19 目覚め
イアは今とても心地が良かった
上も下もない空間に漂う体
何も考えず、ただただ浮かんでいた
そこに、あの少女女神がやってくる
シエティ「ねぇ、起きなくていいの?」
イア「うん」
シエティ「お友達、大変だよ」
イア「うん」
シエティ「守るんじゃなかったの?」
イア「うん」
シエティ「皆、死んじゃうよ」
イア「...」
イア「貴方が..貴方がこんな力を与えたせいで」
「私は多くの人を傷つけた」
「なのに!貴方が今更それを言うの!?」
シエティ「私が与えたのは解析者と加護だけだよ」
「その加護、どういうわけか、いや、何かに影響されたのかもね」
「本来いまのように自由に使えるはずだったのに」
「なぜか暴走していたの..」
イア「与えられたのは、二つ、だけ?」
「それじゃぁ、あの命を奪うスキルは?」
シエティ「あれはもともと君が持ってたものだよ」
「生前..今の君になる前からね」
イア「どういう、ことなの?」
シエティ「周りの人が不幸になってたの、偶然だと思う?」
イア「そんな..私の両親や、トキコさんは、私のせいで...」
シエティ「君のせいじゃないよ」
「その力を持って生まれちゃったのは誰のせいでもないの」
イア「でも、これのせいで、私はいっぱい人を殺しちゃった」
「きっと戻っても、誰かに憎まれて、恨まれて」
「そんな現実ならもう戻りたくない」
シエティ「なんでそう思うの?」
イア「だって..今私がここにいるのは、殺されたからでしょ?」
「あのとき、私を憎んでたあの女の子に」
シエティ「でもね、君には守らなきゃいけない人たちもいるはずでしょ?」
「今この世界は、いえ、すべての世界に脅威が迫ってる」
「君が行かなくても世界は滅んでしまう」
「でも、もし君が、この世界を守ってくれるなら」
「少しでも世界の崩壊は食い止めれるの」
「その力は本来そのためにある」
「奪うだけじゃない、与えることこそその力の本質」
「皆に、貴方の大きな愛を与えてあげて」
イア「...」
「与える...?」
「私は、私でも、誰かを守れるのかな?」
シエティ「守って、脅威から、悪意から、この」
「...世界を」
シエティはイアの手を握りながら言った
シエティ「今から危機に陥ってる仲間のところに飛ばすから」
「あとは自分で、どうするか考えて」
そして、「じゃぁ、また合おうね」
と言ってイアを飛ばした
気づくと目の前に広がる草原、その向こうに見えるクパルたちの姿
(誰かが、戦ってる...?)
イアは急ぎそばに向かった
黒髪の少女が今まさに赤い魔人に殺されようとしていた
その間に入り、盾で攻撃を防いだ
クパル「イア!」
イアは決意を固めた
(もう、迷わない)
イアは白皮を数十本もの武器に変えて攻撃を開始した
シュオウ「ほう、新手か」
「それも...同胞?なのか?」
「どちらでもいい、楽しませてくれ!」
シュオウも武器を構え、イアを迎え撃った
一応矛盾がないか過去の投稿みて直したりしてますが
変なとこあったら教えてほしいです




