「魔物が住み着いちゃって危険だから封鎖されたんだよ~」
「でもね~、最近管理者さんがもう一度観光地化するためにね」
「あたしらに魔物が退治を依頼したってわけ」
アルマ「管理者さん、なんでギルドの人達に依頼しなかったんですか?」
ティティ「ふっふ~ん、いい質問だね~い」
「ギルドに依頼すると手数料プラス依頼料、報酬料がかかるんだ~」
「討伐依頼となると結構するかも~」
「なんせ命がかかってくるからね~」
「その点あたしらみたいなフリーの冒険者は報酬くらいだかんね~」
「安くつくわけよ~」
「あたしらなんて特にお安くしてるから~ね~」
アルマ「なるほど」
ティティ「ま、あたしらあんまお金に興味ないし」
「その日食えればいいやって感じかな~」
アルマ「かっこいいです!」
ティティ「タハハ、ありがと~」
ハーティ「ボソ」
ティティ「お、さっそくお出ましだね~」
前を見ると大量のオオコウモリが群れていた
アルマ「っひ!お、多くないですか!?」
ティティ「だいじょ~ぶ、こんなの数に入んないって」
ティティは弓を、ハーティ―は太刀を、アルマはロングソードを構えた
ティティ「いっくよ~!」
氷の弓が放たれて次々とオオコウモリを凍らせ、撃ち落とす
床に落ちた蝙蝠は粉々に砕けた
ハーティは太刀の制空圏を犯すコウモリを居合で切っていた
アルマも負けじとそれに続く
ロングソードを老手でしっかりと持ち、とびかかった
またも周りの時間がゆっくりと流れる
剣に力を籠めるとアルマは回転しながら数匹のコウモリは真っ二つになって落ちた
あっという間にオオコウモリの群れは全滅した
ティティ「おお~、上出来上出来~」
ハーティ「ボソボソ」
ティティ「うんうん、アルマちゃんいい動きだったよ~」
「あたしらの修行のたまものだね~い」
ティティはニヒヒと笑った
アルマ「き、緊張しました~」
「まだドキドキしてます」
ティティ「ま、慣れるよ~」
「がんばろ~!」
アルマ「はい!」
三人は奥へと進んでいった
途中にはニードルリザード、スライム、ポイズンスパイダーなどの魔物が出たが
三人は難なく突破していった
やがて、最奥へとたどり着く
ティティ「タハハ、こ、これは予想外、かな?」
ハーティ「ボソボソ」
ティティ「う、うん、これはちょっとやばい」
アルマは驚きのあまり声が出なくなっていた
最深部の部屋、だだっ広いその部屋には
20メートルどころではない
50メートルはあろうかという巨大すぎる蛇がとぐろを巻いて眠っていた
ハーティ「ボソボソ」
ティティ「うん、そーっと、そーっとね」
「アルマちゃん、逃げるよ」
小声でアルマに話しかける
アルマ「あ、あわわわ、あわ」
ティティ「どうしたの?早く立って、逃げないと」
アルマ「う、うしうしうし...」
ティティ「へ?牛?」
アルマ「うしうしうし...」
「後ろです!」
ティティが後ろを見ると巨大な蛇が鎌首をもたげこちらを睨んでいた
ティティ「に、逃げろぉおおお!!」
三人はもみくちゃになりながらダンジョンを引き返した
そのすぐ後ろを追ってくる巨大蛇
ティティ「あああああああああやばいやばいやばい!!」
「びゃぁあああ!!」
走りにくそうにしているハーティを負ぶって走るティティ
ティティ「聞いてないいい!」
「こんなにおっきいなんて聞いてないよぉお!」
アルマ「出口が見えました!」
光のさす出口
三人は一気に飛び出した
その後ろから巨大蛇が遺跡の入り口を破壊しながら出てきた
ティティ「くっそ~、逃げきれないよぉお」
ハーティ「ボソボソ」
ティティ「うぇ~、やっぱやるっきゃないかぁ」
アルマ「あれとですか!?」
ティティ「やらなきゃやられる」
「自然の摂理だよアルマちゃん!」
アルマ「ひぃい」
涙目になりながらアルマは剣を構えた
まだ続くの?




