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17 オーガの国1

 ~オーガの国イナカミ~


 小規模な島国ながら、武器工と戦闘用人材によって反映した国

白いオーガの姫が収めている


 クパルのスキルによって、アカネ、シムカも共にイナカミへとやってきた

今回はイナカミのオーガたちと強力せよとのマスターのお達しだった


アカネ「私は姫に挨拶をしてまいりますので」

   「しばらくお待ちください」


シムカ「では私は協力の件について話してきます」

   「オーガ兵の責任者はどちらに?」


アカネ「姫です」


シムカ「姫様がですか!?」


アカネ「はい、姫はほぼすべての責務をご自分でこなしております」

   「それに、姫の実力はこの国でも類を見ないほどの強さですよ」

   「姫と互角に渡れたのは私の兄くらいで...」


 アカネは最後にボソッと呟いた


シムカ「どうしました?」


 少し暗い顔になったアカネを心配してシムカは問う


アカネ「い、いえ、なんでもないんです」


 アカネは笑顔で答えた


アカネ「ではシムカさん、行きましょう」


シムカ「クパル様、どうしますか?」

   

クパル「私、待ってる」


 クパルは素っ気なく言った


 アカネとシムカは姫のもとへと向かった




アカネ「姫、交流隊アカネ、只今戻りました」


 頭を下げて言うアカネに習いシムカも頭を下げて挨拶した


シムカ「ご協力感謝いたします」


姫「ふむ、苦しゅうないぞ、面を上げい」


 シムカが顔をあげると、そこには幼い少女が座っていた

年は10歳くらいだろうか、髪の色は純白、赤黒い角に血の色のような瞳

長いストレートの後ろで髪を結っていた

美しい..そうシムカは思ったが、同時に幼すぎるとも思った


シムカ「アカネさん、この方、本当に姫様なのですか?」


アカネ「はい、間違いなく姫です」


シムカ「で、でも、あまりにも幼い、子供..」


そういいかけたところでアカネが止めた


アカネ「き、気をつけてください!」

   「姫はその言葉を聞くと不機嫌になるんです!」

   「怒った姫は誰も止められないんですよ!?」


アカネは相当慌てたが、姫は笑顔で答えた


姫「よい、アカネ」

 「そのようなことで怒っていては姫としての底が知れようというもの」

 「さて、魔人の話じゃったな」

 「その前に自己紹介をしておこうかの」


姫「わらわはハクラ、なかなかお目にかかれん白鬼じゃぞ、喜べ」


えっへんと手を腰に当てえばった


ハクラ姫「して、魔人のことなのじゃが」

    「報告には目を通した」

    「青の魔人に、黒の魔人、紫の魔人、そして、このイナカミに現れた赤の魔人とな」

    「そちらは以前魔人と戦ったようじゃが」

    「対処法はあるのか?」

    「みすみす我が民を死なせる気はないぞ?」


シムカ「そのことについてなのですが」

   「正直に私達の戦力では討伐は難しいでしょう」

   「以前戦った魔人二体は...」

   「魔人によって倒されています」


ハクラ姫「なんじゃと?」


 姫は顔をしかめて聞く


ハクラ姫「それは敵同士が勝手に殺し合ったということか?」


シムカ「いえ、実は」


 シムカはこれまでのいきさつを話した


ハクラ姫「ふにゅ、なるほどな」

    「黒の魔人を味方につけておるとは、大したものだ」

    「しかし、危険ではないのか?」

    「報告では黒の魔人も大勢殺しているのじゃろう?」


シムカ「そうですね」

   「確かに彼女は人を殺しています」

   「しかし...」

   「姫様、能力の暴走というのはご存知ですか?」


ハクラ姫「うにゅ、この国でも何件か報告例がある」


シムカ「おそらくですが、黒の魔人...」

   「イアはこの暴走のせいで意図せず殺してしまったと思われます」

   「彼女自身、そのことをとても悔いています」


ハクラ姫「人と同じような心を持っている、とでも言うのか?」

    

シムカ「その通りです」

   「魔人は...もともと人、もしくは亜人族の死者が何らかの形で魔人として蘇った」

   「それは青の魔人で確認済みです」


ハクラ姫「ではなぜ魔人は人を襲う?」


シムカ「彼らは何者かに心の闇、復讐心などを広げられていると思われます」

   「しかし、イアだけはそうはなっていない」


ハクラ姫「ふにゅ...そうか...」


 少し何かを考えたあと姫は聞いた


ハクラ姫「そのイアとやら、あって話がしてみたい」

    「ここには来ておらぬのか?」

    「直接あって話をしたい」


シムカ「それが、その...」

   「彼女は以前の魔人との戦いで激しく傷つき、意識を失ってしまい」

   「傷は治ったものの、未だ目覚めないのです」


ハクラ姫「そうか、ざんねんじゃのぉ」

    「そうなると、討伐は本当に難しそうじゃな」

    「じゃが、退けることなら出来るかもしれん」

    「この国の鬼は強いぞ」

    「そして、国でも比類なき強さを誇るアカネも帰ってきておる」

    「アカネの兄、シュオウはわらわにも引けを取らぬ強さだったのだが...」

    「すまぬなアカネ、わらわが不甲斐ないばかりに、シュオウを失った..」


アカネ「いえ、いいのです姫様」

   「兄も姫様のお役に立てて本望だったと思います」


ハクラ姫「そうか...そう言ってもらえるとわらわの心もはれるというもの」

    「この戦い、国を守って死んだシュオウのためにも、絶対に勝つぞ」

    「アカネ、お前には鬼兵きへいの指揮を頼みたい」


アカネ「はい!」


三人は作戦会議をはじめた



鬼の姫はかなり前から練ってたキャラです

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