23 大司祭とイア
トカリサのギルドに戻ったイア達一行はアルラードのギルド本部へと呼ばれた
イアはクパルとともに移動する
イア「どんな要件なんでしょう?」
クパル「嫌な、感じは、しない」
マスターの部屋の扉を叩くイア
マスター「入れ」
イア「失礼します」
マスター「来たか、速いな」
「少し待ってくれ、もうすぐ来る」
イア「来る?」
マスター「あぁ、まぁそう身構えるな」
「お前に会いたいやつがいる」
「ただそれだけだ」
イア「はい」
しばらくすると扉が叩かれる
マスター「入っていいぞ」
ミルファ「はい」
「マスター、今日はこのような場を設けていただきありがとうございます」
マスター「相変わらず堅いな、お前は」
ミルファ「あなたが、イアさんですね?」
イア「はい」
「あの、あなたは?」
ミルファ「失礼いいたしました」
「私はミルファ、ギルドの治癒部門を担当しております」
マスター「彼女はアルラードのサクレシャ教会大司祭でもある」
ミルファ「はい、未熟ながら」
「今日はイアさんがどのような方なのか」
「それを見極めるために来ました」
イア「それは...」
ミルファ「緊張しないでください」
「貴方のことは皆さんから少しは聞いていますので」
イア「私が..人を沢山殺してしまった魔人だということもですか?」
ミルファ「そちらはスキルの暴走による事故と聞いております」
イア「事故、ですか?」
ミルファ「ええ、能力が定着しないときにはよくあることです」
「このギルドにも少なからずそういった方はいます」
イア「人を殺すほどの暴走ですか?」
ミルファ「いえ...」
(やっぱり、そこまでの人はいないんだ...)
ミルファ「街一つを地図から消した人がいます」
イア「え!?」
イアはあまりの規模に驚いた
ミルファ「少なからず、そういった事例はあるんです」
「みな、事故ということで理解してくれますし」
「暴走しそうな子供はギルドで管理してきちんとスキルを扱えるように学んでいます」
「私たちサクレシャ教団もそういった子供達の支援をしています」
「ですからイアさん、困ったことがあればいつでも誰かを頼ってくれていいんです」
イア「あ、ありがとう、ございます」
あまりのことに驚き、喜びが込み上げてきた
ミルファ「では、イアさん」
「行きましょうか」
イア「え?」
「ど、どこへ?ですか?」
ミルファ「もちろん、我がサクレシャ教団本部の」
「聖王都、トラムレビアです」
マスター「気に入られたな、イア」
イア「え?え?」
マスター「そいつは気に入ったやつを教団の一番お偉いさん」
「つまり、教皇様に合わせたがるんだ」
「一度決めたら止められん」
「ま、社会勉強だと思って行ってこい」
イア「あ、え?は、はい」
なんとも唐突すぎて、納得もできていないが
従うしかないイアだった
マスター「クパル様、一緒について行ってあげてくれませんかね?」
クパル「いい、よ、暇、だし」
こうしてイアは無理やりトラムレビアへと連れていかれたのだった
PCを買い替えたので投稿が遅くなりました




